空白の期間
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
いよいよ、震災から一年を迎える。
震災後の商売。
昨年の震災後、どんな売場を作っていたのか?。
“それどころじゃなかったろう!”
その通りでした。
“とにかく、開けなければ”
“とにかく、商品手配しなければ”
“とにかく、節電しなければ”
“とにかく、商品の安全を確保しなければ”
売場作り、イベント対応、競合対策等の商売のレベルは、完全にインフラが整備され商品過剰の状態で選別できる環境に上に成り立つ原理原則であって、電気が通じず、商品やそれを運搬する輸送自体に支障をきたしている環境下で語るべき問題では無い事を知った。
そんな状態からようやく光が見えてきたのは、4月に入ってからだった。
だから、52週MD計画と検証といっても、昨年の3月11日以降3月末までは、私の52週MD検証は空白状態なのである。
52週のMDなど何も出来なかった。
だから、昨年が無いのと同様。
そして、数値上も、昨年実績は何の役にも立たない単品データが続く。
そう言う意味では、不安でもある。
過去2年間、52週という週間に区切って販売展開を考えて実践してきた過去というインフラが無い期間を迎えるということだからだ。
常に、目の前の環境を考え、過去にとらわれずに仕事をしているならば、昨年の売場など関係ないのだが、どうしても私は、昨年の売場であったり昨年の行動を基準にしてしまう傾向がある。
昨年を基準にして、今年を考える。
その基準を失う事の、恐さ。
だから、一昨年を思いだすのか、それとも未来のみを見て売場作りをしていくのか。
その答えに迫られる時期に来ているのだ。
それは、私にとって、チャンスなのかピンチなのか?。
“それほど、大きな問題ではないでしょう”
そういう捉え方も出来るが、私にはその部分の情報の無さが、結構引っ掛かるのだ。
ホワイトデー、春彼岸、入園入学、花見等。
これからの一カ月で、季節は大きく変わり、人の暮らしという環境も変わる。
“全く違った切り口で、攻めてみるか!”
そんな想いで取り組んでいこうか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
そうですね、昨年の「入園・入学」「花見」「行楽」「春彼岸」等の催事は吹っ飛んでいましたね。その分野は大いにチャンス大でしょうね。
逆に盛り上がりそうですね。
投稿: てっちゃん | 2012年3月 8日 (木) 23時22分
大震災からもう一年が建つのですね。
100年、いや1000年、1万年に一度の大災害ですから
これは「異常」な状態と割り切るしかないでしょうね。
どう踏ん張っても、水・カップ麺・電池・ボンベ昨年の特需に支えられた売上を追うのは無理でしょう。
ただ、大震災で吹っ飛んだ「花見」「お祝い」行事、特に花見等行楽需要は一年の節目として今年は大々的に仕掛けても良いと思います。
私も、花見堤燈を店に吊るす準備を着々と進めております。今年は「花見」「行楽」「卒業・入学」のシーンを例年以上にきっちりと仕掛けて
お客様の心を和らげるような雰囲気作りに心がけたいと思っております。大好きなお酒も含めて(笑)
投稿: dadama | 2012年3月 8日 (木) 21時52分