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2012年10月10日 (水)

奪えば奪われる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「与えれば、与えられる」

 よく言われる諺(ことわざ)。

人は一人では生きていけない。
人間社会の中で豊かな暮らしをしようとすれば、他者との関係の中で与え与えられながら、自分にあるものを与え、無いものを与えられる関係を持たねばならない。

 自分に有るものを与え、無いものを与えられる。

そう考えると、自分に無い「試練」や乗り越えるべき「壁」も時には神から与えられる場面もあろう。

逆に、自分が有するものは積極的に与えなければならない。
自分にあまり有るものはご近所様にお裾分けし、自分にある能力は抱え込まずに周囲にその能力を活かさなければならない。

ようやって、人間社会の中で自分が持つ有益と他者が持つ有益が流通し自分の能力や資産が増えていきながら、豊かな暮らしが充足していく。

 しかし、その逆を考えた事は無い。

与えれば、与えられる。

 しかし、奪えば、奪われる。

他者から奪ったものはいつか奪われる。

 他者から奪った金銭。
 他者から奪った資産。
 他社から奪った売上。

んっ!、売上?。

そう、競合他社から強引に奪った売上もいずれ奪い返されるもの。

 “結局、努力しても無駄なの?”

いや、努力の手を抜けば、すぐさま奪い返されるという事だ。
だから、いつまでも業績改善に喜んではいられない。

 「昨年、○○だったから今年は厳しい」

昨年競合対策チラシが強烈すぎて、その反動で今年は昨年割れ。
昨年のイベントが人気で、今年はその反動でお客様が減少した。

それは、強引に奪ったお客様が、結局はその魅力が無くなればいずれ元の店舗へ戻るという構図が崩されていないという証拠。

競合他社とて、奪われたお客様を取り戻す努力を更に増加させて、奪い返しに躍起になる。

だから、強引に奪えば奪うほど、その後の引き止め工作を計画的に実施しなければ、奪ったお客様を簡単に手放す事になる。

強引に奪ったお客様は、強引に取り戻しが図られると覚悟しなければならない。
しかし、円満に奪ったお客様は円満に解決されるのか?。

んっ!、円満?。

チラシとかイベントとかに頼らず、良い売場に維持継続という地道な努力。

 強引に奪ったお客様は強引に奪われる。
 円満に奪ったお客様は円満に解決出来る。

強引に奪って、円満に解決させる。

 これが、商売の要諦か(笑)。







 

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
「価格訴求・価値訴求・・・いずれにしても消費者の選択は二極化していくと思われ、どちらの軸に突き進むのかが今後の生残りに大きく影響してくると思います。」
全くその通り。
更に言うと、どちらを選択するにしても、企業としての突っ込んだ仕組み造りに着手しないかぎり絶対に成功しない。
それだけ、表面上の色分けではなく、根底から仕組みを見直さない限り絶対に成功しない。
それが全然伝わってこないですね。

投稿: てっちゃん | 2012年10月11日 (木) 09時21分

チラシ・イベントは来店客数増加の手段であって、来店して頂いたお客様に自店のアピールをきっちりとしてファンになってもらう。
チラシを入れた時こそ、特売商品を打ち出すのではなく、担当者の魂の入った売場を見て頂き次回の来店動機にして頂く。
価格訴求・価値訴求・・・いずれにしても消費者の選択は二極化していくと思われ、どちらの軸に突き進むのかが今後の生残りに大きく影響してくると思います。

投稿: dadama | 2012年10月10日 (水) 21時00分

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