東京池袋MR②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先週に引き続き、池袋エリアのMR。
今週はミニスーパータイプのMR。
都内の立地条件を考えると、このような形態になるのであろう。
だから、いわゆる食品スーパーとして存在しようとすると立地的に無理が出てくるから、いろいろな隙間戦略が生まれるのだろう。
そんな事を考えさせられる今回のMRであった。
まずは、「PM社」。
このエリアに結構な数が存在するスーパーである。
周辺にも数店舗存在した。
いわゆる「M社」をコンパクトにコンビニ+αにして凝縮した存在。
利便性はあると思うが、ここで生鮮食材を購入されるお客様がどれだけ存在するのか?。
この周辺に住まわれるお客様もいる事はいるだろうが、それでも食品スーパーの豊富な品揃えを目指していかれるのではないか。
グロサリーも、特別特化した部分は無く食品スーパータイプの店舗の品揃えを絞り込んでの定番化である。
“中途半端かなぁ~”
こちらの事情はよくわからないが、そんな印象だった。
次に、「SI社」。
特に都内の駅ビルに入居するタイプのお店は狭小スペースである。
しかし、その特化する方向が上手い。
割り切るところを割り切り、駅内を通過する若年層(20代~30代)をターゲットとした「ワイン」「チーズ」「お菓子」等に特化した品揃えは見事であり、それがその年代層に受けている様子。
珍しいワインとチーズ他のおつまみで、話題性をもって食卓の一場面や一シーンを演出したい、という狭いニーズに応えようとする品揃えと提案である。
そこに、「皆と同じ物は、厭。」のニーズを掘り起こし、そんな生活シーンを提案し集客につなげる。
これは、かって記事にした「北野エース」と同じ考え方だろう。
そして、この駅ビル内を通過する数多くの若者に支持されているようでもある。
完全に、食品スーパーという概念からは外れている。
東急ハンズのグロサリー食品版のようなコンセプトなのだろう。
そして、それもこれだけの人口に支えられて
支持を得る事が出来るエリアなのである。
最後は、「S社」。
価格志向の強い小型店。
しっかり集客していた。
レジ稼働台数6台は立派である。
この立地でこのスペースでも、価格志向に対しては集客力は高い事を証明しているものだ。
しかし、売場は結構、荒れている。
この価格から得られる利益に対して、コスト管理しながら経営をすると、現実の売場はこうなってしまうのか、という姿なのだろう。
生鮮の品揃えも必要十分なスペースと品揃えを有しており、都内のこの立地にしては食品スーパーとしての面積を有しており、お客様のスーパーとしての認識が高いという証明でもあろう。
この立地だから許される商売であり、この事で本格的に食品スーパーの横に出店攻勢をかけても、どうかな?、という疑問は残る。
PS
池袋エリア②の写真です。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/ikebukuromrni/
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
桜MRへのこだわり。それも人生ですね。
そしれそれが心の豊かさと仕事へのこだわりに繋がるのだと思います。
こちらはいよいよ足利フラワーパークの「藤」の季節が近づいています。
今年も行きたいとは思っていますが、以前の写真を載せますのでさわりだけでも味わってください。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/asikaga_flower/
投稿: てっちゃん | 2012年4月24日 (火) 08時36分
仕事嫌い?の私は今日またまた桜のMR(桜にマーケティングはありませんが)に行ってて参りました。桜の季節だけは仕事もサボり気味です(笑)
投稿: dadama | 2012年4月23日 (月) 17時57分