« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月

2012年3月31日 (土)

年金支給日への対応

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の販売会議。

 「年金支給日」に、どんな商品がチャンスがあるのか。

 年金支給日。
 偶数月の15日。

高齢者のお客様が多い店舗では、支給日の売上が以外に高いのだが、従来から販促面では特別な企画は無かった。
 

 それを、本格的に見直していく。

以前から支給日の売上が高まる事は見えてはいたが、チラシや販促上の対策までは実行していなかったが、いよいよどう対応していくかを模索していく事になったらしい。

しかし、以前から記しているように、高齢者や年金支給者を対象に絞り込んだ商品やサービスを特化しようとしても、なかなか思うように「つぼ」にハマらないのがこの世界の常識である。

 なぜか?。

高齢者は自らを「高齢」だとは、さらさら思っていないからだ。
だから、高齢者としてのくくりで提案された商品や、明らかに年金支給日対策としての商品群に対しては、絶対に手を出さない。

 いわゆる、逆コトなのである。

そう、言われれば、とことんコトを起こさない。
そんな世代が、現代の高齢者(私も片足突っ込んでいるが)なのである。
だから、若者達から「高齢者」扱いされるコトに嫌悪感を覚え、絶対にその手に乗らないのである。

更に、60代とは言え、その嗜好はさまざまであり、年を経るとともに人生の楽しみは千差万別に枝分かれしていく。

 それでは、どうやって年金支給日対策をするのか?。

年を経れば経るほど、更に長生きしたいと考える。
だから、長寿商品、健康志向商品、豊かな暮らし商品等には興味津津なのだ。
そんな商品群を、さりげなくしかも大胆に展開することが、一番効果的な年金支給日対策になるのではないか。

 現代の年金受給者は、意外に小金持ちでもある。

しっかり退職金を頂き、年金も満額頂けるのだ。
そして、人生の楽しみ方なども知っている。
自ら有する貯蓄を、支給日と共に多少は放出し、家族みんなで楽しく贅沢しようとする意図をどう引き出すか。

その為に、年金支給日の家族での食卓を、どう提案するか。
その事を、どう仮説を立てて企業として模索しながらいろいろなチャレンジを繰り返して、その地域地域での支給日の成功事例を積み重ねていくしかないだろう。

 年金支給日の家族の食卓。

このテーマに沿って、52週毎のMD計画を、もう一度見直す事も重要なことだろう。
それが一番、課題解決に直結するのではないだろうか。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月30日 (金)

ある、先輩との会話から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、私の先輩である方と、その方のお店で話す機会があった。

 鮮魚仲間の先輩社員だ。

「いやぁ~、てっちゃん久しぶり。」
「俺は、365日毎日青果市場に行って仕入れているよ。」
「青果の特設売り場のほうれん草やかき菜は俺が仕入れて売っているんだ。」

「野菜の鮮度と価格で、圧倒的な売場を作ればお客様は着いてきてくれるな。」
「野菜の鮮度と価格は、結局はお客様の来店頻度を高める大きな手段だな。」
「お蔭さまで、徐々にお客様の数が増え続けているよ。ありがたいことだよ。」


自ら新店を立ち上げ、オープン当初は競合店に抑え込まれていたと言う。

 “競合店との差別化に、何をやったら良いんだ?”

そんな閉塞感から、いろいろ悩んだらしい。
そして、競合店に対して、まずは青果でお客様を獲得しようと決意。

それから、毎日地元市場に足を運び、野菜類を自らセリに参加して購入してくる。
それを、自ら特設売り場に陳列して、売価をつけて売り切る。

それが、徐々にお客様の支持を集めるようになる。
例えば、かき菜が一束58円。
そして、ほうれん草が一束98円。
いずれも現相場で、一束198円の時代だ。

 市場と連動した、その日のお買い得品の売場。

店長も言っていたが、その価格は原価売価でもあり、お客様からの支持を受ける価格でなければ意味が無いと言う。
もしこれが、青果担当者が売価設定してしまうと、他の商材と同様の価格になって紛れ込んでしまう。

店長のコンセプトはこうだ。

 狭くても、圧倒的価格で感動を得る。

だから、自ら価格をつける。
青果では素人と自ら言い切るが、その素人さがお客様感覚と同様であり、そこで販売される商品を価格面で引き立たせるのだと言う。

なるほど、そんな手法で競合他社との差別化を図っていたか。

しかし、毎日とは凄い。

 やると決めたら、やる。
 それも毎日やり続ける。

単に、原価を割って売る事も出来るが、それでは芸が無い。
更に、市場で自らセリに参加して市場とい場を利用して、鮮度の良い物を日々変化させながらその売場が活性する。

それは決して目立った場ではない。
日々、気づいた人が必ず立ち寄る売場でもある。
決して、チラシに載る事も無いが、チラシ以上に効果のあるコンセプトでもある。

先輩店長が私に言った。

「やっぱり、他店と同じ事をやっていては駄目だね。このお店だけのオリジナルな違う事、真似できないことをやり続けないとお客様は着いてきてくれないな。」

その通りだと思った。




| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月29日 (木)

ローカルスーパーの逆襲

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


dadamaさんのコメントにも記した。

「未来世紀・ジパング」で、今後の地方スーパーの在り方に関しての報道番組があった。
日本とアメリカで、中小スーパーながら地域のお客様に圧倒的な支持を得るローカルスーパーを取り上げた番組だった。

以前にも記した「北野エース」もそう。
そして、今回の地域で支持を得るローカルスーパーもそう。
更に、高齢者に支持あるダイシン百貨店もそう。

いずれも、地域のお客様の要望を受け、品揃えをどんどん増加させ、その結果その地域で圧倒的な支持を得る店舗に成長していく。

それは、多店舗展開を強化し、その結果、人財教育と他店舗展開を連動させ、効率良く出店し効率よく利益を稼いでいった過去の成功事例が通じなくなっている現状と重なってくる。

この番組では、日経新聞の編集委員が、山梨と札幌のローカルスーパーを取り上げ、地域に密着したスーパー経営をヒントに、今後の高齢化社会に対応した地域密着型の志向が成功に導く方向性であると指摘している。

更に、アメリカのポートランドに本拠を置くローカルスーパーである、「ニュー・シーズンズ」の地域密着型経営も取り上げ、今後の日本でのローカルスーパーの成功への方向性も探る番組となっていて、非常に興味を持って見ていた。

特にニューシーズンズでは、従業員の接客対応が、従来のありきたりのマニュアルに準じた対応から大きくはみ出し、自由に試食を食べて頂き、数ある商品群の中からお客様にフィットした商品を選び出し提案する。

更に、従業員とお客様は「名前」で呼び合い、ご近所のお客様感覚で接している。
お客様同士も知り合いの場合も多く、店内の至る所で会話するお客様同士の姿が頻繁に見受けられるのだ。
要は、このスーパー内が地域のコミュニティーセンターの役割も果たしている。

また、試食に関しても、どこまで認めているのか分からないが、番組では自由に試食をさせてお客様に「味」を知って頂いていから購入していただく手法を取っているようである。

そこまでいくと、企業としての地域密着型の店舗運営戦略に完全に則った社風と社則、そして従業員も含めてその企業理念を理解して、自分の役割を通してお客様に満足していただこうとする姿勢で貫かれていなければならない。

働く従業員も、この事を理解しながら自らもこの地域の一員として活き活きと働く「個」としてのスタンスを持ち合せていなければならない。

 「私のお店。私のお客。そして私の役割」

この事が、見事に一体となって連動し、お互いが豊かな人生のひと時を共に享受しているという企業のコンセプトが、従業員もお客様も理解されてこのお店に集まるのだろう。

最後に、この番組のナビゲーターを務めた日経編集委員の方が、今後のローカルスーパーの未来予測をした。

 「あなたの街にも、マイストアが続々。」

上記のニューシーズンズのようなスーパーがどんどん出現するという。

そのマイストアのストアコンセプトは、

 お気に入りの商品に溢れ、
 新鮮で安心な食材が揃い、
 家から近い場所に存在。

従来のスーパーは、規模の拡大を競い、その事で価格面での安定とチェーンストアとしての安定を図りつつ、お客様に貢献してきたが、今後は高齢化社会を見越して、如何に上記3項目で大手と差別化しながら地域に貢献できるかが「命」であると結んでいる。

そう考えると、ますます地域に根差したローカルスーパーの出番が増してくるではないか。
そして、店舗の店長の店舗運営次第での業績格差が出てくると言う事でもあろうか。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月28日 (水)

冷凍いかで塩辛

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ここ数カ月、生いかの高騰が続く。

 先日、久しぶりに冷凍いかを購入した。

生いかの入荷が無く、冷凍いかしか品揃えしていなかったためだ。

好天の休日。

 “酒の肴に、手作り塩辛でも造ってみるっか”

ちょっと汗ばむ気候になり、久しぶりに手作りの塩辛が食べたくなった。
手作り塩辛と言えば、生いか。
一杯200円弱で、たっぷりと塩辛が出来、酒の肴には十分すぎるほどの量が出来上がる。

 “久しぶりに、手作り塩辛で飲むか”

そんな気分だった。
そして、買物に来たスーパーで生いかを探したが、見当たらなかった。

 “相場高でも良いから、生いかは無いのか”

しかし、そのスーパーでは、生いかの品揃えは無かった。

 “しょうがねぇ~か、冷凍いかで我慢するか”

敢え無く、本日の手作り塩辛は「冷凍いか」で作ることにした。
思えば、塩辛を生で作ると思いこんでいたのだ。

 塩辛を、冷凍でいかで作る。

そんな塩辛は、どんな味がするのか?。

そして作ってみた「手作り塩辛」。
その味は、非常に美味しかったのだ。

 “これが本当に冷凍なのか”

それだけ、冷凍いかとは言え、その味は群を抜いていた。

何が、美味しいのか?。

 その触感である。

冷凍物の特有の、「ベタベタ感」が無い。
冷凍という事実から、もっと固く、味も無く、触感が悪いのかと思っていたのだが、冷凍技術の発達なのだろう、冷凍いかを塩辛にした味もまた格別であった。

いやむしろ、冷凍いかの方が、失敗が少ないのではないか。
それだけ、冷凍技術は発達し、冷凍品でも本当に美味しく召し上がることが可能になってきたのであろう。

そして、冷凍技術だけでなく、解凍技術もどんどん進化している現状なのである。
それは、また明日。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月27日 (火)

解凍マジック

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前放映された「ためしてガッテン」。

 先日、録画した番組を見て感動した。

冷凍品の解凍技術。

ここ数年の、冷凍技術の向上に関しては目を見張るものがある。

 “これって、冷凍?”

そう思えるほど、冷凍品でも、生と同等の状態で保存されている。
しかし、2度3度と冷凍解凍を繰り返す中で、品質が悪化し美味しさを失っていく。

 そう、冷凍したら、解凍しなければならない。

そして、その解凍の段階で、味を大きく落としてしまうのだ。
冷凍技術の向上によって、おおざっぱな解凍でも十分に美味しく食べられる品質にまでなってはきているが、更に解凍段階で品質劣化させない技術を使えば、更に食材が美味しく召し上げれるという内容の番組であった。

番組の中では、いろいろな解凍手法も紹介する。

 自然解凍
 流水解凍
 温水解凍
 電子レンジ解凍
 

しかし、いずれもその本体の品質が劣化し、ドリップが流出し、うまみ成分が商品から抜け出してしまう。

問題は、解凍し過ぎないこと。

短時間で解凍すればいいのか?。

そうではないらしい。

 問題は、解凍後の温度上昇。

解凍後に、温度が3℃~5℃等まで上昇してしまうから、商品の品質劣化も進化する。

 解凍後に、温度が1℃程度で収まる事がポイントだ。

一番最新の情報では、冷凍品を氷水で解凍する手法が、一番品質劣化させないで商品を解凍する手法である事を紹介する。


 “なるほど!。この手があったか!”

そして、この手法が一番簡単で、解凍時間も短縮できると言う。
更に、解凍後の温度上昇が極力抑えられ、品質劣化が防止できるという。

確かにこの方法だったら、最近の冷凍技術の向上からすれば、解凍後も本当に美味しく食材を召し上げれる状態だろう。

別にマナのままで冷蔵しておいても十分大丈夫なのに、どんどん冷凍してしまう現代。
如何に、美味しく解凍するかが、これからの家庭での段階になってこよう。

そして番組では、その手法を使って食材を食べる家庭が映し出される。
旦那さんは食材に舌づつみを打ち、子供たちはその美味しさに思わず満面の笑みを浮かべる。

 そう、美味しさは感動である。
 そして、家族の笑顔を誘う。
 

そう、家庭の会話が促進し、絆が生まれ、豊かになっていく。

我々の仕事とは、食を通して美味しさの感動を与え、その食卓を豊かにするために存在する。

その豊かさを、より提供出来るお店に、お客様が集まるのだ。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月26日 (月)

幸手エリアMR①

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


のどかな風景が広がる幸手エリアも、現在開発が進んでいる。

 そんなエリアをMR。

今回は、新規に出店した「YM社」を中心に、周辺エリアをMRした。


まずは、「B社」。

基本的なマネジメントの高さと店舗毎の標準化の進んだ企業である。

この店舗も同様で、特に生鮮のマネジメントの高さと品揃えの標準化は相当進んでいた。
果実のアイテムも豊富で、定番のケース内での品揃えの管理と平台での量販をバランスよく区分けし、展開している。
更に、欠品に対する意識も高く、青果に関してはほとんど欠品は無い。
しかし、相場高でもある野菜では意外に利益確保。

刺身等も大陳ではないが、多品種を少量陳列にてアイテムを豊富に展開し、夕方ピーク時に向けて着々と準備中のようである。

この日は、たまごのお買い得日であり集客力もあり、レジ5台の稼働であった。


次に、「M社」。

生鮮の品揃えの考え方は安定している。
青果の品揃えでは、旬の果実、先取り果実、ギフト等の展開のまとまりがあり、安心した買物が可能となる。

青果の次に精肉という流れであり、精肉強化の流れなのか、それともその奥の鮮魚の賑わいを利用しての店全体での活気造りなのか。
結果的には、お店全体に回遊性を強調した流れにはなっている。

店内での活気もあり、鮮魚では男子社員中心のオペレーションでもあり、品揃えや陳列は多少粗い部分もあるが、専門店にも近い商品化技術もあり、魅力ある売場である。

大型店でもあり、レジは6台の稼働であった。


更に、「J社」。

春彼岸期間中でもあり、果実ギフトの豊富さは流石に「J社」である。
イベント時の魅力は高いが、意外にお買い得な商品は少ない。

専門店で部門構成を成しており、商品化技術は高いが、普段のお客様の支持は少ないだろう。それだけ単価の張った品揃えであり、平日でどこまで集客出来ているかだ。

更に、グロサリー・酒等の品揃えは結構絞られているから、ワンストップの買い回りは食品に関しては意外に厳しいのではないか。

この日もレジ稼働は6台と、この企業にしては少ないレジ解放だった。


次は、「Y社」。

買ってみたい、食べてみたい演出は流石に「Y社」と思わせる。
青果の果実から「コトPOP」でお客様の購買意欲を誘う。
かなり割高な「メロゴールド」でさえ、「Y社」のこの商品なら買ってみるか、と思わせる展開は販売技術の表れだろう。
しかし、野菜の価格は明らかに競合他社と比較しても高く、価格面での競争意識は無い。

鮮魚は、シーフードの強化が目立ち、これからの鮮魚をリードしていくであろう「エビ」「ほたて」「貝類」等を積極的に磁石に配置し、簡単に食べられる提案で訴求している部分は、この企業の鮮魚に対する認識が伺われる。

どの店舗にも言えるが、主通路の青果~鮮魚~精肉までは魅力溢れるが、どうしても反対側の賑わいや魅力に欠けてしまうのが残念ではある。

最後は、「YM社」。

昨年オープンして新店である。
この企業の最近の売場は魅力を増してきた。

前出の「Y社」との違いは、おしゃれ感。
「Y社」のおしゃれ感溢れる演出に対して、「YM社」はあくまでも商品とそのくくりと単品で勝負しているところである。

通路での突き出しもあり、通路幅も狭いが、単品の魅力と量販意欲は高く、それでお客様への訴求を徹底している。そして、それはおしゃれ感と十分対抗していけるだけの魅力となっているところだ。

更に、生鮮側と逆側の惣菜エリアの品揃えと展開技術が高まっている。
特に惣菜の品揃えは相当に魅力を増し、このエリアでの集客力も高まっているのではないだろうか。

セブンプレミアム等の商品力も魅力の一つでもある。


上記競合店が点在する「幸手エリア」。
次回は、南部を中心にMR報告をしたい。

今回の「幸手エリアMR①」の写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/sattemriti/



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月25日 (日)

成せば成る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、NHKのテレビで「上杉鷹山」を取り上げていた。

 日本の首相にしたい歴史上の人物第三位。

そんなアンケート結果もあると言う。

私が、上杉鷹山を知ったのは、20年ほど前か。
かって所属した企業の、労働組合に携わっていた時に、かっての委員長から勧められて読んだ本が、上杉鷹山を取り上げたものだった。

「成せばなる、成さねばならぬ何事も、成らぬは人の成さぬなりけり」。

“人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かうのである。ただ待っていて、何も行動を起こさなければ良い結果には結びつかない。結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからだ”

そんな格言である。
皆さんも、どこかで耳にした言葉ではないか。
これが、上杉鷹山の言葉だったのである。
労働組合の委員長から手渡された我々組合幹部は、組合運営の意志統一の手段として、上杉鷹山の手法を学んで活かそうと意図され、同じ本を共有することで組合運営を遂行しようとしたのだ。

また、上杉鷹山がこれほど日本国民に知れ渡ったのは、アメリカ合衆国のジョン・F・ケネディ大統領が日本で一番尊敬する人物として語ったのが「上杉鷹山」だった。
そこから急速に、元米沢藩主の上杉鷹山についての研究が始まったとも聞く。

 米沢藩主。

山形県米沢市。
私も、以前そこに二年間住んだこともある地域。
人事異動等で、東北南部を転勤した経験から言うと、米沢ほど自然の厳しい地域は無いと思っている。

冬は、ご存知の通りの「大雪」。
街中でも容赦なく降り続く雪の脅威。
更に、夏の高温多湿も侮れない。
特にその湿気は、住民の体力を奪っていく。

 そんな厳しい自然と、上杉鷹山。

そんな思い出が甦ってくる。
そして、そんな厳しい自然の中で上杉鷹山は受け入れられ、複雑な地域の仕組みが成立し、徐々に運命共同体的な固い組織が創造されていったのだ。

だから、米沢という地域は、なかなか新参者を受け入れない組織が成立していったのだろうと思われる。
しかし、一旦受け入れられると、心底受け入れてもらえる。
そして、自ら出ていこうとすると、逆に引き止められる事態となる。

 それが北国特有の人情だ。

そして、そんな土地柄だから、上杉鷹山というキャラクターが活躍し、奇跡の復興を遂げたのだろう。

そして、あの格言。

「成せば成る、成さねば成らぬ何事も。成らぬは、人の成さぬなりけり。」

非常に重い言葉であり、人々の心の奥底に響く言葉である。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月24日 (土)

シニアシフト

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、テレビで「シニアシフト」について報道していた。

 「シニア・シフト」?。

要は、高齢者の増加に対しての、小売の対策のことである。

コンビニ(ファミリマート)と、新店のダイエーでの取り組みだった。

ファミリーマートでは、毎月20日を「大人の日」と称して、ポイント2倍セールの実施。
更に、都内の一店舗をそのまま「シニア」向けの店舗として出店。
高級ワインや高級お菓子の品揃えを強化。
店内も高級感溢れる、そして落ち着いたデザインとなっている。

更に、マーケティング室長が出演して、語っていた。
「当社では、中高年の方々の来店の習慣化を目指している。震災以来ご利用は伸びているが、まだ習慣化していない。その為に、ポイント加算等を利用して習慣化していただきたいと狙っています。」

そんな目的と手段でシニア層の取り込みを目論んでいるという。
しかし、その目論みと品揃えがズレているのではないか?、と思った。

 “シニアに、高級ワイン?”

そうじゃ、無いだろう。
シニア = 高級 と捉えること自体がズレ込んでいく。
更に、シニア層にポイント加算で集客を図ろうとしているが、もっとピンポイントな品揃えとサービスを模索すべきではないのか。

更に、新規に出店したダイエー。
ショッピングカートやエスカレーターを高齢者向けに、軽く、広く変更し、店内には杖やその他の品揃えを豊富に拡充。

 しかし、なんかピンとこない。

そして、最後は「ダイシン百貨店」。

 以前にもガイアの夜明けか何かで放映された店舗だ。
 

徹底して高齢者の要望を聞き入れ、品揃えに活かす。
少量に小分けされた寿司、おかずだけでは無く、昭和の炊飯器やカセットレコーダー。
更には、ポマードやバイタリスといった整髪料まで品揃えする。

西山社長が言う。

「お客の我がままを聞き入れて品揃えをすると、その我がままを言ったお客は来てくれる。それがシニア層の特徴。」

そうやって、品揃えをどんどん変えて(増やして)いく。
それが、シニアシフト。

それは、シニアにシフトした戦略を取るというより、単純に地域のお客様の暮らしに合わせて品揃えを変えていく。
それが商売の本筋であり、シニア対策と絞り込んだ考えでは無く、地域に多く暮されるお客様に合わせて商売をしていくと、自然にこうなるといった当たり前の事なのかもしれない。

先日は、グロサリーでの品揃えに特化した「北野エース」を記した。
そして、北野エースとダイシン百貨店。
どちらも、不況知らずで伸びているという。

常に、地域のお客様の要望に合わせて、品揃えを変えていく。

 「当店は、何を売る企業」

そんなコンセプトではなく、

 「当店は、地域に暮らす人のお店」

シニアにシフトするのではなく、地域にシフトしなければ、生き残れない時代なのかもしれない。



| | コメント (8) | トラックバック (0)

2012年3月23日 (金)

50才からのシリーズ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある書店に立ち寄ったら、こんなコーナーがあった。

 「年代別シリーズ」。

30代で学ぶべき事。
40代にしておくべき事。
50代からの選択。

 等々。

年代別の自己啓発本とでも言うべきか。
その年代毎の、考え方であり行動規範であり、生き方の指南である。

思えば、私が30代の頃にもこんな本があったような気がする。
そして、40代でもこんな本が数冊存在していたと思う。

気にはなっていたが、なぜか買ってまで読みたいとは思わなかった。
それは、まだ自分には、これらの類の本はまだ早いと思っていたからだ。

 なぜか?

もっと読みたい本があったからだ。
そんな年代別の本をぺラペレめくってみると、それ以外に、内容の濃い本がたくさんあり、もっと突っ込んだ踏み込み方をしている本が他にたくさんあったため、そちらにのめり込んでいたように思う。

だいたい、内容を見ると、「この年代はこうあるべき」とか「この年代にこれをしておくべき」等の内容がほとんどのようだった。

たしかに、30代で自分の仕事の守備範囲の概ねの仕事をこなす事になるため、そのノウハウを一番身につける時ではある。

そして、40代では、それらのノウハウを元にそれを人と共有しマネジメントしていく事を習得し、一個の組織の運営を任され、経営を学ぶべき時でもある。

更に、50代は。

私には、そのスタートラインに立った今の段階では、50代を語る事は出来ない。
しかしそれらの本を少しめくってみると、これからの50代という長いようで短い期間を、どう生きていくか、そんな内容の事が記してあった。
それは、残りの会社の組織人の人生と、子供達も大人になり離れていく中で、家庭内の夫婦の関係の在り方や価値観も変わってくる時期であり、家族の考え方の変化も含めて、定年後の人生をより身近に考えられるようになってきた昨今としては、読んでみようかと思わせる内容なのである。

それだけ、20代~40代とは意味合いが違う50代という、会社人生としての最後の10年を如何に生きるかという問いに対して、他者の考えを聞いてみたいと思ったのである。

 そして購入した
 大前研一氏の「50代からの選択」。

気軽に読んでみようと思って購入した。
文庫本だから安価だった。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月22日 (木)

今年の最重要課題

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年の、最重要課題。

 先日は、今年のコンセプトを紹介した。

「安心」と「感動」をテーマにしたストアコンセプト。

昨年までは、徹底した売場重視。
52週を中心に、あるべき売場に目を向け、更にイベントでの派手な魅せる売場でお客様の支持を得る事をメインに考えてきた。

そして、この店舗で2年間、目に見える「売場」を重点的に見てきた。

しかし、そこに目を向け、よりレベルの高い完成を目指すならば、どうしてもそこに至るプロセスに関わらなければならない。
従来もその部分にはバランスを取ってきたつもりでも、どうしても限界はくる。

 それは、店舗にも、自分にも。

体力をつけなければ、それを継続も出来ないし、継続させる為の数値の安定も実現させなければならない。
要は、結果を出し続ける仕組みにならなければ、継続出来ないと言う事だ。

 だから、今年は「プロセス」が重点課題となる。

作業プロセス。作業効率。作業場レイアウト。その他の売場に至るまでのプロセス全般。
そして、この分野は、私が不得意とするところでもある。

 “なぜ、不得意分野に切り込むの?”

以前から私は、得意分野で勝負しろとか、強みを磨けとか言い続けてきた。
そして、わたしも自ら得意とする「販売」や「売場」に重点的に入り込んで、率先して先導してきた。
その私が、今年は矛先を変えようとしている。

 なぜか?

限界を感じたから。
今、「作業効率」を見直さない限り、自分の限界が来ると感じている。
それだけ、周囲との競争が激しくなると、利益圧迫は予想され、それに耐えうるだけの利益体質を造っておかなければならない。

 その為には、今年がその最適な年度であると思っている。

景気の回復とお盆後の厳しい状況を考えて。
よって、今年後半には更に価格競争が激化してくると思われる。
その前に、店舗として利益体質を固めておかなければならない。

 そして、自分の引き出しも満たす為。

不得意分野。
いつかは取り組まなければいけないとは思っていた。
いままで販売面への関わりから、見えてくるものがあった。
売上改善、利益改善に関して、ある程度道筋が見えてきた。

 しかし、それを支えるプロセス面。

この分野に肉付けをしておかなければ、売場造りの限界がやってくる。

 そこに切り込んでいく。

なんとか、この分野で「光」を見出していきたいと思っている。




| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月21日 (水)

品揃えで支持を得る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の「カンブリア宮殿」。

 北野エースを取り上げていた。

元々は、兵庫尼崎に本社を置く食品スーパー。
しかし、大手スーパーの出現によって売上が半減。

 “さて、これから自社をどうするか?”

そこで選択したのが、生鮮食品を切り捨てグロサリーに集中し、ニッチの分野に深く突っ込んでいくこと。

 “そっちに、行ったか?”

生鮮主体の食品スーパーを運営していて、大手競合の出店に対応して、自社をどうするか?。270億の売上が150億まで落ち込んだという。

生き残りを模索する中で、あるデパート内での出店を要請され、承諾する。

この選択で、中小スーパーが生鮮を捨ててグロサリーに特化する。
100人の中小スーパー経営者の中で、果たして何人がこの選択をするか?。
そこには、普段の店舗運営やお客様の動向から、秘めていたものがあったのだろう。

そして、この選択から、デパート内でのグロサリーに特化した営業で実績を上げ、全国のスーパーから引き合いが強くなっていく。
今では、全国で50店舗ほどに拡大してきたという。

この、「北野エース」というスーパー。
店舗毎に、品揃えが大幅に異なる。

浅草のデパート内の店舗では、高齢者の購買に応えて、昔ながらのせんべいの品揃えにl力を入れて特化し、お客様の支持を得る。

更に、川崎駅内の店舗では、ヤングファミリー層に合わせてワインに特化した品揃えを実現し、支持を得る。

そして大宮駅内の店舗では、惣菜・弁当に特化して、支持を得る。

生鮮以外のグロサリー・惣菜の品揃えで営業する中でも、地域のお客様の世代や暮らしは全く異なり、志向も異なる。
それに合わせ、限られたスペース内でより有効に品揃えを実行し、最大の効果を上げるには、店舗毎に特化カテゴリーを変えてでも、そのカテゴリーでは地域ナンバーワンの品揃えを実施し、お客様の「支持」を得なければ、「感動」という言葉でお客様からの賛同は得られない。

その為には、本部主導の品揃えやマネジメントの標準化というチェーンストアスタイルの拡大方向を捨て、地域のお客様主導の思いきったニッチ戦略によって、個店での生き残り戦略としての「最強カテゴリー選択」の手法での品揃えの道を選択したと言える。

そして、その道を更に最適化させる為に、1年365日、常にお客様からの品揃えの要望を聞き入れ、商品の入替えを実施し、一つ入れたら一つ排除する手法で商品サイクルを回しながら、1年2年3年と徐々にお客様にとって品揃えの良いお店として定着させ、いつの間にかお客様から圧倒的な支持を得る、感動の品揃えのお店が出来上がっていくのだと言う。

駅中立地の限られたスペースで、グロサリーをベースにした売上最大化の方向を目指す。
その為の最適な品揃えを模索し続けること。

それが、北野エースのコンセプトなのだろう。
そして、今そのコンセプトに沿って、従業員がが賛同してモチベーションを高めてお客様の為に最善を尽くす。

企業という実態の無いものから、個店、個人という事実へ目を向けた経営が、今確実に支持を受けて来ているのだろう。



| | コメント (6) | トラックバック (0)

2012年3月20日 (火)

昭和の男

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


フジテレビの「最後から二番目の恋」が、いよいよ佳境を迎える。

 キョンキョン主演のドラマもあり、当初から見ていた。

今週で第9話だから、そろそろ終焉を迎えるのであろう。

50歳前後世代を狙ったドラマである。
しかし、ドラマの内容はどう見ても、絶対に有り得ないであろう筋書きではなるが、中井貴一と小泉今日子のかけ合い漫才と周辺を固める脇役である、坂口憲二、内田有紀、飯島直子らの絡みが最高に面白い。

個人的には、内田有紀がもっと内田有紀らしい女性の役になってほしかったが、この役もまた有り得ないドラマの一翼を担っている。

私は、中井貴一演じる50歳の市職員の人間像に共感を覚えるのである。
同じ市職員の部下の女の子とそのお母さんから、同時に求愛されるという有り得ない筋書きなのだが、その人間としての軸に親しみを感じてしまうのだ。

そして、近所に越してきた小泉今日子も、いつしかその生き方に共感を覚え惹かれていく直近の内容。

 “いつから私は、あの純粋さを失ったのだろう”
 “いつから私は、あのブレナイ軸を失ったのだろう”

中井貴一演じる市職員と接していて、徐々に自分の生き方に疑問を抱くようになってくる。
それを同年代の女子会仲間に打ち明ける。

 昭和の頑固男のブレナイ「軸」を感じる。

失われてしまった、人間の生き方。
代々受け継がれてきた、日本人の礼節とプライド。
そんな生き方をする中井貴一に、失った心を見出し惹かれていく。
そんな筋書きになってきた。

そんな中で、小泉今日子が46歳の誕生日を迎え、上記の中井一家がサプライズの誕生会を企画した。

 そこでのクダリは、涙ものだった。

小泉今日子が、誕生会に出された46本のろうそくが乗ったケーキを見て、失礼な言葉を発した時の事。

 あなたが生きてきた証のろうそくの本数。
 何も恥ずかしがらずに、堂々とお祝いを受けてください。

自分を大切に、今までの人生を振り返り、ろうそくの数だけ頑張ってきた自分を認めて受け入れる。

この歳になってようやく分かってきた人生の本質。
それを、わたしと等身大の目線でドラマにしてくれているこの番組も、いよいよ佳境。

そして、次回が最終回。
是非皆さんも、この最終回はお見逃しなく(笑)。
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.350699701616656.92216.350034578349835&type=1



| | コメント (5) | トラックバック (0)

2012年3月19日 (月)

鮮魚の技術力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある先輩社員と話した時の事。

 「やっぱり、鮮魚の力だな!」

彼は、業績対策専任を命ぜられ、競合出店激化の地域に乗り込んで、数値死守の命を受けてその地域の乗り込んだ。

そして、価格、品揃え、鮮度、清掃、品切れ、接客の部分で、競合激化の店舗に指導に入り、競合店が同時に2店舗出店したエリアの店舗の業績を落とさずに維持したのである。

そんな彼と、話しをする機会があった。

「なんだかんだと言っても、競合との戦いで一番苦労するのは、鮮魚の技術力だな。」

 「そうなんですか?。野菜の価格じゃぁ~無いんですか?。」

「野菜の価格は、誰だって出来るだろう。利益を落としてでもやる気があれば誰でも出来る対策だ。しかし鮮魚の販売技術、調理技術はやりたくても出来ない。しかし、お客様のロイヤリティー拡大に鮮魚の販売技術向上は避けて通れない道だよ。」

彼が言うには、競合対策上、どの企業も「青果」特に野菜の価格競争をするが、それは野菜の価格が集客力に直結することを見越して実施する訳でが、いずれ野菜の価格は合わせられる。
そこには何の技術力も伴わないから、ある程度簡単に対応できるのである。
 
 

 それは、差別化という視点で言えば
 差別化出来ない、と言う事でもある。

そんな状況下の中で、鮮魚の調理技術や陳列技術、更に相場対応での単品量販等の売場の仕掛けは、今まで培ってきた鮮魚の販売技術の全てが要求される。

 それは、気が付いて翌日出来るものではない。

今までの蓄積に、毎年学んだ原理原則を入れ替えてバージョンアップしていかない限り、積みあがってはいかない。

更に、現場での向上心と仮説検証の繰り返しで、青果の単品量販と同様に相場品の販売技術は身につかない。

 組織力と個人の力量の積み重ねでしかないのだ。

その年季のいる技術力が、お客様の来店動機に大きく影響すると言うのだ。

 なるほど、と思う。

まずは、青果の価格政策だが、それは比較的容易に実現出来る。
しかし、鮮魚は販売技術に関しては、それ相応の経験と期間を擁し、相場感度と販売技術という別途の能力を必要とする為、教育に関しても複雑になってくると言うのだ。

黙ってでも、精肉に関しては今後のトレンドとして、食の中心に位置付けられてくるだろう。

 しかし、鮮魚という部門。

ダウントレンドとして位置づけられてから久しいが、人間は年と共に魚文化に変化していく。
そして、今年の私の鮮魚に対する課題は、「メニュー」である。
それも、調理技術の習得とセットでの、料理提案を最大の武器としていく事。

 魚でのお客様を呼ぶ。

従来の弱みを克服出来るか?。
もしかすると、最大の差別化は、この分野なのかもしれない。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月18日 (日)

人の命と人生に関わりたい

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「私は、人の命と人生に関わりたいのです。」

 私は、その言葉を聞いて、腰を抜かしそうになった。

採用面接の第二弾。

当店の会議室で実施されている、来季の採用面接での一コマ。

そう言って、当社への入社動機を語った彼は、昨年の震災時に他県から開店している店舗を探して来店されたお客様との対応を、今でも忘れないと言った。

昨年の3月11日。
その日、彼はあるスーパーでアルバイトをしていたという。
幸いに大きなダメージもなく、そのまま開店を続けた店舗で品出しのアルバイトをしていた彼のそばに、ある男性が近づいてきたという。

「すみません、おもちはありますか?。」

 「はい、こちらにございます。」

「いろいろ揃っているね。これとこれ、どう違うの?。」

 「これは新潟産、こちらは〇〇産です。」

「開いてて良かったよ、隣の件から国道沿いを来たんだけど、このお店の明かりが見えて入ったら開いていた。本当に助かったよ。」

そう言って、そのアルバイトに感謝をして「おもち」を購入していったのだと言う。
その時に、その子は強く思ったらしい。

 “スーパーって、人の命を預かる仕事だったんだ!”

それから、単なるアルバイトとしての金稼ぎという認識から、しっかりバイトをして金と共に、人の仕事を預かるという認識を持ち続け、自分のアルバイトに誇りも持ち続けてきたのだと言う。

 “俺の入社動機とは雲泥の差だ!”

私は、とにかく働き口を探していた。
大学4年の12月でさえ、自分の就職が決まっていなかったのだから。

それに比べれば、そこまでこの業界の深層を掘り下げて、自分の未来像を描いているとは思わなかった。

それに対して、人事部長が彼を問いただした。

「そうは言っても君、それは一生に一度あるかどうかの状況だろう。普段の我々の仕事は毎日コツコツと当たり前の売場を持続させる為に、おもしろくも無い品出しや手直しをやり続ける事が日課なんだよ。それを続けられるのかい?。」

そういって、彼の意識を引きずり落とそうとして質問した。

「それは、アルバイト先のチーフの方の姿を見て覚えました。私もその後ろ姿に学んで、日々のコツコツという仕事継続しようと思い、今までアルバイトを続けてきました。」

彼は、人事部長のいじわるな質問にも、動じなかった。
彼が退室した後、人事部長が私に言った。

 「一歩も引かなかったな。」

「静かそうに見えても、芯が強いんですね。」

 「俺は、あんなのが好きだなぁ~。」

前回も、ストイックな学生の話しをしたが、今回もそんな学生が混じって存在していたのである。

来年度卒業予定の学生から、いわゆる「ゆとり教育」世代なのだという。

私は採用面接を通して、そのデメリットだけでは無く、そのメリットを活かして奥深い精神を持った学生も以外に多いのだと言う認識を持つようになってきた。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月17日 (土)

景気の回復

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。



今朝新聞を読んでいたら、「景気復調の兆し」の文字が載っていた。

 「えっ、景気、復調?」

“それは、本当か?”

読売新聞だった。
新聞の内容では、日経平均の回復や震災後の復興需要の本格化、更にはギリシャの債務問題の進展等を挙げていた。

ニューヨーク株式市場の平均株価も4年振りの高値だそうだ。
円高問題も一段落し、円安が進んで輸出産業にとっては今が追い風の時期でもあるらしい。

そして何より、国内の自動車産業の回復ぶりを挙げていた。
特にTNP車(低燃費車)の需要拡大が高まってきていると言う。

百貨店では、なぜか100万もする高級時計が人気だと言う。
そして、我らスーパー業界もその足音を感じる事が出来る3月だった。

 “だった?”

そう、震災から1周年を迎えるまでは。
しかし、震災以降、昨年の売上はバブルであった。
今後の今月のシミュレーションをすると、どう見ても90%台半ばまでしか回復しない。
それは、翌月以降も先は見えない。

 昨年好調だった食品業界は、今年がヤマ。

そんな状況が、お盆まで続くのだろう。
だから、世情の景気回復は、願っても無い追い風である。

 “なんとか、フォローの風を吹かしてくれ”

普段の食事やイベント時の御馳走需要を喚起してくれ。
そう願うのだが、一方では原油高が到来している。
いつの間にか、レギュラーが150円前後まで高まっている。

 原油高。

その影響は、食品業界の値上げに拍車をかけ、魚介類の相場高にも影響を与える。

 なかなか、手放しで好景気には向かわないか。

更に、今は春闘の時期。
読売新聞でも、表紙では「景気復調の兆し」と謳いながら、裏面では「定昇凍結」の言葉も混じる。

かっての春闘とは、「定昇+ベースアップ」が常識だった(20年前まで?)
その後、「定昇のみ」が常識化しつつある。

更に今年は、大手電機メーカーでも、定昇凍結という文字。
要は、昨年の自分の給与が今年も変わらない、と言うこと。

 “下がらないだけ、まだマシ”

そうとも捉えられるが、定昇を見込んでローンを組んだ人たちにはこたえるだろう。

 我々は、昨年の年末に、学んだ事がある。

「ここぞの場面では、お金を使ってくれる。」

それは、鮮魚の「かに」の爆発から。
本当にお金が無いのでは無く、ここぞのタイミングでは、御馳走を振る舞うのである。
そのサイクルが増えてくる、と言うことか。
そうであれば、仕掛けがいもあるというものだ。

 今年の春彼岸が、一つの試金石か?。

そんな週末になりそうだ。


| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月16日 (金)

いよいよGFのシーズン

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


一昨年から取り組んできた「果実」の52週MD。

 いよいよ、フロリダ産のグレープフルーツの季節だ。

以前は、グレープフルーツなど、いつ食べても酸っぱくて食えやしない、と見向きもせず国産柑橘ばかりにこだわってきました。

しかし、一昨年から始めた果実の52週MDの実践によって、自らもグレープフルーツを食すようになって初めて、一年の中での「味」のサイクルが見えてきた。

 「一年で一番美味し時期」

このキーワードが使えるようになってきた。
たかだか100円前後(企業によっては、こだわって300円までを品揃えしているが)のグレープフルーツではあるが、一年を通して、酸っぱくて胸やけするほどの時期もあれば、いよいよ味が乗ってきて「甘み」というか食べやすくなってくる時期もある事がわかってきた。

 そして、いよいよグレープフルーツの時期だ。

年間で出回る一番美味しい時期。
このタイミングで、普段から取り扱うありふれた商品をピックアップして、お客様に提案する。

従来から、安心という部分で国産果実しか食べなかった方にも、今のグレープフルーツは食べて頂きたい。

 当店で提案する商品は、どれも一年で一番美味しい物。

だから、安心して購入し、食べて頂く。
そして、それが一番の幸せ。
そこに、当店の存在価値があるのだ。
それも、ストアロイヤリティーの大きな要因。

そのように仮説を立てれば、どの商品にも当てはまるが、とりあえず旬が一番明確な果実ほど分かりやすいから、そこからスタートして2年。

私と取り組んで2年のチーフも、この事を良く理解してきている。
だから、先手が打てるようになってきた。

 「グレープフルーツの27玉あたりを仕掛けますか?。」

これは、この時期が一番美味しい時期であり、自らの食して納得しているから出てくる言葉だ。

「この週末は、30ケースほどやってみるか?。ルビーとホワイトがあるが、今回はルビー単品に集中して提案しよう。」

 「了解しました。」

この繰り返しで、「果実」のロイヤリティーは拡大してきた。

 「このお店の果実は、間違い無い。」

特別、グレードの高い商品を品揃えしている訳ではない。
同価格で売れる、一般的な商品を納品しているだけだが、それでも年間で最高のタイミングを図れば、ジャストタイムな時期を見逃さずにお客様に大いに喜んで頂ける。

そして、なにより当店への信頼が高まる事だ。

安心と感動。
今年のキーワードに如何に近づくか。
ストアロイヤリティーのお蔭で、部下との会話も同じ方向を向く事が出来るのである。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月15日 (木)

店舗見学会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日は、店舗見学会があった。

 久しぶりに、自店での開催。

前回の会社説明会に参加して、人事から店舗見学会の案内があった。
当社の別店舗で予定されていたが、人事から、せっかくなのでてっちゃん店長の店舗でも個人的に申し込んで、店長の承諾を得れば見学出来ますよと案内したので、何人かの学生が会社説明会の後に、直接私に申し込みに来た。

 久しぶりの、店舗見学会である。

以前の店舗では、この時期によくやっていた。
一回に5人程度が参加して、店内・バックヤードをくまなく見学させ、その後に当店の販売戦略等を休憩室で話し、最後に人事からその後の予定を話して終了。約2時間のコースだ。

当初から流通業やスーパー志向の学生たちは、的を絞って小売業のガイダンス等に参加して、内定のこぎつけるまでその企業に関わっていくが、それ以外の学生は興味本位で参加しても、個別面接まではたどり着かなかった(昨年までは)。

しかし、店舗見学会に参加して内側からスーパーを見た学生は、ほとんどが個別面接を希望しているという。

 スーパー業界の位置づけが、変化してきたのか?。

震災という大きな出来事によって、学生たちの「スーパー業界」に対する認識が大きく変わってきたようだ。

そして、今回の店舗見学会。
3名の参加だった。

いつものように、青果から売場を案内し、当社の考え方や陳列の原理原則等を説明してまわった。
コンコースに配列される生鮮部門の特徴や、内部に配列されるグロサリー部門の特徴等を簡潔に、時に詳細に学生たちの興味を持たせて質問等も交えながら案内していった。

私がいつも店舗見学会で強調するのは「ワンストップショッピング性」。

スーパーとは部門の寄せ集めではなく、店舗が一つのまとまりとなって一回の買物で食卓の全ての食材と調味料が揃い、購入商品の鮮度を落とす事無く、効率良く自宅へ戻り購入商品を冷蔵庫で収納する事が出来る事が、安心安全な買物であり、それをワンストップショッピングと言う。

それがお客様にとっては、便利であり安全である。
その事がお客様にとっての、スーパー選びの軸になっているのである。
それを目指して、最大限の努力をするから、お客様の来店動機に繋がり、一人勝ちの世界へ移行していくのである。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月14日 (水)

能力に見合った職位

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある店長からの電話が鳴った。

 「私の接し方が悪いのでしょうか?。」

店長が求めるレベルと、チーフが実現出来るレベルとのギャップ。
店長の高いレベルへの追求に、そのチーフが嫌気をさしてグレていると言う。

もともと高い能力を有しているにもかかわらず、気持ちの問題で実行しないのか。
それとも、持ち合せた能力が低く、店長の求めるレベルでは荷が重すぎるのか。

 この差は大きい。

高い能力を持ち合わせているのであれば、本人のモチベーションの問題であり、上司を変えたり、本人の異動で環境を変えたりしてモチベーションを揺さぶることは出来る。

しかし、持ち合せた能力が低いのであれば、これはもう如何ともしがたい。
上司の問題でもなく、最大の要因は、本人がその職位に付いていること自体が問題だ。

 そこで一番悩むのは、上司だ。

“これは、店長としての自分の問題なのか?”
“なんとか、部下のチーフを育てたい”

そんな意識が強ければ強いほど、このジレンマに陥ってしまうものだ。
しかし、もがけばもがくほど部下は空回りをして、目指す方向から遠のいていく。

放っておいても育つ部下がいれば、手取り足とり育ててもレベルを上げない部下もいる。

 上司とは部下の能力を冷静に見定める必要がある。
 更に能力に見合った職位を用意してあげる事が大切だ。

部下全員が必ずしも上昇志向を持って仕事に取り組んでいる訳では無い。
そして中には、能力以上の力量を求められている従業員も多いのではないか。

そのようなことも想定して、部下と面接を実施し今後の本人のキャリアプランを立ててあげる事が大切なのだと思う。

それは本人にとっても会社にとってもいいことなのではないかと考える。
本人にとっても無理をせず気持ちよく力を発揮できる環境なのではないかと考えるのだがどうだろうか?

企業の昇級昇格制度は、職位を上げないと昇給しない制度であるが、人間必ずしも昇級したいかと言えばそこは微妙だ。
ある程度年齢がきたからと言って昇級させようとしたり、部下の事を考えて昇級させようとする意志が働くが、それが将来的にその人間の為になるのかと言えば、長い目で見れば逆の場合も多い。

その事をしっかり相手と話し合わないと、お互いに不幸なことになってしまう。

 相手の能力に応じた職位。

もう一度見直してみなければならない。





| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月13日 (火)

採用面接

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ、次年度採用活動もピークを迎えてきたようだ。

 今回は、採用面接に参加する機会を得た。

以前のブログに、「面接試験」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-b104.html

当社の採用活動の流れの中で、会社説明会を実施し、希望者に店舗見学会を実施、そこから個別面接に入っていく。

当社の面接は前回も記したように、一人45分のロングラン。
企業によっては、集団面接で思うような自己アピールも出来ずに不採用を結論付けられる学生も多いと聞く。

当社人事の、面接には時間をかけたいとの想いからこの時間をたっぷりととっての面接である。

そして今回、この面接の試験官として学生と接する機会があった。

まずは履歴書から、本人の現在の状況や大学3年間での出来事等を確認。
そして就職活動の現況と将来の希望職種等の確認。
更に、当社への志望動機等を確認していくのである。

学生側も、会社説明会と店舗見学会を経ての今日であり、ある程度の認識は得て来ているが、今までの集団での接し方と違い、一対一での対面での面接で自己アピールがしっかり出来ると言う満足感が大きいようだ。

一人45分という面接時間は、一見長いようであっと言う間に過ぎてしまうもの。
今回4人の学生と面接したが、誰も皆名残惜しい感じで終了してしまう。

そして私はここで、一つのテーマを持って面接に臨んだ。

 「継続力」。

いままでの人生で、継続してきた事は?。
どんな些細な事でもいいから、「継続」してきた事は?。
更に、この大学生活で、自分で決めて続けて来た事は?。

そして、私を唸らせたのは、大学3年間特待生の資格を守るために、全ての試験で80点以上を取り続けてきた学生だった。
特待生で入学しても、その後の大学に試験に優秀な成績を修め続けなければ、特待生の資格を失うのだと言う。

そのためにテストの都度勉強に励み、80点以上をキープしてきたのだという。
自分がこの子の親だったら大絶賛である。

更に驚くべきは、部活動もやっており、そこではキャプテンだったというから驚きだ。
彼に質問してみた。

「君の成績は認めよう。しかしそれはあくまでも理論の世界であって、それをいかに実践し組織を率いていくかが入社後の大きな君の課題となるが、その部分はどう考えているの?」

なんて意地悪な質問だ。
そして彼は答えた。

「そのために部活動でキャプテンとして部員と共にいかに勝つかという課題を持って取り組んで来ました。そこで仲間と協力する事を学びました。」

「なるほど!」

私は思わず唸ってしまった。

 完璧だ。

なんてストイックな奴なんだろう。 こんな奴を部下にしてみたい。
そして、逆にこちらが学ばせてもらった面接であった。

そんなこんなで終了した採用面接。 この中から一体何人の若者が、我が社の門を叩いてくれるのか。





| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月12日 (月)

上井草エリアMR③

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本当に久しぶりのMR記である。
新年に入り、子供の受験等で遠出の機会も減り、精神的にもMRする余裕も無かったが、ようやく他企業をMRして学ぼうとする気持ちにもなってきた。

そして、2度のMRをしてきた「上井草エリア」。

 いつも感心するスーパーがある。

「Yマート社」。

 特に生鮮3部門が良い。

Y社の最新店舗と言う訳ではない。
店舗も10年程度は経過しているだろうと思われる。

しかし、人口が密着し集客力もあるのだろうが、生鮮3部門の品揃え、鮮度、更に企画力がいつ行っても感心させられる。

そして、販売技術の高い担当者が売場を受け持っているのだろうと思われる。
狭い店内ではあるが、入口での青果の企画。
必ず人を引き付ける企画がある。
更に、果実売場の旬の提案。
最近のディスカウントタイプの絞りに絞り切った品揃えとは逆で、価格、品質でのバランスの良い品揃えが限られたスペースに散りばめられている。

鮮魚は、コーナーの始まりでは必ず「まぐろ」だ。
特に生のまぐろの企画が単品で量販、そして豊富な品揃えで展開されている。
更に、お造りの調理技術、切身の調理技術とも高く、食べてみたいという商品化だ。

精肉はやはり「牛肉」。
他部門同様に限られたスペース内に散りばめられたアイテムが豊富で、更にお買い得感のある輸入牛も含めていつ行っても買える商品、アイテムが展開されている。
まるで、お宝探しの感覚で商品選択が出来るような売場。

狭い店内ではあるが、集客力を活かして豊富な品揃えと大陳された単品の売場が、お客様からのロイヤリティーの高さを伺わせるのである。

この日は、「感謝祭」と題して、相当価格を出したチラシにより、レジ6台解放でも数人のお客様がレジ待ち状態。
この部分での臨機応変なサービス対応が今後の課題だろうか。

次に、Y社から約1Kの「S社」。

 Y社とは逆に、効率最適化の店舗。

2階には衣料品も有し、集客には有利な店舗でもある。
生鮮売場は、お昼時でもあり、必要最低限の品揃えを徹底している。
鮮度を重視しながら、夕方ピークの4時~5時を視野にいれて最大ボリュームにしていくのだろうか。

そして、以前は売場の飾り付け等も効率化最優先で行われていなかったのだが、最近この部分にも目を向け始めてきた。
店内には桜が咲き、平台の腰幕も巻かれ、春のイメージ作りも手掛けるようになってきた。

店内でも、女子のパートさんの姿が目立ち、標準化の図られたパート比率の高さが伺われる。

同時に、いつ行っても安心して買物が出来る安心感は高い。

そして一番重要なのは、上記2店舗を比較してお客様の立場で、どちらを選択するかという想定だ。

結局は、この想定で競争力の序列が決定し、日々でありイベントでありの需要が決まるのである。

チラシ効果もあるのだろうが、この日も決定的に前者優位で集客されていたようだ。


PS
 「上井草エリアMR③」を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kamiigusamrsann/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月11日 (日)

iphone恐るべし②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前に、iphone恐るべし、を記した。

 そして、周囲のiphone愛用者にその話をしてみた。

以外に知られていないのである。

その機能は、マップ上に落とされたピン周辺の地上からの360度写真の事である。
その話をする都度に、皆に感動される。
私よりも使用歴の長い方に話をしても、感動を持って受け入れられるのだ。

 これは、最近のiphoneのサービスなのだろう。

以前に、dadamaさんのコメントに乗っていた記事を見てみたが、やはり最近このサービスが広がっているようだ。
http://gigazine.net/news/20100107_street_view_car/
ちなみに、私の住むエリアでは、まだこのサービスは無い。

 そして、このiphone。

最近では、手帳を活用する機会がやけに減ってきた。
それは、より身近に手元にあるiphoneで済ませられるようになったからだ。

 手帳機能。

手帳に記載する項目として、「スケジュール」「忘備録」「メモ」がメイン。
その3大機能を、手帳より身近で手元にいつでもあるiphoneが代替出来てしまうからだ。

更に驚くべき事は、忘備録やメモに記載した日付や電話番号、そしてアドレス等がそのままそこをクリックして直通に繋がるから更に便利なのだ。

いつでもネットに繋がっているから、スケジュールに入れておいた行動予定に、行き先の相手の電話番号や住所、その周辺の駐車場等の情報を貼り付けておけば、そこをクリックするだけでマップが現われたり駐車場情報を表示してくれたりもする。

要は、このiphoneひとつである程度の情報は揃うと言うことだ。
使ってみると、これは非常に便利だ。
特に、iphoneに初めから備わっているアプリの連携性が良い。
いずれも派手なアプリではないが、その連携性は特筆もので、連絡先に書き込んだ住所がそのままマップに連動していて即マップ上に表示されるなど、情報が連続的に表面に表れてくるので時間的なロスが少なくて済むのだ。

入力性も良く考えられていて、私でも比較的簡単に入力が出来、使い勝手は良い方だと思う。

そんな感じだから、次に買うパソコンもMacにしようかと思っている。 何と言ってもその連携性がいい。 そして、そこから発展して行く展開が魅力的である。 その連携性から自分に何をもたらしてくれるのか。 可能性を秘めた今後が期待できるのである。





| | コメント (6) | トラックバック (0)

2012年3月10日 (土)

会社説明会から②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


1月中旬に実施された「会社説明会」。

 来季入社希望者への説明会だ。

そして、今回が2度目の参加である。
会社説明会は2月にも実施されていたが、私が呼ばれたのは今回で2度目。

 “再度、現場での仕事ぶりを話してほしい”

そんな要望があって参加した。

 前回は「アクセルを踏んでくれる仲間と仕事がしたい」

そんな話をした。
今回の私のメインテーマは、何にしようか?。

前回も、特別テーマを決めて参加したわけでは無く、その場の学生の雰囲気や我々企業側の参加者の顔ぶれに合わせて話をしているうちに、テーマめいたものが見えてきて、「アクセル」の話しになってしまった。

 “今回も、現地に行ってから話す内容を決めよう”

参加する学生達を見ていると、見えてくるだろう。
そう思って参加した説明会だった。

途中から参加した説明会だったが、前回同様正面最前列には女性が座っていた。
前回もそうだ。聡明そうな女性が陣取っていた。

 “相変わらずモチベーションが高いのは女性か?”

一概にそうだとは決めつけられないが、正面最前列とはそういう席だと思われる。
それを見て、直感的に思った。

 “今日のテーマは「感度の高い人材」で行こう”

「我々の仕事は現場での商売である。そこで一番大切なのは『感度』だ。」

「学生時代に一生懸命に学問を学ぶ。大切なことだ。しかしそれは実践では無い。これから君たちには実践が待っている。学生時代に学んだ学問が実際の現場ではどのように起きているのかを検証する場がこれからの君たちの仕事である。」

「そこで一番大切な要素が『感度』だ。学問を実践に変換する作業が行動だ。行動を起こそうとする意欲は人間の感度が働くからだ。だから皆さんにはその感度を磨いてほしい。そして感度を磨いてタイムリーな行動を起こせる人材が欲しいのだ。そんな人材と私は仕事をしたいと思っている。」

そんな内容だったと思う。

「そして、その感度の表れとして、人の話を一番前の席で聞こうという行動に表れたり、テレビで報道された内容を即売場で検証しようとして本部バイヤーに問いあわせたりするという行動に出るのである。そんな感度を磨いてほしい。」

 如何に、他人より半歩前に出るか。

その感度が実力になっていくのであろう。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月 9日 (金)

考える組織つくり

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の記事で、ストアコンセプトを記した。

 どんなお店にしていくのか?。

現場で自分達で考える作業。

 そして私は、「安心」と「感動」というテーマを持った。

そのテーマに沿って、部門別にチーフが具体的に肉付けをしていく。
そうすると、各チーフ毎に、今年の最大のテーマと方向性が見えてくるようだ。

 その絞られたテーマで、各人が深化させていく。

その根底に流れるのは、「考える組織つくり」。
組織や店舗、そして個人が考えて仕事をする。

 “いつだって、考えて仕事をしているだろう”

それはそうなのだが、その考える精度、判断材料になる情報の選択精度が問題だ。
より結果を導きやすい考え方とそのプロセスをどう導くか。
そしてそれを、組織だって仕組みに則って現場の末端まで考える風土つくりが重要なのだ。

それを従来は、トップダウンによってより具体的に現場に落とされる形で方針が詳細に組み立てられてきた。

今年は、それと同時に店舗でコンセプト作りが並行して計画されている。
トップダウンによって具体的な行動計画が店舗で立案されつつ、その結果として「どんな店舗にしていくのか?」というイメージつくりも同時に作成されていく。

そして、そのイメージからより具体的に各部がどういう方向性に向かい、より具体的な行動計画に進んでいく。

店舗で描いた「夢」を実現する為に、各部の役割が明確になり、その役割を実現する為により具体的に行動計画を立案していく。

そんな計画を作っていくと、各部の具体策が明確に創造されていくようだ。
そんなプロセスが、考える組織つくりに貢献していくのだろうと思う。

そして、店長と各部の担当者との間に、「夢」と「現実」とのコネクションが結ばれていくのがよく見えるのだ。

 “お店の夢を実現する為に、私はこうする”

人間は、より身近な組織の夢の実現に対しては、より自らの力を発揮しようとするものだ。

 それが日本人の特性であり、強みでもある。

その特性を、如何に活かしていくか。
それを有効活用する事で、考える組織つくりが可能となるのだろうと思う。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月 8日 (木)

空白の期間

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ、震災から一年を迎える。

 震災後の商売。

昨年の震災後、どんな売場を作っていたのか?。

 “それどころじゃなかったろう!”

その通りでした。

 “とにかく、開けなければ”
 “とにかく、商品手配しなければ”
 “とにかく、節電しなければ”
 “とにかく、商品の安全を確保しなければ”

売場作り、イベント対応、競合対策等の商売のレベルは、完全にインフラが整備され商品過剰の状態で選別できる環境に上に成り立つ原理原則であって、電気が通じず、商品やそれを運搬する輸送自体に支障をきたしている環境下で語るべき問題では無い事を知った。

そんな状態からようやく光が見えてきたのは、4月に入ってからだった。
だから、52週MD計画と検証といっても、昨年の3月11日以降3月末までは、私の52週MD検証は空白状態なのである。

 52週のMDなど何も出来なかった。

だから、昨年が無いのと同様。
そして、数値上も、昨年実績は何の役にも立たない単品データが続く。

 そう言う意味では、不安でもある。

過去2年間、52週という週間に区切って販売展開を考えて実践してきた過去というインフラが無い期間を迎えるということだからだ。

常に、目の前の環境を考え、過去にとらわれずに仕事をしているならば、昨年の売場など関係ないのだが、どうしても私は、昨年の売場であったり昨年の行動を基準にしてしまう傾向がある。

 昨年を基準にして、今年を考える。

その基準を失う事の、恐さ。
だから、一昨年を思いだすのか、それとも未来のみを見て売場作りをしていくのか。

 その答えに迫られる時期に来ているのだ。

それは、私にとって、チャンスなのかピンチなのか?。

 “それほど、大きな問題ではないでしょう”

そういう捉え方も出来るが、私にはその部分の情報の無さが、結構引っ掛かるのだ。

 ホワイトデー、春彼岸、入園入学、花見等。

これからの一カ月で、季節は大きく変わり、人の暮らしという環境も変わる。

 “全く違った切り口で、攻めてみるか!”

そんな想いで取り組んでいこうか。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月 7日 (水)

劇的な気温変化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


この数週間、劇的な気温の変化だ。

 “この春は「桜」が咲くのか?”

そんな風に感じてしまうほどの、気温の変化。
北関東でも、積雪10センチの翌日には、最高気温15度にもなって、前日積もった雪が完全に溶けてしまう。

そんな気温の変化が数日置きに繰り返して訪れる。

 “いつになったら、春が訪れるのだろう?”

本当にそう思ってしまうほどの、冬の寒さを感じる日が訪れる。

 しかし、確実に「春」はすぐそこまで迫っている。

先日、あるスーパーで買い物をした時(自分のお店ではありません)、買物が終わらない女房を待って、小春日和の外に出て長椅子に座って日向ぼっこをしていたら、ある御老人(男性)が寄ってきて話しかけてきた。

 「だいぶ、案配(あんばい)いいねぇ~。」

  「そうですね。もう春ですね。」

 「今年は寒かったけど、病人少なかったね。」

 “インフルエンザとかの事を言っているのか?”

  「そうですね、大流行にはならなかったですね。」

たしかにそうだ。
既にインフル等に感染された方には気の毒だが、例年ほどインフルの猛威はメディアでは報道されていないようだ。

 “やっぱり、寒さ対策が功を奏したのか?”

人間は環境に応じて、対応する。
寒さに油断せず対応するから、身を守れる。
体が、そう働くのだろう。

しかし、この寒さだから「桜」の開花は相当遅いのだろうと思い、桜の開花予想をネットで調べてみた。

 平年より、数日遅い。

そんな予想だ。
以外にも、数日の遅れだけの開花予想。
北関東でも、満開時は4月10日前後と、例年とそれほどそん色ない日程である。

 “自然って、強いんだなぁ~”

これだけ真冬の日本に積雪をもたらし、寒冬と言われた今年。
それでも、桜の芽はしっかり例年とほぼ変わらないサイクルで芽吹いてくる。

 “自然にとってこの程度の寒暖の差は誤差の範囲”

そういうことなのだろう。
しかし、このような気温の変化、三寒四温を経て、春へと急速に向かうのだろう。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月 6日 (火)

ある、電話

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ひな祭り当日の、午後2時。

 ある、電話がかかってきた。

「てっちゃん店長ですか?。〇〇店の××です。」

 「おぉ~っ、どうした。何の用だ?。」

「今日のひな祭り、これからどう、行動するべきなんですか?。」

 
新任副店長として昇格した彼の初となるイベントが、今回のひな祭りであった。
そして、たまたまその日に店長が所用で休暇を取っていた為、一番大切なひな祭りの午後からのお客様の動きと、それに呼応した店舗対応が分からずにいたのだ。

「ひな祭りとは、一年で一番ちらし寿司材料が売れる日だ。そして今日は土曜日。午前中はお客様も行楽等で外出していた方達も、必ずちらし寿司材料を求めて来店される。3時頃から7時頃までは劇的に商品が動くぞ。特に鮮魚と寿司のちらし寿司関連は山積みしておけ。」

 「そんなにお客様が来るんですか?。」

「当たり前だ。ひな祭りの対象は人口の半分の女性だから、自分へのご褒美も兼ねてちょっと簡単贅沢に食事を考える日。だから夕方集中だ。レジも全台解放の人員を揃えとけよ。」

そんな調子の会話をした。

そして、午後3時以降。
予想通り、お客様が来店される。
予想以上だったのは、家族連れや御年配ご夫婦の来店だった。
そして、ちらし寿司関連がボコボコに売れていく。

 “ガン積みしていて良かった”

毎年思う事だ。
ひな祭りは曜日に関係無く、午後3時から午後7時までが勝負。
しかし今年は土曜日という曜日周り。
更に加速して集客され、特に夫婦揃っての買物が多かった。
土曜日という曜日にもっとスポットを当てた計画が必要だったかもしれない。

そんな反省をしていたら、再度、新任の副店長から電話がかかってきた。

「てっちゃん店長。いやぁ~、午後4時にはレジ待ちのお客様が並んで、売場もボロボロ状態でした。」

「そうだろう。これがひな祭りの午後からの実態だ。一年で一番ちらし寿司関連が売れる日。だから計画した商品は全て売場に出し切ることが大切。一年で一番と言う事は、いままで経験の無い動きをするわけだから、出せるものは出し切って、手間のかかるものは直前に全員で集中して作って対応する。これがひな祭り当日の午後からの迎え方だろう。」

 「なるほど。」

逆に、店長不在時のほうが、全て自分の責任で店舗運営しなくてはならないから、自分の成長の場ではある。

そう前向きに捉えて、イベントという一年一度の経験の場を過ごしていってほしいものだ。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月 5日 (月)

今年のひな祭り

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新年度早々の大イベント「ひな祭り」。

 企業によって、新年度の始まりはことなるだろうが。

2月決算の企業であれば、今月から新年度。
そして、早々にイベント力を占うにふさわしい「ひな祭り商戦」。

ひな祭り商戦とは、一言で言うと、一年で一番「ちらし寿司商材」が動く日。
そして、「はまぐり」が一年で一番売れる日。

 要は、鮮魚の花道の日。

しかし、鮮魚だけにスポットを当てるのか、他部門もこのイベントに乗っかって売り上げを上乗せ出来るのかは、店舗次第。

従来から鮮魚でも、ちらし寿司だけでなく、手巻き寿司やそのたお刺身や切身等の提案も行ってきたが、メニュー的には、やはり「ちらし寿司」がその華やかな出来栄えから好まれるのだろう。

 そして、ちらし寿司関連の単品の動きが圧倒的だ。

調味料である、「ちらし寿司の素」も、年間で一番売れるのが、この日。
この事実を知らずに、在庫を露出しないで定番のみで展開すると、午前中で欠品するのは明らか。

そして、土曜日のひな祭りを考えると、午後からの集客が圧倒的に高まるだろう。
今回のひな祭りに関しては、チラシ上何も謳っていなかった。
単に、日々の日替わりのみのチラシ構成であった。

 私は、その事での不安は無かった。

イベントとは、お客様との信頼関係。
年々のイベントへの取り組みから、お客様との信頼関係が深ければ、チラシにひな祭り商材が入ろうが入るまいが、必ず目的を持って買物に来て下さるハズ。

部下にもそう言って、不安を消し去った。

 “チラシに頼らず、ロイヤリティーに頼る”

その指標として、今回のひな祭りを捉えてみようと思った。
当店にとっても、決して強い曜日では無かったため、昨年の実績を越えるのは厳しいかとは思ったが、それも含めて今年のひな祭りの動向が、当店とお客様との関係を占うイベントにしようとは思っていた。

 そして、当日。

午前中のお客様の流れから、「やはり今日は厳しいか。」と思っていたが、午後3時以降からの集客は予測以上のものがあった。

 「いままでのイベント対応が実を結んだか。」

最終的には、昨年爆発的に作った売上をなんとか越す事が出来た。

 「一年で一番ちらし寿司商材が売れる日」

ちらし寿司に絞って、徹底して追求する。
これが、ひな祭りの究極なのだと思う。
更に、毎年、何を付加して提案していくか。
この伸びしろの部分で、ひな祭りは成長していくのだろう。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月 4日 (日)

面接試験

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


リクルート活動も今が最大ピークらしい。

 今回は自店の会議室を利用しての面接だった。

本部よりも交通の便が良いということで、人事と学生の面接試験が、当店で行われることが多い。

以前ブログでも記したが、第一回目の会社説明会に私も参加したが、この面接でその時参加していた学生が何人か面接で見かけた。

この日に、人事が面接した学生は、3時間で4人。

 “3時間で、4人しか面接しないの!”

私は、今回面接スタッフとして参加している社員に聞き直した。

 そう、面接に、一人当たり45分も費やすのだ。

それも、一対一の面接で45分だ。
通常であれば、まとめて数日で面接期を終える為、5人程度まとめて15分程度で面接を終えるのだと思う。

しかし、当社の方針で、面接にはたっぷりと時間を費やすのが流儀。

 一人、45分の面接。

だから、学生の声を聞くと、たっぷりと話しが出来て充実感を得るのだと言う。
それが要因で当社に入社するどうかは別にして、面接に満足を得ているのは確かなようだ。

このように、学生の採用に関しては、個人にスポットを当てた採用活動をしているように感じる。

そして、その運営スタっフも既存の営業スタッフがプロジェクトチームのように活用される。
前回の会社説明会や今回の面接に関しても、人事部は部長一人で、その他は本部の部
門のトレーナーや店長、チーフ、担当者等がその都度呼ばれて役割をこなしていく。

また、当店では実施していないが、店舗見学会なるものも実施されている。
これは、全体的な会社説明会の後に、希望者のみ、店舗に案内して店長が店内の部門や売場を説明して回るものだ。
そして、店長の現場運営や販売面での実務面を自ら紹介するもの。

そこで、学生たちは普段外部から見るスーパーマーケットという存在から、内部で運営する従業員からの目線で、初めてその内部の姿を知るのである。

しかし、それが学生の自社への最終的な入社動機にどう影響しているのかは、計り知れない。

悪い影響は無いだろうが、それが決定的な動機として強く印象づけられているのだろうか。
まだまだ、企業名というネームバリューに左右されているのではないか。

 それが現実ではあろう。

ただ、今の進め方が、必ず自社の人財に対する姿勢として浸透していく時期が来る。
それも徐々に世間に浸透していくのであって、時間をかけて諦めずに進めていくしかないのであろう。

そして、採用と教育、そして営業と壁を作らず全ての関われる組織風土の醸成が、いずれ強い組織作りに役立つだろうと信じて、今後とも進めてほしいものだ。





| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月 3日 (土)

焦りと漫心

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


失敗してしまう要因って何だろう?。

 そもそも、失敗とは?。

私は、物事は全て必然であり、起こるべくして起こる必然的な事柄であると思っている。
だから、失敗も成功へのステップであり、成功へのプロセスとして小さな失敗を繰り返しながら、その積み重ねから自らの成長を得て、結果的には大きな成功に至るものだと思っている。

よって、上手くいかない場面を「失敗」と捉えるのか、「プロセス」と捉えるのか、その選択がその人の生き方なのだとも思っている。

とは言っても、無用な失敗を繰り返す人、必要最小限の失敗から多くを学び短時間で成功に至る人がいることも事実。

 その要因とは、何か?。

それは、個人の心の持ち様なのだと思う。

 よく、「自分に勝つ」と言われる。

他の状況や環境、外部要因や他者に振り回されず、自分の軸jをしっかり持ち、自分の決めた目標に向かって着実に歩んでいけば、失敗も必要最小限に収まり、成功へ導かれるのではないだろうか。

 自らの心の中の「焦り」と「漫心」。

この二つが、失敗要因の最たるものだ。

 「焦り」

結果を焦り、本来踏むべきステップをしっかり踏まず、結果だけを求めてしまう。
成功に至るには、それ相応の実力が必要なのだが、その為には踏むべき努力や経験が当然必要なのだが、そのステップを焦ってしまって、踏まずに急ぐから、結果が伴わない。

 これが組織に至っては尚更だ。

方針やコンセプトに従って、具体的計画を立案しても、組織がその本質を理解し行動し、組織の歯車が噛み合い回らなければ、当然結果が付いて来ない。

自分一人なら、「自分に勝つ」ことも容易なのだろうが、組織となると全員の理解と納得が必要だ。

 組織が、今どのような状態なのか?。

リーダーは冷静にその現実を見極め、常にプロセスに目を向けなければならない。

 そして、「漫心」だ。

最終の目標を待たずして「漫心」してしまう。
これも、人の心の持ち様である。

 人は「漫心」すると、そこで成長が止まる。

良く言われる言葉だ。
要は、漫心によって、自ら努力することをしなくなるからだ。

 「成功した、と思いこみ、目標を見失なう。」

そして、これも組織となると更に複雑だ。
組織として漫心が蔓延すると、もうその組織は「死」に至る病に犯される。

 従来の大手が崩れていった過去の事例。

その事例は山ほどあるが、やはりそれも人の心。
成功に導いた従業員と、その後に入社した従業員。

過去の辛い時代を過ごした従業員が、厳しい態度で仕事に臨んだ時代から、大手に成長した後に、環境的にも良好に整った時代に入社した従業員との間には、仕事観にも大きな差が発生する。

組織が大きくなろうとも、人の成長しようとする心、組織を強くしようとする心は変わらない。

 リスクを持って、チャレンジしようとする心。

この心が、一人一人の組織人に失われず持ち合せていること。

 「焦り」と「漫心」。

そしてこれは、リーダー自らが自分の姿を正していかなければならない失敗要因なのだ。



| | コメント (3) | トラックバック (0)

2012年3月 2日 (金)

安心と感動

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


スーパーマーケットの本質とは何か?。

 よく、ワンストップショッピングと言われる。

ひとつの店舗で、食事の支度の用意が出来る店舗であれ。
そんな要素を有するスーパーマーケットの事である。

その為には、常に、いつものところに安心して購入できる商品が安定して品揃えしている状態。

 これが、簡単そうで難しい。

基本的には、崩れていくスーパーマーケットは、これが継続出来ない。

 キーワードは、「安心」。

我々がお客様にアンケートを取って、自店への買物動機で一番多いのが「近い」という理由である。

 なぜか?。

生鮮食品を主たる買物した時に、購入した商品が鮮度劣化せずに自宅に持ち帰ろうとすると、近い事が絶対条件になるからだ。
だから、普段の買物の場所とは、自宅から近い事が一番の理由となる。

 そして、次に多いのが、品揃え。

生鮮食品中心に買物をした場合に、買物時間も大きな要因であり、同じ場所で一度に買物できれば買物時間も短くて済む。
更に、買物した場所で食事のメニューを決め、それに必要な材料を同じ場所で揃える事が一番効率的であり、買物時間の短縮にもなる。
だから、一度の買物で済ませられる事が、そこのスーパーを利用する大きな動機となるのだ。

 よって、安定した品揃えが絶対条件。

豊富な品揃えと、その品揃えが常に安定して維持されていること。

 これが、「安心」というキーワード。

競合の無い時代には、とりあえず「安心」をキーワードに掲げた企業が安定して業績を伸ばす事ができた。

 しかし、今は競合激化の時代である。

安心だけのスーパーでは、お客様の心を捉える事は出来ない。

 来店しての「感動」がなければならない。

何に、感動するのか?。
毎日の「サプライズ」にだ。

 毎日サプライズを起こせるのか?。

我々は、「イベント屋」では無い。
商売以外のサプライズなどいらない。

 売り方でのサプライズ。
 品揃えでのサプライズ。
 美味しさでのサプライズ。

普段の品揃えの商品が、時としてサプライズに変化する事。
あくまでも、普段に特化した中での、サプライズが重要だ。

 安心と感動。

これが、私の今年のテーマとなる。




 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年3月 1日 (木)

挨拶

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年で3回連続。

 同じ競合店の店長の就任挨拶。

私が赴任して、3年で4人目となる。
要は、毎年変わっている、と言う事だ。

以前から何度も記しているが、店長職は同店舗で最低3年やらなければ、本人にも地域にも貢献度は無いと思っている。

赴任して「即」実力を発揮し、タイムリーに地域のお客様の暮らしに合わせて商品提案をして満足を得て、数値を伸長出来るかどうかは、そこでの経験に負うところは大きい。

普段の暮らし、イベント時の暮らし、そして四季の暮らし。
その地域地域で異なる。要は、店舗毎に異なるということだ。
個人のパワーで初年度から好業績をキープする店長も存在するだろうが、それでも過去の経験と既に備える技術で作った業績であり、その地域のお客様の暮らしを見据えて得た業績では無い。

そして、1年、2年と経る中で、その店舗内での部下達との連携も生まれ、更に地域のお客様の暮らしの洞察からのタイムリーな商品計画の積み重ねから徐々にそのお店のロイヤリティーが生まれていく。

店長職とは、その流れを把握出来るのに、最低3年を要するのだ。
だから、店長を教育するということは、その店舗運営の流れ、そしてその業績推移の流れを把握させる事を考えれば、最低3年というスパンを擁するのである。

しかし、人事はそれを待てないのだろう。
私から言わせれば、この店舗のこの3年は、空白の時であり、時の止まったまま進化せずに過ぎ去った3年間では無かったのかと思う。

個人毎の思惑が毎年変わり、何も軸の通った政策を確立出来ずに過ぎ去った3年。
更に、そこのフォローするようにトップ層が来店して地域の暮らしから外れた手を加える。

 結果として、店舗内が混乱する。

それは疑惑であり倦怠感であり、不信感に繋がる。

結局、店舗がまとまらない一番の要因は、しっかりした軸の無いまま、店舗のまとまりを欠いて部門運営していくからに他ならない。
そして、その悪循環が店長への不信感に繋がり、毎年「顔」が変わってしまうのだ。

店長になってしまうと、そこからは教育されると言うより教育する立場として見られるため、完成された存在として期待されるのだが、店長になってからほど成長していく存在は無いと思われる。
だから、店長を育成していくというしっかりした基準を持って育てていかなければ、競争力のある店舗経営者には育っていかない。
しかし、担当者から主任、そして副店長、店長に昇格するに従い、教育という対象から代替という対象としての存在になり、「出来なければ代えられる」というトップ層の都合の良い存在として位置づけられてしまうと、競争力ある人材が育っていかないのは自明の理であろう。

是非、今回挨拶に来た店長とは、長い付き合いをしていきたいものだ。



| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »