面接試験
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
リクルート活動も今が最大ピークらしい。
今回は自店の会議室を利用しての面接だった。
本部よりも交通の便が良いということで、人事と学生の面接試験が、当店で行われることが多い。
以前ブログでも記したが、第一回目の会社説明会に私も参加したが、この面接でその時参加していた学生が何人か面接で見かけた。
この日に、人事が面接した学生は、3時間で4人。
“3時間で、4人しか面接しないの!”
私は、今回面接スタッフとして参加している社員に聞き直した。
そう、面接に、一人当たり45分も費やすのだ。
それも、一対一の面接で45分だ。
通常であれば、まとめて数日で面接期を終える為、5人程度まとめて15分程度で面接を終えるのだと思う。
しかし、当社の方針で、面接にはたっぷりと時間を費やすのが流儀。
一人、45分の面接。
だから、学生の声を聞くと、たっぷりと話しが出来て充実感を得るのだと言う。
それが要因で当社に入社するどうかは別にして、面接に満足を得ているのは確かなようだ。
このように、学生の採用に関しては、個人にスポットを当てた採用活動をしているように感じる。
そして、その運営スタっフも既存の営業スタッフがプロジェクトチームのように活用される。
前回の会社説明会や今回の面接に関しても、人事部は部長一人で、その他は本部の部
門のトレーナーや店長、チーフ、担当者等がその都度呼ばれて役割をこなしていく。
また、当店では実施していないが、店舗見学会なるものも実施されている。
これは、全体的な会社説明会の後に、希望者のみ、店舗に案内して店長が店内の部門や売場を説明して回るものだ。
そして、店長の現場運営や販売面での実務面を自ら紹介するもの。
そこで、学生たちは普段外部から見るスーパーマーケットという存在から、内部で運営する従業員からの目線で、初めてその内部の姿を知るのである。
しかし、それが学生の自社への最終的な入社動機にどう影響しているのかは、計り知れない。
悪い影響は無いだろうが、それが決定的な動機として強く印象づけられているのだろうか。
まだまだ、企業名というネームバリューに左右されているのではないか。
それが現実ではあろう。
ただ、今の進め方が、必ず自社の人財に対する姿勢として浸透していく時期が来る。
それも徐々に世間に浸透していくのであって、時間をかけて諦めずに進めていくしかないのであろう。
そして、採用と教育、そして営業と壁を作らず全ての関われる組織風土の醸成が、いずれ強い組織作りに役立つだろうと信じて、今後とも進めてほしいものだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
自分が新入社員の頃も、理想と現実のギャップに大いに戸惑ったものでした。
ただ、以前はもっと知名度の低い業界だったので、そのギャップは小さかったかも、ですね。
それと、人事の誇張したアピールがカッコ良すぎるきらいも多分にあるのは事実。
そう言う意味で、現場の店長が採用の企業説明会に参加して、現場の現実をリアルに学生に伝える当社は、まだ誠意のある方なのかもしれませんね。
投稿: てっちゃん | 2012年3月 5日 (月) 00時44分
現場をしっかり理解し働く「覚悟」を持たせる。覚悟を持って入社した新人は強いでしょうね。当社は入社して現実を知りうろたえる新人が多いですよ。
投稿: dadama | 2012年3月 4日 (日) 22時13分