初夏の訪れ?
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、所用で東京に行ってきたが、もはや春を通り越して「初夏」の趣きと化していた。
更に、桜も満開。
いや、むしろ散り際と言ってもいい。
こちらと言えば、つぼみ状態。まだまだ花を愛でる雰囲気でもない。
しかし、
ここから先は、一気に気温の上昇が進み、「初夏」の気配が訪れる。
それが、毎年の桜の季節の気温の変化だ。
桜の開花前は、なかなか気温も上がらず、三寒四温の言葉が示す通りの気候の推移。
しかし、こちらの桜が開花しゴールデンウィークへ向かう二週間程度で、気温は一気に上昇し、「初夏?」と言わんばかりの気候に変化していく。
“この気温の変化はなんだ!”
そんな驚きを持って迎え入れざるを得なような気候に変化してくのである。
そして今日のブログは、その気候の変化、四季の変化を語ろうとするものではない。
その後、我々はどう売場展開を考えていかなければならないかという話題である。
4月後半からゴールデンウィーク、そしてその後。
昨年との大きな「差」は、震災直後から一年が経過してきていること。
昨年のゴールデンウィークは、震災直後であり余震等の不安や自粛ムードもあって、海外旅行や観光地への外出等が極端に少なかったが、今年はそのタガが外れ「イエナカ」から「外向き」へと大いに変化していくに違いない。
そんな中で、我々中小スーパーは「家中志向」というフォローの風を受けてそれなりに好調に推移した昨年から、「初夏」を迎えるコンセプトを変えていかなければ厳しいゴールデンウィークとその後の場面を迎える事となる。
まずは初夏を見越しての涼味の提案の徹底であろう。
この3月は三寒四温とは言え寒かった。それが4月半ばからは初夏となるのである。
3月月間では、売り場作りや発注等もなかなか思い切った展開が出来なかったが、今後は徹底した提案が必須となる。
何故なら季節の変わり目が商品の動きの一番の変わり目であり、お客様の意識の一番の変わり目でもあるからだ。
しかし、頭ではわかってはいても、なかなかこの事前対応と発注の変更が出来ない。
なぜか?。
パートさん一人一人まで意志疎通が出来ないからだ。
この地道なコミュニケーションが、まさに現場力の本質なのだ。
わかってはいても、末端の一人一人に伝達しない。
この急速な気温変化に際して、従来10の発注を50に変更出来るか、という問題。
こんな場面では、従来のホットメニュー商材を切らしてでも、今後のサッパリメニューに関しては過剰なほどの在庫を持つ必要がある。
この変わり目での対応は、青果、鮮魚の相場物を扱う感度と度胸が必要になる。
その対応に迫られる瞬間が、すぐそこまで迫っているこの週間である。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
チーフ自ら発注出来る部門は自らの責任で判断し結果が出せるのですが、発注分担が進んだ部門ほど、意志疎通が重要になってくる。
しかし以外にも、そんな役割分担を進めていく上司ほど意志疎通も上手いもの。
そして、その成功失敗を通して組織運営を学んでいくんだと思います。
投稿: てっちゃん | 2012年4月11日 (水) 00時13分
気温と食の関連もそうですが、52週MDに於いても春休みとか花見には何が必要とされるのかを買う身になってみればすぐにわかる事が、販売側が日々の仕事に追われ後手に回る事が度々発生してす。
てっちゃんが述べているように切替えの度胸がつかず結果欠品続出で慌てて発注の修正と後追いになる事も多いです。これからは乳製品・そば・浅漬け等の動きに注意でしょう。あと学校の昼食が始まるので冷食、気温が上がるにつれ自然解凍タイプの販売とかがポイントかと。
いずれにしても環境の変化や情報や予測を日々のコミュニケーションで共有する事は大切ですね。当たり前の事に気が付かない?気がつく暇もない現場のサポートも私達の大切な領域であると思います。
投稿: dadama | 2012年4月10日 (火) 21時49分