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2012年12月 7日 (金)

持つべき在庫

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


開店時と比べて、気温や気候もめっきり冬らしくなってきた。

 売れ筋が変化してきている。

それが、パートさんや社員の発注精度を更に混乱させているようだ。

 発注精度が高まれば、在庫過剰も減少。
 更に、売場のチャンスロスも減少できる。

しかしそれは、外部与件が普遍の場合であり、固定の条件でも発注精度を高めるのに時間のかかる条件下で、外部与件としての気候の変化が加われば、更に修復困難な状況になっていることは想像に難くない。

 そして、ホットメニュー素材の品切れ発生。

これは発注を受け持つ部門だけの問題ではない、製造部門でも、それを見越した作業指示書の作成やそれを受ける担当者の売れ数見込みの先取りも必要である。

先日、全体朝礼でこんな事を言った。

「季節の変化が激しいこの頃です。特に寒い季節に食卓に載るメニューの素材や単品の動きが活発化してきています。これら、真冬に向かって消費が拡大する商品郡は在庫を持って下さい。従来の2倍、3倍の動きになっている筈、だから冬型商材は在庫過剰ぎみでも良しとします。逆に夏型商材はどんどん消費が低迷していく。だから品切れ気味でも良しとします。それくらい大胆に発注をして在庫管理をしてください。製造部門も同様。それら商材が今後2倍、3倍で作業指示書に載る事を想定して仕事に取り組んで頂きたい。」

在庫過剰に陥っても許されると思うから、思い切って行動できる。欠品しても良しといわれるから、夏型商材を思い切って減らせる。その思い切りが季節の変わり目には必要な事だ。

 「欠品させるな!、でも在庫過剰になるな!。」

では、必ず中途半端は発注になってしまう。
必ずこれからのトレンドを見越した発注数量が必要であり、常に上昇トレンド商品はお客様の先手を取らなければならないし、下降トレンドも先手を打って在庫管理することが重要になってくる。

その事を、何も知らないパートさん達にどうお伝えるか。

 リスクを負わせない事。

責任は上司や社員が持つ。
その言葉でどれだけ前進できるか計り知れない。

そうやって一年二年と経過するに従い、52週を理解しながら、自らの生活体験も含めて発注精度が高まり、ジャストインタイムな小回りの利いた中小スーパーに仕上がっていくのである。




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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございました。
お酒がいっちゃいましたか?。震度5並みになると酒は覚悟しなければなりませんね。
こちらは何事も無く済みました。
それにしても、今回は長かった。

投稿: てっちゃん | 2012年12月 8日 (土) 00時24分

dadamaさん、コメントありがとうございました。
白菜やねぎは鍋材の中軸ですからね。
その責任は重いですね(笑)。
おかげさまで、冬型商材の欠品は本当に少なくなりました。

投稿: てっちゃん | 2012年12月 8日 (土) 00時20分

地震ビックリしましたね~!
大丈夫でしたか?
こちらではお酒がけっこうやられました。
やなものを思い出しちゃいました。

投稿: かわらい | 2012年12月 7日 (金) 23時37分

「責任は上司や社員が持つ。」
指示した以上責任を持つ姿勢は大切ですね。
平日と週末の食パターンの違い、特におでん・鍋商材という家族団欒食材の在庫は要注意ですね。特に鍋食材は全ての部門にリンクしますから一部門の欠品が命取りに・・・私も現役時代、白菜やら葱やら欠品させ他店に走り回った経験があります(笑)。


投稿: dadama | 2012年12月 7日 (金) 21時14分

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