制服を着こなす
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしてる「てっちゃん」です。
我々が着用する「ユニフォーム」。
いわゆる、制服。
先日の全体研修会で、副店長が制服の着用の仕方に関して全員に注意を促した。
エプロンのひものよじれや結び目の方向。
更には、制服の汚れやほころび等の管理。
私も以前は(入社当初か)、制服の着方など気にせずにだらしなく着ていたような気がする。
我々の着用する服には、私服と制服がある。
私服とは、自腹で自分の好みによって、着たい服を自分で選択するもの。
「次のデートに着ていく服」
「普段の家で来ている服」
その理由はさまざまあろうが、自分のセンスで選択するものだ。
要は、なりたい自分を演出するために着用する。
それを自腹で購入し、着たいように着て、なりたい自分を演出する。
しかし、制服は趣旨が違う。
まずは、制服は貸与されるもの。
自分で選択するものではない。
そして、その仕事をするために一番効率よく作業ができるために着用する服である。
要は、道具のひとつ。
だから、プロフェッショナルな仕事人ほど、制服を機能的に着用する。
本来機能的な制服を、さらに効率よく着用して、より有効に仕事を推進する。
制服の着用とは、仕事に対する姿勢そのもの。
それが、プロフェッショナルの制服に対する考察。
カッコよく着ようとか、簡略化して着ようとか、だらしなく着ようなどとは思わない。
だから、制服の腕まくりも、しっかり5センチの幅で下にずり落ちないようにまくり、作業中にいちいち腕まくりをし直す事の無いようにしている。
エプロンのひもも、よじれず、結び目が固まらずに丁寧に縛り、作業中に体勢が変化してもひもがうまく緩和してくれて、体を急に締め付けることはない。ひもがよじれていると、そのわずかな体勢の変化でひもがきつく締めつける場面があり、それが煩わしくもあるものだ。
制服の汚れも妥協無く、清潔にしいい匂いを醸し出す。これが汚れを残しておくと、後々匂いが発生して精神的に嫌な思いをするものだ。
いずれも、ほんのわずかな差異。
しかし、そのわずかな差異も妥協せず完璧に着こなした時に、制服とはその機能を十分に発揮するのである。
有能な鮮魚従業員が、自分の包丁を大切に研ぎ、いつでも最高の商品化を目指すのと同じ考え方を、制服の着こなし方にも応用しているのである。
何事にも、妥協せず、道具を使いこなす。
それが、プロフェッショナルの制服に対する考察。
制服ひとつに、何をこだわるのか?。
それは、自分の仕事へのこだわりを失っている人間の言い訳である。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
返信遅れてすみませんでした。
「自分の制服姿」
他人の姿は客観的によく見えるが、自分の姿は絶対に見えない。だから常に鏡に映った自分の姿をチェックすることは重要。
それでもなかなかそんな時間は取れない。
だから、制服の役割通りに機能的に着用しようとすれば自ずと身だしなみは良くなる。
そう捉える事が重要なのでしょう。
投稿: てっちゃん | 2012年9月 8日 (土) 06時25分
おしゃれと見だしなみの違い。
「おしゃれ」とは、自分のためにすること。服装や化粧などを洗練したものにしようと気を配ること。
「身だしなみ」とは、人のためにすること。人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。
制服は文字どおり、きまり、おきて通りに着る服であり、着こなしは必要としない。
会社の姿勢を現すものであり、制服が乱れたり汚れていれば売場・商品も整備が悪く不潔であるとお客様にアピール?いている事になるのでしょう。やはり一事が万事に繋がっていくのだと思います。
投稿: dadama | 2012年9月 6日 (木) 20時21分