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2013年1月30日 (水)

相通づるもの

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


陳列の原理原則。

 如何に「商品」を魅せるか。

当然と言えば当然だが、意外に現実はそうなっていない。

 例えば、青果の陳列。

特設コーナーへ「ぶなしめじ」を陳列する。
この日は、1袋77円と日替わり特売に入っていた。
よって、30ケース仕入れて売場に全て陳列。

 ここまでは、どこでも同じだろう。

しかし、いざ陳列の段階で大きく違ってくる。

あるお店は、とりあえず表面上の段ボールの蓋をカットしただけで終わる陳列。
あるお店は、その上に2段程度商品を重ねて陳列し、単品を浮き立たせて陳列。
またあるお店は、それをひな壇にして、よりダイナミックに見えるように陳列。

最後までやれば、表面をカットしただけのお店よりも、倍の売上を見るだろう。

 そこが、商売のセンスなのだ。

如何に効率よく陳列をこなすかという視点に立てば、カットだけの陳列になる。
如何に効率よく商品を回転させるかという視点に立てば、最後までやり遂げる。

先日、そんなダイナミックな陳列をしている売場があった。

 “これは使えるな”

そう想った私は、近くにいたパートさんに話しかけた。

 「こんな売場造りをすると、売れるね。」

彼女は、即さま答えた。

 「そうですね、奇麗な陳列ですね。」

「私も、平台にえのきを陳列した時に、このように奇麗に大陳したらその売場にお客様が殺到して売れた記憶があるんです。」
 
 「そうか、あなたと同じだ(笑)。」

「そうなんです。売場も女も同じですよ!。」

 「いやいや、男だって同じだよ(笑)。」

奇麗なものには、人が寄ってくる。
それは単に「奇麗」という事だけではなく、「魅力」という言葉に言い換える事もできる。

 魅力ある売場。
 魅力ある人間。

そこには、人が引き寄せられていく。

 特に、男は内面の魅力。

妥協しないで追求していくという意志をもって行動するという強さ。
それはいつしか、自分の内面だけでなく表面に及んだとき、人は多いに輝くのだろう。





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コメント

それが楽しくてこの仕事をしてるんですよね!
全部自分でやりたい!
※店長失格発言(笑)。

投稿: かわらい | 2013年1月30日 (水) 23時09分

同じ商品でも陳列ひとつで売上げは劇的に変化する。この面白味こそ販売に携わる者の醍醐味ではないでしょうか。その面白味に店長が関心を持って担当者と共有しモチベーシヨンを上げていく。この繰り返しが店を強くする大きな武器になっていくと思います。

投稿: dadama | 2013年1月30日 (水) 17時19分

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