筑西エリアMR
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
国道50号沿いに出現したディスカウント。
昨年の震災で閉鎖した店舗跡への出店。
この周辺、50号線沿いにはスーパー各社も存在するが、大規模な店舗へのディスカウントの出店は、道路の交通事情も大きく変えてしまうほどだろう。
まずはその出店した「T社」。
最新店舗となる。
とにかく、野菜の価格は地域をリードしている。
そして、品揃えもそれなりに充実しているのが特徴か。
そこが大手のディスカウント店舖との大きな違いだろう。
更に驚いたのは、鮮魚、精肉の品揃え。
“ディスカウントなのに、ここまで品揃えするのか?”
と驚いてしまうほどの品揃えを継続している。
更に、調理技術を駆使して商品化をしているところが大きな変化だろう。
そして精肉に関しても、国産牛肉の品揃え等のこだわりの部分も見られる。
しかし、これからの焼肉需要を見据えた豊富さに弱さがあるようだ。
グロサリーの価格面は圧倒的に安い。
ここがこの店舗の最大の特徴となる。
青果とグロサリーの価格で集客し、ワンストップショッピング性を利用してその他の鮮魚、精肉、惣菜他、そして雑貨他衣料品等も合わせて販売していく。
今回の最大の特徴は、鮮魚の専門性を出してきた事。
この部分が、この店舗にどう影響し、どうお客様の支持を得ていくのか。
次に「T社」。
北関東に本拠を置くリージョナルチェーン。
前出の「T社」の出現に対して、徹底して価格面で対抗している。
キャベツ155円、きゅうり29円、ほうれん草99円等、相場高の野菜類はほぼ合わせている。
更に、ペットボトルの飲料も同等の価格で影響を消し合っている。
他店舗も、ディスカウントの出現や競合店の価格に関しては敏感に反応するのがこの企業のスタンスだ。価格感度は非常に高い。
更に、競合の出現に際して、果実の品揃え、鮮魚のお造り等の商品化、焼肉類の品揃え等生鮮の売場造りも万全をきしているようだ。
この対応によって、それなりのお客様が来店されているようだ。
この対応は前出の「T社」にとっては痛手だろう。
この2社のこれからの動向からは目が離せない。
最後に「E社」。
①の「T社」から西へ1Kの店舗。
この店舗は、まったくのノーマークとなる。
価格面でのスライドはほとんど無い。
よって、集客もされていない。
ディスカウントとはいえ、まったく対応していないことによるお客様の反応は如実だ。
“当社もがんばっていますよ!”
大なり小なりとも、そんなメッセージは必ず流さなければお客様から見放されてしまう。
そんな原理原則が当てはまる事例だろう。
PS
筑西エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/tikuseimr/
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