会社説明会から②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
1月中旬に実施された「会社説明会」。
来季入社希望者への説明会だ。
そして、今回が2度目の参加である。
会社説明会は2月にも実施されていたが、私が呼ばれたのは今回で2度目。
“再度、現場での仕事ぶりを話してほしい”
そんな要望があって参加した。
前回は「アクセルを踏んでくれる仲間と仕事がしたい」
そんな話をした。
今回の私のメインテーマは、何にしようか?。
前回も、特別テーマを決めて参加したわけでは無く、その場の学生の雰囲気や我々企業側の参加者の顔ぶれに合わせて話をしているうちに、テーマめいたものが見えてきて、「アクセル」の話しになってしまった。
“今回も、現地に行ってから話す内容を決めよう”
参加する学生達を見ていると、見えてくるだろう。
そう思って参加した説明会だった。
途中から参加した説明会だったが、前回同様正面最前列には女性が座っていた。
前回もそうだ。聡明そうな女性が陣取っていた。
“相変わらずモチベーションが高いのは女性か?”
一概にそうだとは決めつけられないが、正面最前列とはそういう席だと思われる。
それを見て、直感的に思った。
“今日のテーマは「感度の高い人材」で行こう”
「我々の仕事は現場での商売である。そこで一番大切なのは『感度』だ。」
「学生時代に一生懸命に学問を学ぶ。大切なことだ。しかしそれは実践では無い。これから君たちには実践が待っている。学生時代に学んだ学問が実際の現場ではどのように起きているのかを検証する場がこれからの君たちの仕事である。」
「そこで一番大切な要素が『感度』だ。学問を実践に変換する作業が行動だ。行動を起こそうとする意欲は人間の感度が働くからだ。だから皆さんにはその感度を磨いてほしい。そして感度を磨いてタイムリーな行動を起こせる人材が欲しいのだ。そんな人材と私は仕事をしたいと思っている。」
そんな内容だったと思う。
「そして、その感度の表れとして、人の話を一番前の席で聞こうという行動に表れたり、テレビで報道された内容を即売場で検証しようとして本部バイヤーに問いあわせたりするという行動に出るのである。そんな感度を磨いてほしい。」
如何に、他人より半歩前に出るか。
その感度が実力になっていくのであろう。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
優秀な販売員。
それは絵に描いた餅であって、この世にそんな存在などありはしない。
あるのは人間の意志であって、それは自分で意志を持って仕入れ、売場を造り、お客様の支持を受けて家庭の食卓に花を咲かせる存在となる。
「仕入れて、売る」
この関係は、どこまでいっても切り離す事の出来ない「神」の領域なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2012年3月10日 (土) 23時51分
求められる人材、そうですよね。そのはずですよね。新人の「感度」を認め、失敗も成功のステップと大らかに受け入れる寛容な態度を持ちたいと思っております。これを潰しにかかるのも標準化を旗印とした「本部主導」。本部としては単店より全体の売上げを考えますからね。
個店の地域特性と本部主導のバランスが取れた運営が理想なのですが商品選択ではだんだん店の選択権限は少なくなってきているのが現状です。商品を仕入れて売る事から、与えられた商品を店で工夫して売込む(接客を含めて)つまり「販売員」に徹する事が今後の現場に求められる姿であり、当社の店長は理想の「販売員」を育てるのが会社から与えられた責務であると思います。仕事が楽しいか?やりがいがあるか?は別として・・・
投稿: dadama | 2012年3月10日 (土) 10時52分
竹之内睦さん、コメントありがとうございます。
自分の明確な役割を理解し、状況を考え行動出来る人間。
それはどんな職業でも有用される人材だと思います。特に自分の周囲の情報を敏感に捉えてそれを活用して行動するという感度。
それを、どう磨いていくか。それはもう行動しか無いと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2012年3月10日 (土) 07時44分
感度の高い人材、は警備員の世界でも一緒だと共感しました。我々の仕事は現場での警備である。そこで一番大切なのは感度だ、と。上級資格を持ちながら、不良学生を前にすると全く動けない隊員が一人おり、困っている今日この頃です。 警備員
投稿: 竹之内睦 | 2012年3月10日 (土) 02時17分