初対面
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
いよいよ採用したパートさん達との初対面があった。
採用の為の説明会。
説明会の事前打合せで、部下達に言った事。
「なめられるなよ。」
決して、今回採用のパートさん達を見下して言っているのではない。
企業を背負う従業員として、キチッとしろ、という事。
どうしても、常に現場で作業を中心に従事していると、自分の外見に気を遣わない。
特に若年で独身の担当者になると、そこが抜けてしまう。
作業服を脱いだだけの格好。
その姿は、人と交渉する姿は無い。
あるのは現場の作業マンに姿。
それはそれで通常のスーパーの現場の姿なのだが、新規採用のパートさん達との初顔合わせにはどうしても似つかわしくない。
「いいか、目の肥えたパートさん達はどこを見ると思う?」
「それは、皮靴の爪先だ。」
革靴、それもしっかり靴墨で手入れされた爪先。
そんなところに、男の人間性を見るのである。
更に、プレスの利いたスラックス。
ノリの利いたワイシャツ。
首まで締めあげたネクタイ。
そして、ひげ、髪の毛。
それらが整えば、自然に顔つき、目つきもそれ相応に変わってくるもの。
普段は何気なく現場で力を発揮する部下達も、こんな機会だからもう一度自分を見直してほしい。
現場を離れて新店に携わるということは、そうい言う事だ。
従来とは違う視点で、自分を見る。
そんな経験があるから、いままで気づかなかった自分の欠点、特徴に気づく。
これから採用して新店を立ち上げる仲間たちのパートさん。
しかし彼女らは、部下達よりも人生経験を積み、その見る眼も肥えている。
彼女らからすれば、30歳前後の部下達の一挙手一投足を見て、判断すべく眼を持っている。
それに対して、着飾れと言っているのではない。
そのような眼で見られると言う事を、しっかり気づけということだ。
今までは、作業服に隠されて見えなかった身だしなみ。
その作業服を脱いだ時、どれだけの身だしなみを備えているか。
そんな経験がないのだから、誰かが言ってやらなければならない。
そして、これを機に、作業場内以外の身だしなみを意識してくれればいいのだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
全員、爪先までビジネスマンになってましたね。
投稿: てっちゃん | 2012年7月 6日 (金) 08時11分
ふるたさん、コメントありがとうございます。
当日、部下達はビシッと決めてくれてきました。舐められずに済みましたよ(笑)。
投稿: てっちゃん | 2012年7月 6日 (金) 08時04分
新店の担当を機に初心に帰る。
担当者が面接や入社した時の初々しさ・・・
身なりも気持ちも原点に返り見つめ直す絶好の機会でしょう。
投稿: dadama | 2012年7月 5日 (木) 19時08分
てっちゃんは、やっぱり、みているところが、すごいですね。
僕も気をつけないといけないと反省しております。
投稿: ふるた | 2012年7月 5日 (木) 11時55分