方向転換
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
現場から離れるという事は、世の中の動きから取り残されるということでもある。
周囲の店長仲間との話題についていけない。
特に、私のように「販売」をメインに店舗運営を考えている店長にとっては、尚更だ。
更に、店舗研修が多店にわたり各チーフが集合する機会が少なければ、部門会議での内容のチェックを全社員が共有する機会もままならぬ。
“えっ、今現場ではこんな話題が!”
そんな感嘆を投げてしまうことしばしばである。
レジ周辺、サービスカウンター周辺の決めごとの変更や個店の問題の共有化。
更に商品部の商品情報やタイムリーな単品情報等が全く入ってこない状況も現場感度を弱める要因かもしれない。
そして、店長会議ともなれば、それらの現場での実態を集めて会議をして問題解決をはかる場でもあるから、それらをぶつける事実の背景が必要になる。
私は、ここ数ヶ月は現場のバックボーン無しに店長会に出席しているため、店長間での課題の共有と解決に関しても、ただ指をくわえて聞いているだけである。
先日の店長会で仲間から言われた事がある。
“てっちゃんは最近、路線を変えたの?”
「路線」?。
従来の路線から変わったように映るらしい。
現場の課題を強烈にアピールし食って掛かる「路線」(笑)。
俺って、そんな路線だったのか?。
なんか自意識とは逆の投げかけに、言葉を失ってしまったが、かろうじて返した。
「いやぁ〜、今の私は世の中の動きが分からないもんでぇ〜。」
現場での、「ヒト」「商品」「お客様」の関係が見えてこない。
まして、意識的に遠ざけてきた「管理面」「ルール面」「レジ周辺」の話題になると尚更だ。
現場の現状の話題に対しての参加が出来ない。
店長会でのこのような状態は、非常に居心地が悪い。
“現場での現実に対して思い切り吐き出したい”
そんなストレスが溜まる一方なのである。
このままでは、ますます路線変更せざるを得ない(笑)。
本来の自分を、取り戻す。
そんな意識を忘れたくないものだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
「店長会で堂々と発言出来る組織風土」。
たかだか20人以下の店長会。この少数の中で「堂々と発言出来る組織風土」が無かったら組織の成長は無いでしょう。
大企業ほど、全体の中での個人の発言に勇気が居るもんですね。
投稿: てっちゃん | 2012年9月28日 (金) 22時30分
店長同士の話題についていけない。
新店の立ち上げはてっちゃんしか経験出来ないのであって、今は大きな夢や理想を抱いて開店後の「現実」(笑)に立ち向かう事が大切なのでしょう。
開店すれば嫌でも現実は待っていますから(笑)
てっちゃんの強烈なアピールが倍加して店長会で炸裂する事でしょう。
店長会で堂々と発言出来る組織風土は羨ましい限りです。
投稿: dadama | 2012年9月27日 (木) 22時05分