仕事を置き換える
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、NHKの仕事の流儀を見ていたら、凄腕デザイナーにスポットを充てた番組を放映していた。
デザイナーが依頼を引き受け、その商品をデザインする場合に、ある流儀を持っている。
依頼主の本気度。
その本気度を感じたら、どんな事があっても成功させる。
そして、熱を持った人間の伴奏者たらんと願っている。
更に、日本の風景を残したい、とも願っている。
それを、デザインを通して社会貢献していくのが、自分の仕事としている。
自分の仕事を置き換えるという、変換技術。
自分の仕事を、どう捉えて、前を向くのか。
「本部マニュアルに則って、つつがなく店舗経営する」
そう、店長職を捉えるのか、
「地域に根ざして、豊かな食生活を支えていきたい」
そう思って、店長職に従事するのか。
捉え方は千差万別。
しかし、その捉え方一つで、仕事への取り組み方は大きく異なる。
目の前の出来事を、どう捉えるか?。
常に我々は、この選択を通して人生を生きているのだ。
先日も、この選択に迫られた。
“後ろ向きに捉えれば、もう一度やり直したいとも選択出来る場面”
“更に、もう俺には、夢も希望も持てない、と烙印を押してしまう場面”
しかし、ちょっと時間を置いて考え直してみた。
そうすると、違った捉え方がどんどん浮かんでくる。
“もしかして、これは大いなるチャンスではないのか?”
“ここでこれを提示されるのは、私にとって大きな意味が隠されれいるのではないか?”
そう捉え直して見ると、今ここでこの事が降りかかってくるという深い意味を、前向きに捉えて、自分のチャンスに転換しようとする自分が居た。
そして、どんな逆境でも、捉え方一つで前進するエンジンを備える事が出来るのだと思える事が、その人の実力なのだと思うようになった。
自ら自滅していく人間の決定的瞬間がある。
それは、上記発想をすべきところで、後ろ向きの世界に入り込んでしまい、踏ん張れずに落ちていく時。
“あぁ~、ここは踏ん張りどころなのに!”
しかし、踏ん張れない。自滅していくのだ。
実力がありながら、自滅していく。
自分の背中で、それも学ばせたいと思うのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
現場の強みは、お客様に近い事と店舗仲間がいる事。
この二つに関しては、商品部や本部が如何に優秀でも、現場に太刀打ちできない領域。
そして、この二つの分野を制していれば、必ず意を通す事が出来ると思っています。
そして一番重要なのは「お客様の満足」というキーワード。
このキーワードにストレートに近づいていく事が我々の強みとしていきたいところです。
投稿: てっちゃん | 2012年2月28日 (火) 23時05分
自分が選んだ会社ですから、お互いの歳を考えるともう転職は無理でしょう(笑)
逆に会社内に怖い存在も少なくなるのでは?
お客様の為に一生懸命になる。当然会社はボランティアではなく営利が目的ですからお客様とお店が両方「にっこり」出来るオペレーションを考えるのが店長なのかなと思います。
当然本部との軋轢もあるとは思いますが、そこは「首を洗って」自分の思いを貫きたいと思います。会社は「現場主義」を尊重と言っているのでそこを信じるしかありません。
本部の言うことをそのまま受け入れて納得の行かない状態で売上・利益落とすより、自分の思い(=お客様の思い)を貫いて、仮に悪化したらいつでも責任を取ろうと思います。
ただその姿勢を担当者にも理解・信頼してもらう事が前提ですが・・・
結局は日頃のコミュニケーションに尽きるのかなと感じています。
投稿: dadama | 2012年2月28日 (火) 20時58分