いよいよGFのシーズン
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
一昨年から取り組んできた「果実」の52週MD。
いよいよ、フロリダ産のグレープフルーツの季節だ。
以前は、グレープフルーツなど、いつ食べても酸っぱくて食えやしない、と見向きもせず国産柑橘ばかりにこだわってきました。
しかし、一昨年から始めた果実の52週MDの実践によって、自らもグレープフルーツを食すようになって初めて、一年の中での「味」のサイクルが見えてきた。
「一年で一番美味し時期」
このキーワードが使えるようになってきた。
たかだか100円前後(企業によっては、こだわって300円までを品揃えしているが)のグレープフルーツではあるが、一年を通して、酸っぱくて胸やけするほどの時期もあれば、いよいよ味が乗ってきて「甘み」というか食べやすくなってくる時期もある事がわかってきた。
そして、いよいよグレープフルーツの時期だ。
年間で出回る一番美味しい時期。
このタイミングで、普段から取り扱うありふれた商品をピックアップして、お客様に提案する。
従来から、安心という部分で国産果実しか食べなかった方にも、今のグレープフルーツは食べて頂きたい。
当店で提案する商品は、どれも一年で一番美味しい物。
だから、安心して購入し、食べて頂く。
そして、それが一番の幸せ。
そこに、当店の存在価値があるのだ。
それも、ストアロイヤリティーの大きな要因。
そのように仮説を立てれば、どの商品にも当てはまるが、とりあえず旬が一番明確な果実ほど分かりやすいから、そこからスタートして2年。
私と取り組んで2年のチーフも、この事を良く理解してきている。
だから、先手が打てるようになってきた。
「グレープフルーツの27玉あたりを仕掛けますか?。」
これは、この時期が一番美味しい時期であり、自らの食して納得しているから出てくる言葉だ。
「この週末は、30ケースほどやってみるか?。ルビーとホワイトがあるが、今回はルビー単品に集中して提案しよう。」
「了解しました。」
この繰り返しで、「果実」のロイヤリティーは拡大してきた。
「このお店の果実は、間違い無い。」
特別、グレードの高い商品を品揃えしている訳ではない。
同価格で売れる、一般的な商品を納品しているだけだが、それでも年間で最高のタイミングを図れば、ジャストタイムな時期を見逃さずにお客様に大いに喜んで頂ける。
そして、なにより当店への信頼が高まる事だ。
安心と感動。
今年のキーワードに如何に近づくか。
ストアロイヤリティーのお蔭で、部下との会話も同じ方向を向く事が出来るのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ご紹介のブログを拝見すると、50円玉ほどの黒っぽいしみが美味しさの秘訣のようですね。お客様へのお勧めの目印にしてみます。
更に、表皮の状態。
やはり、張りのある表皮が美味しさの目印のようですね。
大変参考になりました。ありがとうございます。
投稿: てっちゃん | 2012年3月17日 (土) 07時59分
この時期は国産フルーツの端境期ですから、輸入フルーツの拡販は有用でしょう。ルビー品種はホワイト種に比べて酸味も少ないので当社でもルビーを軸に販売してます。グレープフルーツ・オレンジ・バナナ等のアイテムで新学期に絡め、朝食に「フレッシュ生ジュース」の提案も面白いかも知れませんね。
グレープフルーツの面白そうなブログを見つけましたのでご参考までに。確かにオーキッドは高いですが、皮が薄く美味しいです。
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~akrmtmyr/myessay2.html
投稿: dadama | 2012年3月16日 (金) 21時36分