競合店長への挨拶
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
日々、しつこくも各競合店を見て回り続けると、店長の存在も目につく。
“顔も割れてるだろうし、挨拶しておこうか”
お盆の忙しい最中に、毎日同じ顔のいかにも業界関係者と思しき人間が売場を見ていると目立つものだ。
逆に、店長の知る上でも絶好のチャンスでもある。
レジ廻りやサービスカウンター廻りでギフト包装等に走りまわり、また店内をくまなく廻り鋭くチェックする姿。
その視線で、店長の存在は分かるものだ。
今回のお盆で、競合各社の店長さんとの名刺交換を終えた。
そして、返される言葉は、
「いつも、来てましたよね(笑)。」
見られてたんだぁ~。
こちらは、商品中心に店内を見て回るため、近くに店長と思しき存在が見えなければ見過ごしてしまうものだが、彼らからすれば、遠目にも分かるのだろう。
まして、このお盆の忙しい期間と時間に、日々同じ顔が訪れるのである。
一度だけなら覚えもしないが、日々連続となると、いやが上にもその顔を知る事となるのだろう。
しかし、一度名刺を交換すれば、その後は話しが弾む事になる。
店長を個人名で呼び合えると言う事は重要な事だ。
そこからいろいろな情報が交換されることになる。
特に、商品動向やイベント対応等数値面以外の話しはお互いに盛り上がる。
それは、自店がオープンしてからの関係なのか、それともそれ以前の関係なのかは重要である。
オープン以前の関係であれば、自店がオープン後の競合店の状況も確認しやすいというものだ。
オープンまでにどれだけ気心を知れ合うか。
この事も重要な事だと思っている。
また、各競合店の品揃えの特徴が、即自社のチャンス商品として仮説立てする事が出来る。
本部MDから飛び出した商品群だが、競合各社ではスペース拡大されて強調されている事が多い。
昨日も記したが、今回のお盆でもそんな商品がごろごろしていた。
それらの商品情報も、見て感じるよりも、聞いて確認したほうが間違いない。
競合店として個人を捉えると、言葉もかけられない、目も合わせられない、となってしまうが、同じエリアで商売をしようとする仲間と捉えると、企業を通り越した仲間意識が芽生えるものでもある。
仲間同士、助け合う。
そんな意識を持ちながら、同じエリアの隅っこをお借りして商売をさせて頂く。
いよいよ一人の人間として、デビューしていく。
そんな意識である。
| 固定リンク
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私の予感ですが、見破られてしまうような気がしますよ(笑)。
ただでさえ自分のお店を休日に買物に行っただけでも「アラ」の多さにびっくりしてしまうわけですから、他店の「アラ」は尚更の事。異動後の仕事量が体感出来ますね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2012年8月18日 (土) 06時53分
名刺交換、流石です。てっちゃんならではの正攻法、私も見習ってその時は挨拶廻りをさせて参ります。(笑)
明日は休日なのでサングラス・短パン・Tシャツの土用丑モードで自社MRの予定です。
競合よりもまずは自店の強み弱みの分析から入る事が必要ですから。果たして強面の客にもちゃんとした挨拶が出来るかチェックです(笑)
投稿: dadama | 2012年8月17日 (金) 21時34分