ブーム
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ブームは去るもの。
長い目れ見れば、それは真なり。
しかし、それはブームが到来したからたまたま脚光を浴びただけの話で、本来のそのものはそれ以前から変わらず物の本質を追求してきているのである。
なかなか日の目を見なかった物に、目を向ける。
ブームとはそんなその一瞬の事。
しかし、ブームが到来するずっと以前から、そのものは長い間、脚光を浴びる事を目的とせずに、真理を追究して日々を費やしてきたのだ。
そして、我々はその瞬間的な一瞬を見て、ブームに乗りお客様への窓口として売場でそれを提供する。
「ブームが去った」
良く言われる言葉だ。
そして、そういう奴ほど、表面上の浮き沈みだけを追い、物の本質を追求しようとはしない。
しかし、ブームを引き起こすと言う事は、そのものが持つ本来の潜在能力の高さと効果が、もっともっと多くの人に広まって然るべきという自然の法則に従って、人々の表面に浮き上がってくるのである。
だから、ブームとして一時の旋風で終わらせるのか、それともロングランな定番商品として大切に育てていくのかは、何を隠そう我々販売者の側に責任があるのだと思う。
ここ数カ月の世の動きを見ても、一躍ブームとして脚光を浴びた商品がたくさんある。
「麹」
「ヒガシマルのうどんだし」
「トマトジュース」
最近では、「ほたるいか」
しかし、概ねは瞬間的に量販されて、完了。
私は、そうではないと思う。
これらの商品がブームになったということは、必然的なことの裏返しだ。
そして、ブームによって多くの人に購入され、利用されることになる。
問題は、そこからだ。
それらの人たちに、どうリピーターになって頂くか?。
我々小売業の本質は、そこにあるのではないか。
瞬間的に短期に使用する事の無意味さ。
どんな健康食品、効能のある食品でも、愛用し続けなければ、効果など無い。
そして、多くの人がその事に気づいてきている。
だから、ブームを短期で終わらせるのか、ロングランに引きずり込むのかは、我々次第なのだ。
ロングランに引きずり込めれば、やがて口コミで広まり、信頼が生まれ、利益を創造してくれる商品として成長していく。
私の店舗の数ある加工食品の、粗利額ナンバー1からナンバー3までは、このようなかってのブームを育成した結果、高粗利額商品として成長したものばかりだ。
それらに底支えされて、競合対策の原資が創出されているのである。
そして「ほたるいか」。
さて、この商品でどこまでお客様との信頼関係が構築できるか、楽しみである。
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コメント
竹之内睦さん、コメントありがとうございます。
ネットで検索してみました。
第三夜ですね。
早速、録画予約しました。
楽しみです。ありがとうございます。
投稿: てっちゃん | 2012年4月 4日 (水) 10時02分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ブームに乗るかどうかというドライな捉え方では無く、それをきっかけに、その商品自体に惚れ込むかどうか。そこが一番の分岐点ですね。
そしてそれを契機に惚れ込んだ商品を売り続け、お客様の支持とリーピーターを獲得する。
結局は、店舗とお客様の信頼関係の一つの要因なのだと思います。
更に、京都醍醐寺の桜。
是非、コメントに写真をアップしてください。
こちらは、まだまだ先です。
投稿: てっちゃん | 2012年4月 4日 (水) 09時50分
明日から三夜連続21時からあるドラマ、ブラックボード、
スーパーの店長が主役の分があるようです!三夜目で、店長役は、あの宇梶剛士です。店長さんのイラストとだぶりましたのでご連絡まで。 警備員
投稿: 竹之内睦 | 2012年4月 4日 (水) 08時48分
ブーム商品を長寿商品に変える。
ブームは話題性だけで売れていきますが、商品を長寿商品にするには、売り手側がその商品に「惚れ抜く」事が大前提ですよね。
感受性の高い商売感が商品をどのようにも変えることが出来るのだと思います。
今日は、充電を兼ねて家族で京都醍醐寺の桜を見に行ってきます。まだ咲き始めですが・・・
投稿: dadama | 2012年4月 4日 (水) 08時20分