メンテナンス次第
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
「店長が造る売場は、必ず売れますね。」
部下からの、嬉しいコメントである。
しかし、・ ・ ・ 。
私が造ったから売れるのではない。
メンテナンスし続けているから売れ続けるのである。
その売場自体は魅力ある売場でも、それは造った当初の事であり、売れれば売れるほど当初の姿形から崩れていくものだ。
だから、メンテナンスが必要になる。
メンテナンスとは、当初造った売場の状態を維持し続けること。
崩れて商品が見えない売場から、誰が買うか?。
そんな事は、基本中の基本であろう。
しかし、それが見える人間と見えない人間がいる。
それを、まずは「背中」で見せることで、理解させたいと思うから、自ら造った売場は自らメンテナンスして、売れる売場を維持し続けるのである。
その姿を見て、理解する部下もいるし理解しない部下もいる。
それは、人間ひとりひとりの感受性や学ぶ感度の違いであるが、それを見ても理解しない人間は結局、商売のセンス生きるセンスの問題となってくるのだと思う。
人の話、先輩の話からヒントを得て、それを自分の置かれた立場で見直した時に目の前の課題が見えて、行動し解決していける力。
それが素直さであり、行動力であり、突破力となる。
そしてそれが、生きるセンスなのだと思う。
それが全てに通じて、目の前の仕事にも活かされ、スピードを持って対処され他者からの信頼を得て評価され、抜擢されどんどん伸びていく。
その始まりが、先ほどのメンテナンス一つからのスタート。
それは、ほんの一歩の違いから始まるのだ。
学んだ瞬間に一歩を踏み出す感度。
この一歩を積み重ね積み重ねて、感度が磨かれ、チャンスを取り逃さず、運を引き寄せる。
運も実力のうち。
とは、この事を言うのだろう。
そして、自分の分身をどんどん増やしてく作業が、教育の仕組み造りであり、組織人の最大の仕事となるのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
自らの背中で示す。
部下が一番上司に願いたい事例ではないでしょうか。
そして缶詰500缶(5万?)。
「やればできる」の事例、待ってます!(笑)。
投稿: てっちゃん | 2012年4月26日 (木) 23時49分
ふるたさん、コメントありがとうございます。
その通り、基本中の基本ですが、現場ではなかなか見えなくなってしまっています。
基本以外の事が多すぎるのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2012年4月26日 (木) 23時43分
自分を振り返ってみても、センスはなかったですけれど売場を作りながら色々覚えたい、身に付けたいとの思いが成長の素になっていると思います。
時には「なんでこんな事まで俺が」と思う事が、振り返ってみると自分の武器になったりもしてて何事にもプラス思考で取組む事が自分のためになると言い聞かせています。(まだまだが努力足りず心折れる事も茶飯事ですけど(笑))
人間その気になれば、どれだけでも吸収・成長出来る力を備えているのでなないでしょうか。
その力、やる気を引き出すのが店長の仕事であり、売れて儲かる商売の事例を沢山見せたり・一緒に検証する事が大切なのかなと。もちろんその中には多々の失敗(笑)も起きますから、担当者との信頼関係や責任の所在を明確にする事も重要ですね。
一緒に成長していくメンバーの姿を見守って行きたいと思います。(ご多分に漏れずまだ一部のメンバーですが・・・)
そしてそれら事はいつもの結論「メンバーとの信頼関係&絆=俺はこっちの人間」に帰結するのでしょう。
今日も自らの発注で缶詰を売台にてんこ盛りしております。目標は500缶♪(笑)
投稿: dadama | 2012年4月26日 (木) 22時02分
てっちゃんらしいですね。
崩れて商品が見えない売場から、誰が買うか?。
メンテナンスというよりも、基本に戻るって感じですね。
投稿: ふるた | 2012年4月26日 (木) 14時37分