「基本」の考え方
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
基本の需要性。
いつの時代も変わらない商売の根幹。
しかし、いつまでも同じレベルの基本を追い求めていては成長が無い。
基本を成長させていくことが何よりも重要だ。
個人でも組織でも、基本は同じ。
しかし、基本を学び土台が出来上がると、その土台からどんどん成長していき「基本」の領域が高まっていくのも事実。
ある企業の基本と別の企業の基本は違う。
いや、違うというより、レベルが違う。
ある企業の基本は、接客だとしよう。
しかし、別の企業の基本はそれは出来て当たり前。
鮮度レベルまで及ぶ企業も当然出てくるだろう。
更に、同じ鮮度でもそのレベルはまた違う。
要は、強い企業ほど基本レベルが高い。
他企業が「応用編」と思っている事柄が、その企業では基本としてくくられている場合もある。
目指す基本への追求度合いが全く異なるのだ。
基本を追求し、極め、そして進化させていく。
しかし、そこにばかり囚われると、本来の基本中の基本が抜けていく。
基本中の基本の幹を太らせながら、その周辺の基本の皮を増やしていき、基本という概念を太くしていく。
他企業から見ても応用編であることすらも、その企業内では基本として出来て当たり前のレベルにまで基本の概念を太くしていく事により、いつしか圧倒的なレベルの差になって、そのエリアで存在感のある店舗として君臨することになるのだろう。
いろいろな企業を見ていくと、ここ数年で急速に成長し顧客満足を得ている企業というのは、基本の概念が広がってきている事に気づく。
その企業の従来の基本概念と現在の概念では大きく成長しているのではないか。
それは、何かのきっかけが存在したのだろう。
そのきっかけは、トップの考え方やコンサルの影響、更には脇を固めるスタッフの存在等であることは間違いないが、いずれにしても現場にまでその概念が浸透していった事が大きな要因でもある。
基本を現場がどう認識するか。
基本中の基本ですら忘れ去られている企業も多い。
むしろそちらの方が大多数なのかもしれない。
しかし、これからの生き残りを賭けた時代に、基本レベルをどこまで自社で高められるかが、大きなポイントになってくるのだろう。
自社(自店)の基本レベル。
店長の冷静な目と適切な対応と取り組みが試される時代だ。
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