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2012年10月11日 (木)

思考力とは

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


思考力を養う。

 よく言われる言葉である。

思考力とはなんだ?。

 数値分析力?。
 状況判断力?。
 歴史暗記力?。

何の為に、「思考」するのか?。

それは、来るべき未来に対して最前を尽くして豊かな暮らしを獲得する為の、方向性や具体的行動を探ることである。

数値を如何に分析しようが、今の状況を正確に分析しようが、過去の歴史を紐解こうが、未来には触れられない。
それらは、未来を開拓するのに必要は情報にはなろうが、それだけでは未来は見えてこない。

そう言う意味では、思考力とは「未来予想図」を描くことである。
いや、描いただけでは不備だ。

 未来予想図を描いたら、実現すること。

描いた予想図を実現する過程で現れる課題を克服しながら最終予想図を実現する力。

 “思考力にそこまで要求するのか?”

未来予想図構想力と実現力は、セットで捉えないと本当の力にはならない。

 構想力と実現力は裏腹の関係だからだ。

遠い未来図を描いたら、それをひとつひとつ実現していく過程も思考しなければならない。
また、その描いた過程を実現していく実行力も合わせて思考しなければならない。
更に、その過程を克服する為に現れる壁に対して、乗り越える思考と技術と意志を持ち合わせているか、ということだ。

職位によっては、組織力を駆使して大きな組織の未来を構想実現しなければならない。

要は、構想しただけでは不備であり、構想実現の為に、都度かべを克服出来る行動を起こす思考力も含めての思考技術であることを必要とする。

そうでなければ、思考する役割と実現する役割が明確なチェーンストアの場合には、そのギャップが拡大していくこととなる。
それが、結局は現状を打破出来ずに、急激に変化していく現実に追随できずにもがく現実となる。

しかし、100%の構想が無ければ行動出来ないということではない。
7割の構想と中途半端でも行動することによって、先が切り開かれていく場合も多い。

いくら低い位置から高みを目指しても見える景色は変わらない。
行動によって高みにいくらかでも近づくから、先の景色が劇的に見えてくるものだ。

 そこに実行力が有効に発揮される。

見えない未来を切り開く。
その為の、思考力と実行力。
バランスをとりながら、どんどん切り込んでいきたいものだ。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
単なる「物知り」から、知恵として有益に行動出来る存在に成長していきたいものですね。
そんな人材の育成が本来の教育なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2012年10月12日 (金) 06時35分

思考力、分析力。当たる商売の確立を上げるには必要不可欠な事でしょう。
チェーンストアとは言え、立地条件・競合環境・客層等により個店の立ち位置は各店異なる。これを具現化・実行して行く事が店の成長には必要であり、本部の標準化と個店の現場力のバランスを見極めるのも店長の職務であると思います。

投稿: dadama | 2012年10月11日 (木) 22時35分

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