リーダーとしての組織教育
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今年度、当社の最大のテーマは「教育」だと記した。
リーダーの最大の課題は、部下教育。
明確に、その方向が示され、リーダーの評価基準が定まった。
そして、教育。
その対象は、部下。
概ねは、そう捉えられ、教育の対象を個人に絞って考えられていく。
しかし私は、リーダーとして一番に考えなければならないのは、リーダー率いる組織だと思っている。
要は、組織強化の為の、組織教育。
その一手段として、個人的な部下教育も含まれるのだろう。
個人が成長し、その集合体としての組織や店舗力が向上して、競争力が増し売上拡大が図られるというストーリーになっていくのだと思う。
そして、個人向けの教育マニュアルは概ねの企業でも存在し、そのストーリーに沿って、1年め、2年目等の年代別、または月間別教育スケジュールが存在し、それに沿って個人向け教育が施されていく。
しかし、組織教育なるものは、存在しない。
しかし、店長が求められるのは最終的には店舗の数値。
個人が如何に成長し、戦力化されたと言っても、それが結果に結び付かなかったら意味が無い。
個人の成長を有効に組織強化に結び付けられ、組織として店舗としての競争力に貢献させ、組織としての結果に結び付く組織教育とは、どんなものか。
そのような評価基準が無いから、教育手順も無いし、そのような視点で店舗力を見て店長の評価をし、数値効果を図る物差しも無い。
しかし、リーダーや店長が変わると結果が変わる。
これは、既成事実である。
しかし、そこのところを科学的に追求せず、個の集合体としての評価に終始するから、いつまでたっても、「店長が変わると結果が変わる」、という言葉の先がブラックボックス化され続けるのだろう。
リーダーが変わって、何が具体的に変わったのか?。
それは、組織教育を施し、見えない組織力を高めたからなのだが、個人の成長と組織の成長をリンクさせ、より有効に組織力として成長させたかが重要なのだ。
だから、リーダーは、組織教育を理解し実践する事が大切。
自分の組織を、どう教育していくか。
どんな手を打って、組織全体を活性化させ、部下ひとりひとりが考えて行動し、課題を前にしてどう協力し合いながら壁を突破していくのか、リーダーに頼らず個々に協働して解決していく力が、リーダーの組織教育の視点となる。
全てに関与して、自ら判断を下し正しい指示を示す。
この軸足に立つと、組織は教育されていかない。
結局は、組織が指示待ちに終始し、縦割りがはびこる。
リーダーとしての、組織教育。
店長として、大切な視点である。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
何か、事件にでも巻き込まれたのかと心配していましたが、はやり事件が起きていたのですね(笑)。
奥様の誕生日にて深酒が出来るご家庭が幸せを物語っていますね。
そして、今日のテーマは深いですよ。
テーマが大きすぎて、どこから入り込んで良いのか分からなくなってしまいがちですが、これを解き明かさない限りは、店長教育の本質に切り込めないと思います。
投稿: てっちゃん | 2012年6月 4日 (月) 00時07分
昨日は、家内の誕生日に託けついつい深酒をしてしまいそのまま爆睡してしまいました(汗)
今回のテーマは深いですね。昨夜の呑み疲れもあるのか頭が回りません。もう一日考えさせて下さい。組織としての統率と担当者の個性(モチベーション)のバランスだと思うのですが。
店長が変わると売上げも変わる。これは事実でしょうね。でも組織的にはどうなのか?店長によってブレが生じるのは会社としてはリスクになるでしょう。
ここからの考えがまだ纏まりません(汗)
投稿: dadama | 2012年6月 3日 (日) 21時21分