« 運と機 | トップページ | 「リーガル・ハイ」という検索ワード »

2012年6月20日 (水)

見えないもの

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のNHK仕事の流儀。

 潜水士、渋谷正信氏を放映していた。

水中という誰も見ていない中で、絶対に妥協せず安全と完璧を追求する姿勢を崩さない仕事ぶりから、建設業者から絶大な信頼を得ている潜水士であり経営者。

本来の生活圏内ではない水中での仕事は、全てが命がけ。
それでも、彼はどんな仕事でも、「出来ない」とは言わないという。

 「渋谷に出来ない仕事は、諦めろ。」

そんな評価を得ている。

潜水稼業35年。
この業界で彼を知らないものはいないと言う。

そして経営者でもある彼は、潜水士含め潜水業務全般を受け持つ工業の経営全般にもあたる。

要は、潜水業務という命がけの業務全般をまとめるリーダーでもある。
彼のモットーは、現場感度を現場にいない人まで含めて共有して一体化させること。
その為に、現場と業務が全員で昼食を取りながら、いろいろな話題を共有し、全員が一つになる事を率先する。

そんな彼も、創業当時は技術志向に走り、部下に「手」を出してまで仕事をさせようとし、いつしか部下全員を失う事になる。

そんな思いだしたくない経験を経て、人の心を掌握する術を身につけていく。
彼の創業当時の写真と現在の映像では、比べようも無く顔つきが変わっている。
かっては、人を寄せ付けない厳しい目つきをしていたが、今は柔和な表情。

 そこに、人を引き付ける何かが宿ったのだろう。

部下を失い、自分自身への自信を失い、自分の弱さを知る。
そこから這い上がり、現場で汗をかく姿を見せ、かっての部下達が戻ってくる。
部下達と食事を一緒に取り、部下達の悩みを聴き、部下の弱音にもしっかり応えられる懐の深さを身につける。

そんな映像の中で、彼は自分の仕事観をこんなふうに語っていた。

「プロフェッショナルとは、見えないものを見て、しっかり道筋を立てられる人だと思います。」

水中では視界1メートルなんて場面も当たり前。
限られた情報でも正確な判断を求められ、それをスピードと正確性を持って下さなければならない。

 実際には見えないんだけれども、頭の中では見える。
 絵になって見える。

それはなにより、命がけで仕事をするスタッフへの気遣い。

 見せない世界を感じて、仕事をする。

自分と同じ事を考えているんだ、と思った。
まったく違う仕事なのだが、同じ感度で仕事に取り組んでいる。

そんな事を考えながら、自分の仕事を考えてみた。

 「俺は、こんな風に仕事に誇りを持っているか?。」
 「俺は、こんな風に全責任を担っているか?。」

改めて、自分の仕事に対する向きあい方を問い直す機会になった。



|

« 運と機 | トップページ | 「リーガル・ハイ」という検索ワード »

心のあるべき姿」カテゴリの記事

コメント

コメントありがとうございます。
自分をサラリーマンという受身で捉えるか逆に捉えるかでスタンスがまったく異なりますからね。
どうせ一度の人生。
前向きに捉えれば、方向性がしっかり視野に入ってくるのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2012年7月11日 (水) 08時26分

深いお話ですね。私も自分のビジネスマン人生考えてしまいました。

投稿: | 2012年7月10日 (火) 21時37分

ひがしんさん、コメントありがとうございます。
そして、新店への応援ありがとうございます。
皆さんの様な方々から、様々な応援を頂くたびに、なんとか成功させなくてはというプレッシャーを強く感じてしまいます。
なんとか成功させ、地域のお客様から感動を得たいと思っています。

投稿: てっちゃん | 2012年6月25日 (月) 23時54分

おひさしぶりです!
ボクもリアルタイムでこの放送見ました。
その時もてっちゃんと同じく
「見えないものを見すえる」
「部下に自分の背中で方向性を示す」
リーダー像にすごく感動しました。
ブログを拝見し、てっちゃんの琴線といいますか、同じような感覚を感じれて
さらに感激!
新店への異動おめでとうございます。
てっちゃんの挑戦、(勝手に自分と重ねて)
これからも応援してますね!

投稿: ひがしん | 2012年6月25日 (月) 23時07分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
与えられた使命は全て、自分にとってのチャンスと捉え、その全てを有効に吸収していきたいですね。
そしてそう捉える事で、全てが血となり肉となる。
そんな姿勢が、部下にはビンビンに伝わる事だと思います。

投稿: てっちゃん | 2012年6月20日 (水) 19時33分

プロフェッショナル。仕事では神の領域に達してる証でしょう。だから顔つきも穏やかになっていく。仕事に対しては悟りの境地に達しているから、外面は穏やかでも自信に満ち溢れている。それが人を魅了していくのでしょう。仕事と禅の考えは似ている気がします。
ある程度の境地に達するには、厳しい修行や修羅場をくぐらねばならないでしょうし逆境やどん底から這い上がる力が人間を強くし、プロに一歩づつ近づけるのだと思います。
てっちゃんも、新店を誕生させる過程で色んな悟りを開く事でしょう。自己成長の為にも素晴らしいチャンスであると思います。

投稿: dadama | 2012年6月20日 (水) 16時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/55001685

この記事へのトラックバック一覧です: 見えないもの:

« 運と機 | トップページ | 「リーガル・ハイ」という検索ワード »