色が出せない
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
開店時に関係者から、よく言われた言葉。
「てっちゃんの色が出ていないね。」
何人の人から聞いただろうか。
要は、開店時から私の色を期待していたらしい。
今回の開店では、私は一切売場と商品には口も手も出していない。
だから、私の色が出ていないと言われれば、その通りだ。
至ってベーシックな売場と商品展開。
開店から最初の日曜日までは、いわば開店のお祭り。
何と言ってもチラシ商品の動きが全てであり、その他の定番の品揃え商品の購入頻度はその日のメニューに合わせた買い回りは少なく、如何にチラシ商品を全面打ち出して混雑した店内で分かり易く見易く買い易い展開をすべきかが、新店オープン時の鉄則だと思っている。
まして、店舗人員だけではなく、本部商品部が主導でチラシ商品を選定しその商品でいくら売って予算達成させるか、更に必要人員を他店からの援助計画で満たしながらトータル計画を立てていく。
その縦割り主導で計画と実践を進めていくのが一番効率の良い開店のさせ方でもある。
それだけ、新店開店時のチラシとは強烈であり、その商品を目的に来店されるお客様の数も相当である。
その期待を裏切る売場は造れない。
ある意味、この期間の店長の仕事とは、全ての計画を本部主導に委ねお客様の動向と商品動向を見続け、事前に仮説を立てたお客様の実像を検証するのが本質だと思っている。
だから、この二週間で見えてきた事実は本当に大きい。
“意外に、こんなお客様が多い”
“意外に、こんな時間帯が強い”
“意外に、こんな商品が売れる”
そしていよいよ12月。
ようやく店舗運営の軸に販売を据える時だ。
「そろそろ、本部主導の販売計画から、我々店舗のチーフ主導で売場計画を立案していく時期だ。いままで見てきたお客様の動向から、自分の意志を全面に出して計画立案していく時期だぞ。」
チーフミーティング時の私のコメント。
いよいよ、私の色とチーフの色が混じり合う時がきたようだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
やはり、この部分は個店個店で大きく違うものですね。
いや、大きく違うと感じるだけなのかも知れない。
それでも、その違いを最大限に表現していく事が地域のお客様に支持される手法なのだと思います。
そう言う意味では、従来の手法や成功事例は通用しない。このお店だけの成功事例をどんどん産出していくしかない。
そんな新たなチャレンジを想うと、楽しくもありやりがいもひとしおですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2012年11月30日 (金) 00時04分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
楽しみでもあり、恐怖でもある。
全ては私個人の責任で店舗の数値を背負う事になる訳ですから、その緊張感たるや尋常ではなくなる。
しかしそれでも、そうする事が一番リスクが少なくなると信じてやるだけです(笑)。
投稿: てっちゃん | 2012年11月30日 (金) 00時00分
開店はお祭りですから、会社上げてお客様と盛り上がれば良いのだと思います。まずは店長のポリシーではなく、企業ポリシーをきっちりとアピールする。企業ポリシーに則り店長が地域に合わせたアレンジをしていく。
企業ポリシーは私もしっかりと感じ取る事が出来ました。これを基本に、本部では察知しきれない“意外に、こんなお客様が多い” “意外に、こんな時間帯が強い”
“意外に、こんな商品が売れる”現場の事実にてっちゃんが肉付けをして行く・・・想像しただけでワクワクしたお店になっていく事でしょう。
投稿: dadama | 2012年11月29日 (木) 22時28分
楽しみです!
投稿: かわらい | 2012年11月29日 (木) 20時42分