行動を促すエンジン
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
理屈では分かっていても、なかなか行動に移れない。
どうしたら、行動のスイッチが入るのか?。
我々は、いろいろな場面で知識を得る。
会社での会議や勉強会。
業界紙等の書籍や番組。
有名講師からの講習会。
そんな場面では、業界の話題やマーケッティング等の知識を、理路整然と受講するから、非常に分かり易く理解し易い。
その時は、だ。
しかし、現場現実に戻り、自分の周囲からそんな知識を導入しようとしても、なかなか行動に移らない。
目の前のルーティン業務に忙殺されて。
その時は、非常に分かり易く、現場に戻ったときには直にでも行動に移して、現状を改善しようと固く心に誓うのだが、現場に戻った瞬間に一切忘れ去ってしまうのだ。
理路整然とした内容で、書いてある理想の姿を夢見て現場に戻るのだが、そのあまりのギャップに心がくじけてしまうのだろう。
更に、あまりにも理想的な話ほど、頭では理解するのだがどこかで醒めている自分がいる。
“これは理想像であって現実には起こりえない”
頭で理解したことは、頭で解決してしまう。
しかし、「感情」は行動の源泉となる。
人間は、情に訴えられた時に、理屈を超えて行動してしまう。
他者から激怒されたときに、感情が剥き出る。
上司から叱られたときに、即行動を開始する。
部下におだてられた時に、つい奢ってしまう。
相手の情に触れたり、自分の情が高ぶったときに、行動が早まる。
このように、感情は人を動かすエネルギーだ。
人間は、情に訴えられた時に、そのエネルギーが行動に変化する。
何かに、感動した。
人の感情に触れた。
人間は、このように、情で行動する生き物だ。
だから、感情豊かに生きなければ、それなりの行動力した持ち得なくなる。
そして、組織としても感情豊かな組織になることが、行動を伴い結果を導きだす組織であることが言える。
常に理路整然とした理論だけが全てではない。
冷静な理論と、情熱的な意志が組み合わされる事。
人間の行動、組織の行動とは、このように情が絡んで初めて大きなエネルギーを伴い、大きな組織を揺り動かしていくのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
以外に上司の喜怒哀楽って、部下からすれば気になりますね。
特に、機嫌が良いとか悪いとか。
だから自分では極力喜怒哀楽を出す場面に気を使います。
部下が出した結果には喜怒哀楽を抑えるが、対競合や対外部署に対しては、内面的に喜怒哀楽を表現する場面も多くなります。
それは上司が何に対してどんな感情を持つかという部下の興味にもなるし、それによって仮想的に対して店舗が一致団結するきっかけにもなる。
いずれにしても、店舗100名が一つになることの大きな強さを信じて行動しなければ何事も変わらないと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2012年10月13日 (土) 07時11分
私的にはあまり拘らないのですが、部下の目線からは「店長に認めてもらいたい」「店長に誉めてもらいたい」と思うのも事実。店長=お客様の代弁者と捕らえれば「お客様に認められたい」「お客様に褒められたい」になるのだと思います。一番避けねばならない事は部下に無関心な事。感情は人間しか持てない物であり、お客様に対しても・上司部下に対しても感度を高くしていかねばならないと思います。日々の業務を通じてのさりげない一言やコミュニケーションの積み重ねが一ヶ月・一年後には大きな変化となっていくのでしょう。
投稿: dadama | 2012年10月12日 (金) 21時39分