« 教育7割 | トップページ | 今年のGW »

2012年5月 8日 (火)

自分の系譜を作る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「教育7割」を記した。

 これからの上司としての仕事の在り方の指針。

そして今日は、それを別の角度から見た時の心の在り方。

現場で教育をするという事は、より現場に近いところでは、一つ一つの作業を具体的にその企業が有する作業マニュアルに則って教えていく事である。

 そこには、店舗別個人別には大きな開きは無い。

そしてそれがあるから、どの店舗でも同様の作業が繰り返され、人事異動等でも大きな違和感の無い仕事のレベルが維持できるのである。
その延長線上に新店の出店が繰り返され、企業規模が拡大されていく。

 その責任を負うのが部門チーフである。

その部門の守備範囲は部門別に異なるが、生鮮各部は一つの部屋の中で作業をすることになるため、チーフの目の届く範囲も狭く、チーフの言動が部下には見えやすくそのまま教育と化していく。

おもしろいのは、優秀な部門チーフがそのままスーパーバイザー等のスタッフに昇格したとしよう。
そのチーフの下に就いた担当者もまた、優秀なチーフに育つのである。
それは、上司の言動の一挙手一投足を見て育ち、いつしかその言動を初め思想も学んで自分も実践しているくから、その部門での優秀さを引き継ぐのである。
やがてそのチーフもスーパーバイザー等へ育っていく。

 要は、スーパーバイザーの系譜が出来るのである。

上記のように、部門においては優秀なチーフの下に就かせる事が、優秀な担当者育成の大きな要因と言える。

しかし、優秀な店長の下に就いた従業員が、優秀な店長に育つという因果関係は見えない。

その部下がすぐさま店長に昇格するのであれば見えるのだろうが、店長の部下には相当数おり、その中の誰がその優秀さを引き継いで店長となるかとなると、因果関係は見えてこないのである。

部門であれば、明確に「売場」があり、その売場に対して上司がどうアプローチをして「売場」を造っていき、数値を作っていくかが明確なのだが、店長が造る売場とは結局は部門の売場であり、その集合体としての店舗全体の売場をそのように見るのは店長もしくは副店長ということになる。

結局は、売場という見える世界で数値改善を図る世界では、なかなか店長以外ではその効果を見出せないのである。

 要は、店舗の業績の真の要因を知るのは店長のみ。

そして、副店長とて、店長の朝から晩までの行動を共にはしていない。
更に、一日の店長の行動パターンは概ね決まっているのだろうが、それはマニュアルにも何にも記されていないから、本当に一人一人の店長の行動はブラックボックス化されてしまっている。

 このブラックボックスを解放すること。

店長の部下教育とは、まさにこの事を突き詰めていく事なのだと思う。

仕事に対する思想や態度を部下に解放していくこと。

常にこの事を部下に語りかけ、見える化し、それを行動に移す。
それは、企業トップの思想を現場に変換する事でもあるし、見えない未来に対しての自らの予見でもあるし、競合店との戦いにおいての自店の戦略でもある。

 そして最後は、店長としての自分の系譜を造る。

この意識が大切なのではないか。



|

« 教育7割 | トップページ | 今年のGW »

部下育成」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
一体感とは、会社や店舗、店長が持つ情報を共有することで末端まで一致団結していこうというモチベーションが盛り上がる事ですから、以前のように情報を持つものが力を有する時代では無いでしょうね。
それでもいまだに情報公開しない組織や個人がいることは残念ですよね。

「経費状況や店長宛の本部連絡など担当者が知るべきでない情報も敢えて流します。会社や店の全体像を共有していないとその中での個々の立ち位置が見えて来ない。担当者個々の立ち位置を明確にし全うする事によりチームワークの取れた強い集団になっていくのだと思います。」

上記のコメントは至宝の言葉だと思います。
私も大切にしていきたい店舗結束の原理原則です。

投稿: てっちゃん | 2012年5月 9日 (水) 18時00分

私達の仕事は野球チームと似ていると思います。
プレイヤー=担当者、コーチ=副店長、監督=店長。
優秀なプレイヤーが全て監督に向くかと言うと?です。運動能力と管理能力は比例しないと言う事であり。私達の仕事に対する技術力と同じなのでしょう。
プレイヤーも一人頑張っても打線が繋がらなければ点は入らない。チームワークとは目標に向かって個々が与えられた責務を全うする事だと思います。
素晴らしいプレーをすれば観客動員も増える=客数が上がる。 
相手投手や打者のデータ分析、これも競合や気温、季節催事、日周り等を店長が分析してメンバーに的確な情報を流す。
監督は個性の塊、カリスマ性でメンバーを引っ張っていく。審判への猛抗議、マネージャーやオーナーとの衝突も激しいでしょう。私達と同様に(笑)
ちょっと話がそれてしまいましたが、私は極力情報をメンバーに開示して共有してます。経費状況や店長宛の本部連絡など担当者が知るべきでない情報も敢えて流します。会社や店の全体像を共有していないとその中での個々の立ち位置が見えて来ない。担当者個々の立ち位置を明確にし全うする事によりチームワークの取れた強い集団になっていくのだと思います。

投稿: dadama | 2012年5月 9日 (水) 08時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自分の系譜を作る:

« 教育7割 | トップページ | 今年のGW »