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2012年11月 6日 (火)

中国での復興

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のガイアの夜明け。

 某国で略奪破壊された「平和堂」の復興。

イオンと並んで、本当にひどい惨状に思わず絶句した。

 「これが人のする行為か!。」
 「この国には人としてのモラルがあるのか!。」

そして、そんな記憶も薄れかけてきたこの頃。

 あれから数カ月。平和堂は復興した。

番組を見ていると、その暴動がほんのごく一部の住民の犯した犯罪であることを放映していたが、とは言え、犯罪に対しての警察当局の行動も犯罪を見過ごす対応でしてかなく、まだまだこの国に対しての不信感は私自身は払拭出来るものでは無い。

しかし、番組では現地スタッフに関しても放映していた。

 現地スタッフの方がむしろ複雑な心境だったのかも知れない。

襲撃後から自宅待機を命ぜられ、店舗内にも入れない状況が続いたが、誰ひとりとして脱落せず戻ってきた。

そして数日後に現地に入った社長を迎え、復興の社命を受ける。
その顔は涙に溢れ、社長に一人一人が自分の胸の内を言って退社していくシーンは感動ものだった。

 「私たちが復興するから、社長は安心して。」

そんな言葉を次々に社長に掛けていく。

夏原社長がこの国で復興すると決めた要因。

 それは、従業員たちの復興に掛ける決意。

日本の企業の良さは、従業員とともに存在する使命を持つことを第一義とするところだ。

 この時の決断もそこに集約された。

この国での営業面での利益創出の大きさもあるだろうが、現場に社長が赴き、そこで現場の従業員の意気を知る。

またいつ発生するか分からない暴動の可能性。

それでも、復興を決断するその背景は、共に働く従業員の意気に感じて彼らの為に復興を決意する経営者。

この商売の本質を見失わない限り、この国もいつか高いモラルを持ち合わせていくことだろうと思いたい。




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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
決して行儀の良い事だけが良いとは思いませんが、どんな状況に陥っても人の倫理に照らし合わせて行動できる集団心理は、このような場面で出てしまうのだと思います。
そして、それに対しての日本の態度。
この態度が諸外国が見ると、どう映っているのか?。
立派な倫理観を持ち合わせた国民と見られているのか、はたまた何も出来ない意気地無しの国民と思われているのか。こちらも気になるところですね。

投稿: てっちゃん | 2012年11月 7日 (水) 06時19分

日本人の美徳・道徳感。昨年の大震災の時の「絆」・・・時代が変わり価値観の変化があっても日本人としてのDNAは失いたくものですね。某国も全ての人がマスコミに取り上げられるような事をする訳ではないのでしょうが、イメージというのは怖いものだと思います。お客様の店舗イメージも同様ですが・・・

投稿: dadama | 2012年11月 6日 (火) 23時14分

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