厳しい話
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
いよいよ、部門の担当者が配属になった。
全従業員が揃ったことになる。
当初は私と副店長で立ち上げた新店。
採用活動を通しながら、着々と進めていった。
更に、部門チーフが配属になり、新店設立の意義等を共有し、面接採用されたパートさん達が続々と入社配属され、部門毎の店舗研修がスタートしてった。
更に追加で入社してくるパートさん達が続々研修に参加してくる。
同時に、月に2回程度の接客研修会では、どうしても一同に集まれないデメリットを解消すべく、店舗の共有ルールや考え方、方向性も同時に研修するスタイルを取ってきた。
そうやって、真っ白な状態の従業員を徐々に新店カラーの染めていく。
そこに至るまでの苦労を共にしてきたチーフ達との信頼関係も構築してきた。
そんな過程での、今回の担当者の赴任。
赴任当日、私は厳しい言葉で向かい入れた。
「皆さんは、今まで既存の店舗で優秀なパートさん達に囲まれて仕事をしてきた。しかしこの新店。3か月あまりの店舗研修で実力を上げてきたとは言え、既存店のパートさんのレベルが10だとすれば、この店舗のパートさんの力は3から4だろう。それは当然の事だ。なぜならまだ実戦経験が無いからだ。店舗運営訓練は何回かしたとは言え、自分のお店を持たないパートさん達のレベルだからタカが知れているだろう。そのギャップの戸惑いが皆さんの顔に出たらどうなるか?。よくわかっているな。」
「今回の採用は、すべて私(店長)が100%の責任で採用配属した人たちだ。だから退職に関しても100%の責任を私は持つ。もし退職の過程で皆さんの名前が挙がったら皆さんは私とは仕事が出来なくなると思え。それが厭なら、今すぐこの場から退場してほしい。そんな覚悟の無い従業員とは仕事が出来ないと言う事だ。」
期待に胸膨らませて赴任した担当者達には相当厳しい話だろう。
しかし、パートさん達が入社して以来、長い間付き合ってきてその成長を見てきたチーフ達の苦労を思うと、その歴史を知らない担当者にもそれまでの過程を話しながら、早々にその流れに乗ってほしいと思う。
そして、例によって、「目」と「目」での挨拶の大切さやこのお店でのルール等の説明を副店長がきっちり説明して、その後に部門チーフと合流して今後のスケジュールの打ち合わせに入った。
いよいよ、全従業員が出そろった。
良くも悪くも、このメンバーで開店だ。
そして、このメンバーで戦っていく。
私は、このメンバーを最強に鍛え上げていく。
開店までの最後の総仕上げが待っている。
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コメント
CAPさん、コメントありがとうございます。
新しいお店の出店。
近くに住んでいる方にとっては「ワクワク」してきますね。
そしてCAPさんの近くのお店が私のお店だったら私も嬉しいですね。
「また来てみたい」
そんなお店にしていきたいですね。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿: てっちゃん | 2012年11月 6日 (火) 20時56分
てっちゃんさん、初めまして。
半年ほど読ませて頂いてました。
私のうちの近くにももうすぐスーパーが開店する予定です。
もしかしたらそこがてっちゃんさんのお店なのかなあ、と期待してみたりしています。
妻は色々なスーパーで買い物をするのが好きなので、そのお店も今から楽しみです。
そこがてっちゃんさんのお店かどうかは別として、新しいお店が良いスタートを切れることをお祈りしています。
投稿: CAP | 2012年11月 6日 (火) 00時53分
KOZOさん、コメントありがとうございます。
自らの器もどんどん大きくして行きたいですね。
投稿: てっちゃん | 2012年11月 5日 (月) 22時43分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
正確には、私と副店長と本部スタッフで面接をしたパートさん達を、採用決定し部門配属までを決めたのが私で、その後赴任した部門チーフが教育を主に担当し、今回いよいよ部門担当者(チーフ以外)が赴任をして全従業員の揃いぶみです。
パートさん達の採用決定と部門配属に関しては私の一存で決定したため100%の責任を持つという認識です。
初期教育と接客研修は重点的に店長や副店長が担当し、部門教育と店舗研修はチーフやチレーナーの主な領域です。
投稿: てっちゃん | 2012年11月 5日 (月) 22時35分
会社は経営者の器以上にならないといいますが、同様に店は店長の器以上になりません。
てっちゃんの思いが強いほど、店も強くなっていくことでしょう。
投稿: KOZO | 2012年11月 5日 (月) 19時54分
てっちゃんのお店では、店長がパートさんの教育をこなし、直前に担当社員に引き継ぐと言う事ですよね。自社は開店3カ月前には社員も配属されるので、教育を通じパートさんの技量レベルを社員が肌で感じ取りながら開店を迎える事が出来るのですが、それでも相当な混乱を来たしています。(笑)
自社?私には100%の雇用責任を持てる自信もレベルもありません。現場の従業員と管理職の信頼感・一体感、新店・既存店に拘らず強い店を作り上げるための要であると思います。
投稿: dadama | 2012年11月 5日 (月) 17時43分