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2012年8月13日 (月)

矢板エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先週は佐野エリアに「Y社」が出店してのレポート。

 そして今週は矢板エリア。

「O社」が新規出店。
周辺にも「B社」、「Y社」等が立ち並ぶ地域であるが、新たに今後宅地化が進むであろうこの地域への出店。
高級路線を継続させた出店も定着し、そのレイアウトや商品展開も堂を得た感じだ。

更に、その周辺にはこの地域で支持を得る店舗が存在する。

 “この牙城を崩すのは厳しいだろう”

その部分ではどうなのか?。

まずは、新規出店した「O社」。

 今月頭にオープン。

高質スーパーに切り替え10年ほど経過するだろうか。
既存店はそのままに、新店と改装店舗をどんどん高質路線へ切り替え定着。

新店開店当初はお客様の支持もその価格から厳しいスタートを切らざるを得ないが、年を経るごとにその支持を高めている。

今回出店した地域は、これから宅地開発が進むであろう地域だが、周辺には長年この地域で支持の高い店舗が2店舗存在する。
どちらもクルマで5分程度の距離であり、お客様の支持の高まりを得られれば商売の成り立つ地域でもある。

そして、今回のレイアウトも前回出店した店舗と同様の仕様である。
店内の装飾やそのレイアウトから価格感は少ないが、しっかり商品を見せる売場作りにはなっている。
結構価格面も安価に展開しているのだが、その内装のイメージから「安さ」が伝わってこないのがこの店舗の弱点でもあるが、安さが伝わってくる事に定番価格に戻ってしまうそのギャップをどう克服していくか。

果実の品揃えは、この地域は断トツで一番だろう。
1房2000円前後の藤稔ぶどうをはじめ、品揃えは豊富だが、どうやって利益に変えるのだろうかと心配もしてしまうほどのボリュームでもある。

いずれにしても、お盆後から本格的な戦いが始まるであろう。

次に、「Y社」。

 地域一番店。

どの店舗も高レベルで穴の無いマネジメントは立派。
この店舗も、すいかの展開は地域一番であり、この時期の果実のポイントをしっかり突いている。
価格でも新規出店の「O社」をしっかり下回っており、その戦い方のつぼをしっかり押さえている。

 しかし、お客様は少ない。

結構食われているのだろう。
以前の賑わいは無い。入店が午後1時前後と一番のアイドルタイムであるので仕方ないのだろうが、それにしてもレジ3台解放で誰も並んでいない状態は寂しい。

7月月間での鮮魚のうなぎの不振から、鮮魚の利益確保の意図が如実に現われ、刺身類の品揃えが弱いかなぁ~といった印象であり、この企業らしさが若干弱まっているかなぁ~といった印象。
しかし、衣料品を含めてのワンストップショッピング性は非常に高い店舗である。
いずれにしても、お盆後の普段に戻ってからのお互いの対応が見ものである。

更に、「B社」。

 群馬本拠の企業。

この地での商売も長い。
外装は古さが滲み出ているが、内装は改装によって清潔感はある。

 しかし、意外に価格面での訴求は少ない。

確かに価格自体は安いのだが、商品面もそれ相応。
目の肥えたお客様にはそれが伝わるだろう。
そして、果実類は品揃えが絞り込まれ、これからの商材であるぶどう類が少ない。

エリア的には、この店舗も①の「O社」の影響は大きいだろう。
しかし、O社と品揃えや品質でかぶらない分、前出の「Y社」ほどの影響は無いかもしれない。
いずれにしても、お盆後の対応力だろう。

最後は、「D社」。

 那須本拠の店舗。

ミニ改装後だった。
改装後らしく、穴の無い品揃えと商品陳列。
しかし、やっぱりお客様は閑散としている。

 Y社」の影響だろう。

O社出店によって、Y社が反応する。
その反応によって、遠い存在のD社が影響を受ける。

 最近の競合状況とはこのように連鎖していく。

そこまで読んで、どう動くかだ。

今回の矢板エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/yaitamrni/



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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
人事異動。
まさにdadamaワールド爆裂ですね(笑)。
dadamaさんも逆境になればなるほど力を発揮するでしょうから、企業トップ・人事は良く見れおられるのだとおもいます(笑)。
是非その闘志と技術を後輩に見せてください。最高の教育場面が訪れそうですね。

投稿: てっちゃん | 2012年8月15日 (水) 08時45分

ありがとうございます。
やはり、個店・現場を地域特性を鑑みながら磨き上げる。オンリーワンを幾つ持てるかが競争に打ち勝つ武器となり、それを育て上げてていくのが店長の仕事ですね。これは会社規模に係らない普遍の原理原則であると思います。
強い個店の集合体が会社の規模を成長させる。
この信念だけは持ち続けて行きたいと思います。
ちなみに・・・競合激戦区で沈没寸前の店舗立て直しの異動が起きそうです。競合&本部とのWバトルが益々過熱しそうです(笑)

投稿: dadama | 2012年8月14日 (火) 11時33分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
個人的見解です。
どちらも大切だと思います。
但し総体的に手をつけるわけにはいきません。中途半端になるだけ。
価格を追求するカテゴリー、価値を追求するカテゴリーを明確にする事が戦略だと思います。それは自社の強み弱みを見極め、強みを伸ばす事を念頭に自社で考えるしか無い事だと思います。
例えば、常備野菜の価格は負けない。旬の果実の品揃えは負けない。季節の打ち出しで負けない。午後6時の刺身の鮮度で負けない、すれ違いの挨拶では負けない等々。
カテゴリー別、時系列別、競合別の価格訴求うと価値訴求。
私的には、そうやって細部での勝敗の積み重ねが最終的には個店の力になっていくのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2012年8月14日 (火) 07時23分

MRに長けたてっちゃんにお伺いします。
価格訴求と価値訴求の幅広い顧客層獲得に成功しているSMはありますでしょうか?当社はこの方向に向かおうとしているのですが顧客に対するポリシーが曖昧になるのではと思います。当社は価値訴求を軸にしてきたのですが、価格競争による客数ダウンの傾向が続き、客数を戻すために低価格商品の打ち出しをしていくようなのですが、価値訴求力を上げる努力をせずに価格で顧客数を増やそうというのは安易な気がしてなりません。担当者の商売感を重視した現場力のアップが最優先であると思うのですが如何でしょう?

投稿: dadama | 2012年8月13日 (月) 22時19分

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