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2012年12月22日 (土)

新店荒利

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


どの企業のどの新店も、新店スタート時の荒利予算がある。

 当店も、独り立ちする為の荒利予算を持つ。

私は、この荒利予算には、ある意味を持っていると思っている。

 それは、安売りをする為の予算ではない。

それも大きな要因ではあるが、もっと積極的な予算として使っていきたいと思っている。

 それは、基本を維持継続する為の道具。

新店はスタート段階で最大の売上を記録し、3週間後には最低の売上に低迷する。
この流れは、過去の新店の流れとなる。
必ず、この流れを踏みながら新店ちはその後の行方を模索する。

実は、この場面からどう方向付けるかで、お客様の支持が変わっていくのである。

 頂いた予算を、更に安売りに向けるだけの対策。

このブレ現状の中で、売場の基本をしっかり確立する事に軸を置いた対策が大切だ。
この基本を守るだけでも、相当の荒利を食ってしまうものだ。

 ある時は在庫過剰に陥り、ロスが発生する。
 ある時は欠品状態になり、追加納品が生まれる。

いずれも、利益を大きく食いつぶす要因だ。
しかし、売場の基本を維持し続ける為に、失うものは生まれるのである。

 それが、荒利である。

安売りでお客様を呼んだところで、来店されたお客様にチラシ商品以外の売場で感動して頂けなければ、繰り返し来店してはくれない。

 一度掴んだお客様を二度と離さない為に。

絶対に離してはいけないのがお客様だ。
もう一度来て頂く為に、繰り返し来て頂く為に。

 全ての状態をワンストップショッピングに合せる。

当面の荒利を犠牲にしてでも、この軸だけは譲れない。
その結果としての荒利予算。

方や安売りという武器でお客様を呼ぶ対策を実施しながら、別の軸でリピーター拡大策を図っていく。

これが、3週間後の低迷期からの地道な作業となる。
幸いにして、年末という集客場面が訪れる。

 この場面をどう活かすか。

これも、私の当面の課題であろう。


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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
我々現場の人間は何は無くても、「売上拡大」をまずは目指すべきだと思います。
損益分岐点を下げるという努力は、本部サイドの「作」を受けて現場で施行していく事だと割り切って考えています。
我々は、まずは売上拡大。
その為に競合店対策をはじめ、お客様対策等全ての資産を集中することなのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2012年12月22日 (土) 23時07分

長年かけて決まった荒利は上げようとしても
なかなか上げられません。
現在6店舗のローカルスーパーの
生き残りとは?
徐々に下がっていく売上高に対し
損益分岐点を下げるには?
難しい問題です。
(てっちゃん会、決まればどの日でも行きます!)

投稿: かわらい | 2012年12月22日 (土) 22時46分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
養育費、まさにその通りですね。
その経費をどう使うかで店長としての力量が問われるのでしょうね。
目先に囚われず、未来の栄光の為にどれだけ今の経費を使えるか。重要な視点だと思います。

投稿: てっちゃん | 2012年12月22日 (土) 16時11分

店舗も生まれてから独り立ちするまでは養育費が必要で、如何に素直に成長させて自立させるのか。そして何十年か後に改装・閉店を迎えるまでにどれだけの利益を創出したのか。店の大切な一生を決める時期が今なのではないでしょうか。この商圏でどう大きく育ててお客様に・会社に・メンバーに貢献していくのか。店舗の一生も人間の一生も似ていますよね。店は生きている。店を動かしているのは工場のようにモーターやコンピューターでなく人間であり、経営も理論や数値管理よりも心理・感性が大切になってくると思います。

投稿: dadama | 2012年12月22日 (土) 10時27分

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