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2012年2月16日 (木)

組織が燃える時

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


組織が燃えるとは、どういうことか?。

 店舖が一丸となって目的に向かう状態。

店長として、預かる店舖を常にこんな状態に保っておきたいものだ。
しかし、この緊張感を維持すると言う事は、至難の業である。
特に、何も問題が起こらず、数値も比較的安定している状態であれば、徐々に個々もモチベーションが低下し、気がつけば個々の担当者の瞬発力が無くなっている。

 競合店の出店。

店舖にとって、この事実に勝る揺さぶりは無い。

 自店の存続の危機。

競合店が出店したからといって、即自店が閉店に追い込まれることは無いが、大きな数値の低下は余儀なくされる。

そしてそれは、店舖の従業員にとっても一丸になれるチャンスでもある。
店舖にとっても、そうそう数ある機会ではないが、私はこんな場面に遭遇すると、このチャンスに店舖の組織強化を図ろうと、この機を利用する場面が多い。

競合出店というピンチを、組織強化というチャンスに変える。

それは、競合対策と組織強化という一石二鳥を負う事が出来る数少ないチャンスなのである。

 それは、競合店の改装でも同じ事が言える。

敵が組織強化してきたら、自分達も同様に組織強化して対応する。
人間には、古来から組織への帰属意識と対抗意識が存在するものだ。

人間には、個人と同様に組織の進化を考えるDNAが備わっており、その為に組織に帰属する意識も大きい。そして敵に対して組織を強化し、まとまりを得て戦おうとする意識だ。

だからこんな場面は、この店舗としてどう戦い、どう結果を導き出し、どう勝利するかという道筋が共有出来れば、店舖は必ずまとまるのである。

 敵が出現すると、チームはまとまろうと意識する。

それが人間社会なのだ。
だから、店舖には、常に「敵」が必要なのでもある。

 仮想の敵の存在が、店舖を強化してくれる。

そうとも考えられる。

 競合店に勝つためには?。

その為に、お客様の目線で見た店長の指摘に対して、どう取り組むか?。
そんなシチュエーションが、一番個人のモチベーションを高めるのである。

個人のモチベーションとは、ある一定の条件が揃った時に、大きく揺り動かされるのである。

 それは、

  個人の生きる目的を持った時。
  組織への帰属意識を持った時。

この二つの意識を持った時に、個人のモチベーションは最大に高まる。

 これは、人間とはそのような動物であるからだ。

その事によって、人間とは他の動物を出し抜いて進化し続けてきたからだ。

店長として、仮想の敵をどう造り出し、それを利用し組織強化を図るか。

 私の、組織強化の流儀である。

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
「去年の自分に勝つ」
目の前の仕事に没頭してしまうと、つい忘れてしまうポイントですね。
52週の反省を残しておいても、なかなか過去をひも解けない。
その反省を踏まえて、今年の私の計画としていきたいと思っています。

投稿: てっちゃん | 2012年2月17日 (金) 07時28分

競合店が新店であろうが既存店であろうが、競合店と比較し自店の弱み・強みを分析して、自店で克服すべき弱み、さらに伸ばすべき強みを担当者と共有し突き進む。それらをより分かりやすくより具体的に表現するのがストアコンセプトの役割ですよね。
パート・アルバイトまできちんと理解し行動に移せる・・・そんなストアコンセプトを今期は打ち出したいと思います。
「敵」はちろん競合店にもありますが、一番の「敵」は自分自身でしょうね。去年の自分にどれだけ勝てるのか?私も含め、メンバーにはいつも投げかけているテーマです。

投稿: dadama | 2012年2月16日 (木) 21時38分

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