アウトレットの今後
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日放映していた「ガイアの夜明け」。
アウトレットの最前線。
以前の記事でも、アウトレットを記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-c6a2.html
アウトレットに対する、お客様達の認識が変わりつつある。
それは、当初の「高級品の安売り」という存在から大きく変化しつつあった。
そして、日本で一番初めにアウトレットの本来の意味をもって埼玉に登場した「アウトレット」が、既に今では閉鎖されていたのである。
そして現在は、2強と言われるアウトレットしのぎを削る時代になりつつあると言う。
それが、三井系とプレミアム系
三井系は都市型アウトレットとして、首都圏から30キロ圏内への出店。
プレミアム系は郊外型アウトレットとして、首都圏から50キロ圏内への出店。
都市型の三井系はよりアーバンに往復しやすく、品揃え豊富で出店も豊富な方向性へ。
郊外型のプレミアム系はより観光的に自然満載の中で、家族が楽しめる方向性へ。
そんな色合いが強まってきたと言えるようだ。
特に、行楽を兼ねたアウトレットの出現。
行く途中から、自然を満喫しながらドライブし、現地でも子供やお父さんも楽しめるワンダーランド化したアウトレット。
結局は人口が減少していく事実を前に、如何に人が集まれるか。
そして、集まった人たちが、自分達の商品を如何に見ていただき購入していただくか。
そのためには、週末に50k圏内から家族づれでドライブがてら来て頂く事が集客の最大の要因となる。
そして、アウトレット内でも買い場だけでなく、レジャー施設も同胞して家族がそれぞれ楽しめる場。
それがこれからのアウトレットという場の定義となっていくだろう。
しかし想う。
結局は、飛び抜けた「ウリ」の部分の特徴が無ければ、いずれ衰退していくのだろうと。
より近く、より新しく、より品揃えが豊富なエリア。
より多くの家族が、より楽しくエンジョイ出来るエリア。
マニアックにお洒落に買物を楽しむエリアと、家族が買物も一つの要因として楽しむエリアの二極化に分化していくのだろう。
やはり、どの世界でもそうだが、中途半端では生き残れない。
しっかりした自分の立ち位置を持ち、ブレない軸を持ち、その中から絶対的な強みを見出したものだけが、多くの方の支持を得られていくのだろうと思う。
そして私も、自分の強み、自店の強み、自社の強みに更に磨きをかけていきたいと思っている。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ますます、ブランド神話からマイブランド志向に向かっているのでしょうね。
だから我々も、本当にコストパフォーマンスの高い商品の提案が要求されてくる。
それは商品自体からその使い方、利用の仕方まで含めて食事の完了のところまでお客様に提案していかなくてはいけない。
それが販売のプロとしての我々の仕事なのでしょう。
投稿: てっちゃん | 2012年6月30日 (土) 07時12分
ブランド神話もそろそろ崩れてくるのでは。
20年前のアメリカでは(欧州は行った事がないので推測ですが)ブランドは高所得者のステイタスのシンボルであり、中間層は分相応の商品からの選択で満足を得ておりました。
日本でも一時期猫も杓子も「ヴィトン」だ「エルメス」だ「シャネル」だと騒いでおりましたが、あくまでもシンデレラ的現象で本当のセレブではないので息切れもするでしょう。現在は中国国民がブランド信仰になっていますれど。
今後は良品廉価やマイナーでも拘りのある商品が注目されていくと思います。
食に関しても、良品廉価を機軸に、隠れた逸品を掘り起こして紹介していく。地産地消とか地元の話題のお店を紹介して共存共栄を図る。
そのような事に価値を見出す時代の到来を感じてます。
P.Sちょっと深酒をしてしまいコメントにまとまりがありません。申し訳ございません。
投稿: dadama | 2012年6月29日 (金) 22時21分
ふるたさん、コメントありがとうございます。
SWOT。
以前学んだ事があるな。
機会と脅威とかでしたっけ?。
投稿: てっちゃん | 2012年6月29日 (金) 06時57分
SWOTのやり方で、分析したら、きちんと見えてきますよ。
投稿: ふるた | 2012年6月29日 (金) 00時50分