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2012年6月27日 (水)

面接 16歳

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の採用面接での一コマ。

ヤンキーあんちゃん風の若者が現われた。

 “なんだ、こいつ!”

一瞬そうは思ったが、ここは採用面接の場。
一歩引いて、彼を待ちあいの場へ案内した。

髪の毛は長く、ひげもうっすら生やし、眉毛は無い。
服装はよれよれのジャージ姿。

 まったくもって、企業の面接を受けにくる態度服装では無い。

まぁ~とりあえず、面接官との対応を見る事にしようとは思った。

今回の採用面接では、応募者の方に対して予約制を取っており、30分単位で3名の面接を実施している。
よって、3名の面接官を用意しているのだが、店長の私はその中から外れている。

 要は、私は3名同時に見れる体制を取っている。

面接官は、履歴書の流れに沿っていろいろな話を応募者の方とするが、実際に一番知りたい情報とは、応募者の人間性と労働条件、更には希望部門。

応募者の方のこの3つの情報さえ得られれば十分なのである。

だから、時間的には30分で3名の方の面接を行うが、私はその3名の全員と必要情報だけの面接を同時にしているのと同じ事になる。

そして採用は全て私一人の采配で、応募者の方の部門と時間を決定して、その方に採用の電話をする事にしている。
店長も一面接官として面接する事になると、面接した方以外の必要情報が得られない。

 特に、人間性が分からない。

パッと見の外見は分かるが、その人の本質に迫る事が出来ない。
それによって、労働条件等で土日勤務出来ない方でも、中には採用した方もいる。

 それは、人間性。

この方なら、平日だけの勤務でも十分貢献していただけると思えば、活躍の場はたくさんある。
そんな方針で面接に立ち会うが、今回もそんな場面があった。

 先ほどの、ヤンキーあんちゃん。

面接官と話す態度は、意外に素直。
笑顔で頷く姿が、印象に残った。

 “変わるかも!”

面接官も同様の感想を持ったようだった。
面接も終盤になろうとした時に、私がそっと近寄っていって、彼に話しかけた。

 「君は、本当にここで働きたいのか?。」

彼は真剣な表情で答えた。

 「はい。」

「だったら、明日出直してこい。髪の毛を短く切って、ひげも剃って、ネクタイを締めて出直してこい。その服装と態度はとても社会人が面接を受ける態度ではないよ。どうだ?。」

 「はい、分かりました。」

「今が、君のとっての人生の大きな瀬戸際になるぞ。分かったか?。」

 「はい。」

彼は、笑顔で答えた。

 しかし、

彼は、翌日の約束の時間には、現われなかった。

採用面接の一コマではあったが、後日期待したいものだ。

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
小売業が高い能力を必要とする業界ではありますが、必ずしも学力を必要としない業界でもある。必要最低限度の知識があれば、頭の回転で補える。
それよりも、基本と応用、そして心理学と行動力。以外にヤンキー上がりが活躍出来る土壌があるのかも知れません。
そして、テレビ観賞。
明日、そんな記事を載せますので、明日もまたコメントください。一話から見てきた人間にとって、「ハムスター」の写真は飛びきりのハプニングでした(笑)。

投稿: てっちゃん | 2012年6月27日 (水) 15時07分

短い時間で人を見抜く力、面接は採用側の洞察力も大切ですね。てっちゃんは経験豊富ですから適材適所の人材を見出せる事でしょう。
この業界は、頭でっかちのエリートは同じ「頭でっかち」でも理屈ばっかりで業績を上げる事が難しいようです。臨機応変・インスピレーション・即実行・・・よく言えば感受性の高い、悪く言えばいい加減?な人間の方が成長が早いようですね。小売業は「3K」とか「物売り」とか評価を低く受けがちですが、商談・利益管理・接客・クレーム処理・ビジュアルプレゼンテーション・加工技術・人事管理・・・聖徳太子でもこなせないような多種多義にわたる業務を求められるのですから、・臨機応変・突発的事案の柔軟対応・優先順位付けを即断出来る頭の回転が早い人材が求められると思います。パートさんにもある程度これに準じたレベルが求められる訳で、小売業は世間評価よりも高い人材レベルが必要であり、私達も小売業の社会的価値を高めていく事努力が大切でしょう。
そして、テレビ・・・一生懸命見ましたがストーリを理解する事もままならぬまま終わってしまいました。最終回だけ見てコメントするなんて失礼かも(笑)。私的にはちょっと若向きかな?てっちゃんは若いなぁと改めて感じてしまいました。でも弁論の中で新垣結衣が「理想が現実を覆せる事を信じてます」の一言にはキュンとさせられました(笑)。でも最後は現実の厳しさを知る事になる。私達も理想と現実のギャップのせめぎあいの中で一歩づつでも理想に近づける信念を持たなければいけませんね。正直残された時間は少ないですが(汗)

投稿: dadama | 2012年6月27日 (水) 13時22分

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