カエルの王女さまから
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
「カエルの王女さま」が面白い。
天海祐希の迫力ある演技に圧倒される。
第三話では、こんな場面があった。
伝説のロックスターだった玉山鉄二が、テレビ出演に際しあまりの緊張に声が出ず、その場から逃げ出してしまった映像に対して、こんな迫力ある言葉で迫った時だ。
「あんな場面じゃ、心臓が破裂しそうになるよね。あなたは自分の未来を決定づける大勝負を前にきっと押しつぶされそうだった。だってボーカルのあなたが失敗したらみんなの夢も潰える。怖くてたまらなかったよね。そしてあなたは本番直前に、逃げた。戦うどころか、失敗さえしなかったのよ。だからあなたは今でも過去から逃げ続けている。」
そして、玉山鉄二がその場から去ろうとした時
「またそうやって逃げるの。あなたの歌は夢はあそこで終わったってわけ?。そうかなぁ~っ。まだくすぶっているんじゃない。終われないでしょう!これじゃっ!。私達も終われないっ。あなたにロックがあるように、あたしたちにもあたしたちのロックがあるのっ!ぶざまでも、笑われても。」
この言葉と、シャンソンズのメンバーの「終わらない歌」の踊りに対して、玉山鉄二や徐々にシャンソンズへの加入の意志を固めていく。
今回の役では、天海祐希が歌と踊りのコーチ役だが、その言葉で劇団員を勇気づけていく一言一言が、まさに胸に突き刺さる「響く」言葉の数々なのだ。
“あぁ~、こんな的確な言葉を言い放ちたい”
そんな憧れとも思える役どころが魅力なのだ。
そもそもは、街のシャンソンズの舞台でもある音楽堂を守るために、シャンソンズ復活を図るためにハンティングされてきたのだが、この番組を見ていて、そんな政治的な問題などどうでもいいように思えてきた。
個人個人の劇団員の生きがいに対して、天海祐希がその響く言葉で言い放つべらんめぇ調で、生きる楽しさや悦びを取り戻していくその過程の一話一話のほうが、見ていて圧倒的に面白いのだ。
ゆとり学習に代表されるように、いつのまにか「裕福で安穏とした日本人」と化してしまったこの国にとって、彼女の一言一言は、ぐさっぐさっと胸に突き刺さる。
一言一言が、魂の叫びなのだ。
それは同時に、見ている我々への応援メッセージでもある。
「あなたは、戦かうどころか失敗さえしていないのよ。」
「そうやってまた逃げるの!。終われないでしょうこれじゃ!。」
ぐさっぐさっと、相手に響く言葉をポンポン投げてみたい。
傷つく寸前で相手に響いて、相手が気づく言葉。
そして、その言葉に勇気づけられ、生きがいを取り戻していく、そんな言葉。
そんな言葉を見つける為に、このドラマを楽しんでいきたい。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
最近では、ブログネタをなにから引用するか、という腹黒い目的が横行し(笑)、そんな目でしか物を見れなくなってきてしまいました。
良い事なのか良くない事なのか。
そしてネットサーフィン。
どんな足跡でこのブログにたどり着いたのか?。
そしてこのブログのエキスである言葉の数々。
心に染みてきますね。
投稿: てっちゃん | 2012年5月 4日 (金) 07時12分
ドラマもてっちゃん目線でみれば「人生訓」になる。やはりてっちゃんの感性は凄いと思います。何でもポジティブな発想が出来ればこそでしょうね。
私はと言えば、癒しの?ジャズを聞きながらてっちゃんのブログの足跡からネットサーフィンをしておりました。そしてたどり着いたのがこれ・・・http://www.shoninsha.co.jp/modules/workshop/content0004.html
夢中で全標語を読ませてもらいました。
新しい発見に得した気分の一日でした。
投稿: dadama | 2012年5月 3日 (木) 21時57分