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2012年4月13日 (金)

魚需要を考える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨年の震災直後の反動であろうか、グロサリーは低迷しているものの生鮮が好調だ。

 特に、鮮魚が好調に推移している。

震災、原発等の問題から、海産物の入荷減と敬遠から結局は需要が減退していたのだろうか。
それもあるだろうが、やはり「魚」に対する嗜好の回復もあるのではないだろうか。
更には、どこかで日本人の本来の食生活である「海産物」に関して、再度掘り起こしておかないと時代の波に取り残されていく事になるだろう。

 高齢化という波は確実に急速に押し寄せている。

人が年を重ねていくと、嗜好が変化していくもの。
それは、自分の歴史を振り返っても言えること。
これは、自ら年を重ねないと、いくら他人から言われても絶対に分からない。

そうして、日本人は また魚に戻っていくのであろう。
しかし、かと言って従来の魚料理や生魚かと言うと、そこは微妙だ。

魚嗜好は変わらずとも、その取り入れ方は新しい手法が取り入れられていくに違いない。
それは捌く(さばく)という問題と、ゴミという問題、更に手間をかけて料理をするという3つ問題から、今後大きく魚文化が変わっていく事は容易に想像できるからだ。

魚本来が持つ、栄養分をどうやって有効に体に取り入れていくか?。
そこに、我々スーパーの人間達の知恵の出し所と腕の見せ所が隠されているのであろう。

先日、「伝説の売場」(懐かしい!)の展開の計画をチーフと打ち合せていた。
その時に、チーフから「防災対策で魚の缶詰を事前発注で取りました。」という話しを受け、伝説の売場で思い切って展開してみるかという話しになり、さんま蒲焼、さば味噌煮、さば水煮の3品で展開してみたところ、初日からかなりの数量を量販する事が出来た。

防災目的ではなったが、この動きはもはや防災だけの動きでは無く、簡単便利に魚を食べられるという嗜好も問題で購入されているのではないかと思えるほどの動きを示した。

 “魚の缶詰の積極的な量販”

考えてみれば、魚を簡単便利に食するのに、缶詰という食品はまさにドンピシャリの商品ではないか。

ご飯のおかずに、そのまま缶を切って蓋を開ければ、即食べられるのだ。

 少し温めれば、更に美味しい。

そして、さんま、さばとも骨まで食べられるのである。

 魚缶の品揃えの豊富さが、差別化になるか?。

そんな仮説がすぐに浮かんでくるほど、期待できる手応えを感じたのだ。
そしてそれは、缶詰の品揃えの問題だけでは無く、いろいろな部分で掘り起こしをしていかなければならない問題だろう。

 海産物の簡単便利な商品とは?。

その栄養素をそのまま補給でき、しかも簡単にいつでも食し、更に美味しい。

 この要素を満足させられる食材と商品。

それは、従来の鮮魚というカテゴリーを越えて、スーパーマーケットとして品揃えを強化していかなければならない分野であり、縦割りの組織の囚われていては解決できない問題をクリアしなければ、次のステージに登る事は出来ない課題である。

 魚缶詰の動きから、そんな事を感じたのである。



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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
お身体、お大事にしてください。
缶詰は定期的な展開は効果あるでしょうね。
「魚」をいろいろな角度から見ていく。そして販売していく。
魚=鮮魚部門 の枠を飛び越えて店舗全体で販売体制を構築していきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2012年4月14日 (土) 07時46分

昨日の痛みが止まらず、仕事にも支障が出るので病院に駆け込みました。幸い骨には異常なく衝撃で肋間神経を痛めただろうとの事。お騒がせ致しました。
ガチガチの会社(笑)ですが、缶詰は私もやりましたよ。魚肉に限らず定番の98円缶詰を週に一度売台に投げ込み販売すると安くもないのに10倍以上売れます。定番の商品も売り方一つむで劇的変化をしますね。こんな事もメンバーと共有していきたいと思います。

投稿: dadama | 2012年4月13日 (金) 21時01分

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