パン認識システム
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、通勤途中でラジオから面白い話題が流れてきた。
「パン画像識別システムを使ったレジ清算」
なにやら、都内のベーカリーショップで、レジに差し出したトレイに乗ったパンを画像で認識してパンの種類と価格を表示してくれるシステムが発明されたという。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=o4LJ6eEEjI8
このショップでメーカーに要請していた機種らしいが、良く言ってくれたものだ。
店内の数十種類のパンを全て記憶して、レジ清算時にそのパンの種類をレジに表示されているパネルをタッチして清算する業務が如何に複雑か。
ベーカリー部門を持つ店舗であれば、必ず同じ悩みを持っていた筈だ。
このパンの種類が覚えられなくてベーカリーを去っていくパートさんもいるほどだ。
だから、この画像認識システムが導入される事によって、店内の数十種類のパンのアイテムを記憶する事無くアルバイトが即レジ清算が可能となり、ベーカリーの高い従業員コストが低減され、利益構造も変化してきそうな予感はする。
ベーカリー部門ほど利益の出にくい部門は無い。
その一番の原因は人件費。
利益率は高いが、それでもそれ以上の人件費を費やしてしまう。
ベーカリー部門からレジ清算業務が無くなるだけで、その人件費の低減は大きな効果がある。
しかし、ベーカリーでレジ清算をしない分、通常のレジでその認識が出来るかと言えば、ノーだ。
だから、専門家が存在するヘーカリーの中でのレジ清算が義務づけれてしまう。
ここが改善されるだけで、ベーカリーのコスト構造が改善される可能性は大きい。
そして、この画像認識システム。
いずれは、レジ清算システムと連動して生まれ変わるだろう。
要は、画像認識とレジ清算が連動して全てが一つのシステムで処理されるシステムへ進化していくだろう。
そうなれば、清算時に画像処理してパンを認識してくれると同時に、価格まで判断してレジ打ち込みをしてくれ、お客様の買物の総合計金額まで清算し算出してくれる。
これによって、更にベーカリーの人件コストは低減出来る。
ますます、我々の業務は販売業務へ専念出来るというものだ。
上記のような販売面での工夫以前に、ベーカリー部門とはレジ清算業務や製造業務に時間を取られ、販売業務がどうしてもなおざりになってきた経緯がある。
もう一度、販売技術を磨く事がベーカリー部門の復興を図る最大の課題では無いだろうか。
その件については、後日。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
日本シリーズもジャイアンツの優勝で日本全国活気づく気配ですが、今ひとつ感動に欠けたシリーズだったかな。
やっぱり3対3にもつれ込んでこその日本シリーズですよねぇ〜。
投稿: てっちゃん | 2012年11月 4日 (日) 19時36分
KOZOさん、コメントありがとうございます。
いずれ、買物かごを置いただけで瞬時に総計が出るなんて時代になるんでしょうねぇ〜。
投稿: てっちゃん | 2012年11月 4日 (日) 19時29分
現場からのニーズに応えての技術的支援。
もちろん費用対効果の検証も必要でしょうか゛現場の問題を解決してあげようという会社の姿勢が現場力を上げ、結果会社の力を上げていくのだと思います。ただ、激変する社会・経済環境・・・家電業界の短期間での衰退ぶりのような予期出来ない事態が業種を捉われず今後起こりえるのでしょうね。異常気象が当たり前に起こる時代、我々の業界も明日は何が起きても不思議ではないという緊張感を持って日々の業務に望まなくてはいけないのだと思います。
と言いつつ、明日からは野球セールに全力投球ですが(笑)
投稿: dadama | 2012年11月 3日 (土) 22時29分
最近はPOSレジも赤外線センサーからCCDカメラに切り替わって来ていますので、その延長線上の技術なのでしょうね。
新店もレジ等最新のものを導入されると思いますので、そちらも楽しみですね。
投稿: KOZO | 2012年11月 3日 (土) 19時45分