人間の強み②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、人間の強みを記した。
人は、笑顔でわかり合える。
結局は、これが対人関係の真実なのだと知った。
そして、今日はその二回目。
NHKスペシャルの第二回目の録画を見た。
アフリカで発した「ホモサピエンス」。
我々の祖先だ。
しかし、アフリカの地も人間にとっては狭い場所となり、快適な暮らしを求めて領域を広げていく。
「グレートジャーニー」と呼ばれる壮大な旅。
その祖先の挑戦が、いろいろな知恵を生み、更に強みとして身につけていく。
まずは、武器。
もともとは、狩猟の目的で開発された武器。
そして、人はその武器を他者と共有する事となる。
それが、他の動物との決定的な違いであり、先週の中でも記した。
組織力を駆使する知恵を持つ事が、人間成長の原動力であった。
言い換えれば、組織力拡大強化が人間進化の歴史。
その過程の中で、「ホモサピエンス」を脅かす存在が現われる。
「ネアン・デルタール人」
腕力抜群の屈強な人種。
一対一の戦いでは、絶対に敵わない。
現在のオリンピックに出場したら、金メダル間違いなしの人種だったという。
弱い「ホモサピエンス」は、知恵で勝負した。
飛び道具。
その武器で、更に狩猟を容易にし、子孫を拡大していく。
しかし、その飛び道具は、別の目的で使用されていく。
人類統制の手段。
掟やルールを破った人間への制裁の道具として。
非力な「ホモサピエンス」は、組織力を駆使しなければ生きていけない動物。
そこで、ルールを作って一糸乱れぬ組織力を生まなければならない。
その為に、道具が必要だった。
それが、狩猟を目的に開発された「飛び道具」である。
より強固な組織力を作るための、制裁の道具。
そして、その道具と共に、それを扱う人間の存在。
ある実験で、「人の目」の写真を置く事で、不正が大幅に減少したという報告もある。
我々人間は、「他者の目」を潜在的に意識する動物。
本来、動物には脳の大きさに比例して、集団の数が決まると言う。
ゴリラで35匹、チンパンジーで65匹、人間では150人であるという。
そして、今でも現存する原始的な組織の平均は153人という事実。
制裁道具が無ければ、人間は150人程度の組織。
それが限界だそうだ。
それ以上に増加すると、自然的に枝分けれして、組織から出ていく。
それに留まれば、現在の進化は無かった。
その限界を越えて組織力を高めたが故に、「ネアン・デルタール人」をも駆逐したのが我々の祖先「ホモサピエンス」なのである。
組織力が高めれば、創造出来る技術力も高まる。
多くの人間の知恵から創造力が高まり、更に豊かな生活が創造されていき、加速度的に子孫が繁栄していく。
しかし、進化し過ぎた飛び道具の行方は。
いずれ人対人の対立の武器として使用される。
この解決が、次回の放映となる。
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