地域特性
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
開店初日から、地域特性は出ていた。
所謂、魚文化の地域。
かって、交通の便が発達していない時代は、魚は保存して流通していた。
そして貴重なカルシウム源。
だから、塩鮭鱒や魚卵、更に塩干物の強みで鮮魚の構成比が高いものだが、まさにそんなエリアである。
それが、街中エリアであれば、特売の中での牛肉の構成比が以上に高まり、精肉の売上が極端に高まるエリアもある。
同様のチラシ原稿でも、お客様の反応は「鮮魚」だった。
生いか、切り身、魚卵等。
鮮魚品から塩干品に至まで幅広く購入されている。
そして、「マグロ」だ。
主力に集中するきらいはあるが、なにせマグロは強い。
結局、初日のマグロは完全に売場がお客様に追いついていない状態。
これだけの各店のプロが集結するなかでの、品薄状態だからいかに回転していたかが分かる。
私は、魚文化の地域ほど、当社の伸びしろは広いと思っている。
それだけ、精肉は後から伸びてくるもの。
当初の華やかな売上とは裏腹に、品質の違いが味に現れて、それがお客様に理解されるまでには、結構なタイムラグがある。
その間に、肉の品質に理解を示すお客様を囲い込めば、ファンの増加に繋がるだろう。
とは言うものの、「和」の文化かと言えば、それも違う。
客層の若さが溢れていた。
味の良いシャンパンやリキュール、そしてチーズ類の動き。
更には、ちょっと高級なドレッシングや焼きたれ、そして今半のすき焼きのたれ等が意外に売れて欠品状態。
地域が変われば、嗜好も変わる。
そして、やま文化とも言える魚嗜好。
この地域特性を武器にできるかどうか。
今後の私の腕に掛かっていると言えるだろう。
この事実からは逃げる事は出来ないのだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
自分の考えや意志を表明することはリーダーの必須条件だと思います。
店舗のスタッフはパートさん達は、常に店長の動向を見ている。
どんな方向性を示すのか?、どんな価値基準を持っているのか?、具体的に何をしようとしているのか?、不明確でも、毅然とした態度で方向性を示せるのが店長の態度だと思います。
投稿: てっちゃん | 2012年11月25日 (日) 23時55分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
本格的に、わたし色に染まっていくのは次年度からかなぁ〜と思います。
今年いっぱいは基礎固めの時ですねぇ〜。
但し、クリスマス・年末は思いっきり失敗しようと思っています(笑)。
投稿: てっちゃん | 2012年11月25日 (日) 23時51分
貴重なアドバイスありがとうございます。
早速、現在の曜日セールを強化していこうと
思います。
今日のブログから自分の考えを
もっとお客様に表現していこうと言う
決意をあらたにしました。
投稿: かわらい | 2012年11月25日 (日) 06時00分
「この地域特性を武器にできるかどうか。今後の私の腕に掛かっていると言えるだろう。この事実からは逃げる事は出来ないのだ。」
地域特性を一番理解しているのは、社長でもなく本部でもない。現場なのですよね。店長は現場責任者であり、お客様の要望・期待に前向きに捉えていかねばならない。
店長の権限&責任に基づいたポジティブに攻められる組織風土。
企業規模の大小に拘らず、失ってはならない商売の原理原則であると思います。
てっちゃん色に染まっていく●●店、機会があればまた訪れたいと思います。
今度はアポイントを取ってからにしますね(笑)
投稿: dadama | 2012年11月24日 (土) 22時26分