子役の活躍に想う
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日テレビを見ていたら、最近の子役の活躍に関して報道していた。
朝のテレビでのちょっとした特集だった。
たしか、フジテレビの「とくダネ」だったような気がする。
最近の子役の活躍ぶりの特集だったが、その子役のレッスン風景やテレビ局での裏の行動とかを映していた。
“こんな言葉を発するのか?”
自分の子供時代を考えると考えられない程の大人びた表情であり言葉である。
“まるで、大人顔負けだな”
会話の中身も、機転を利かせた内容の話しをインタビュアーに返す場面や、その表情もしっかりと相手を見て笑顔で対応し、我々の接客訓練以上のレベルにある。
“本当に、こんな子がうちの従業員であったなら”
それほどまでに、この子たちの演技力は、造られているのだ。
自分を造る。
この技術に関しては、大人だろうが子供だろうが関係無く持ち合せる事が出来るんだと思った。
そして想った事は、
“自分を造る技術を得たこの子の未来は?”
いろいろな失敗や挫折を経て、ようやくたどり着く対人関係での技術。
それを、その過程を経ずして修得してしまったこの子たちの今後はどうなるのか?。
それは、大変失礼な想いなのかもしれない。
間違った偏見を持った考えなのかもしれない。
しかし、この特集を見て想った事は、この表情や言葉の裏側に潜む内面の想いが確立されているのだろうか、という不安だ。
今まで生きてきた経験からの「不安」「挫折」「希望」「感動」等が、個人の感情面の強さを確立し、相手への想いやりや優しさから、他者と共に自分を活かすという人間としての人生観の確立が、自然にその人間の行動や表情として備わるから、その人間が他者から信頼を得ていくのだ。
それが、表面上の対人関係の技術が先行したら、人間の未来はどう転がっていくのか?。
その事が不安でならない。
ビジネスとしての自分の存在と行動が先行すれば、そこには打算が生じ、その目的のの為に自分を造る技術を駆使する。
そして、相手からの称賛をを期待する人生観を持ってしまったら、それは不幸な人生を歩む事になるのではないか。
そんな事を心配してしまった。
それは私の錯覚であり、余計なおせっかいで終わればいいのだが。
どうも、あの子たちのあまりにも造られ過ぎた行動を見ていると、余計なおせっかい心が出てきてしまうのだった。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
“人生、一生で収支”が合う。
全くその通りですね。
更に言えば、挫折から這い上がった人間ほど、強い者はいない。
何故なら、年を重ねるごとに「悦び」を習得しながら成長してきたからです。
人生、終盤に勢いを更に加速していきたいものですね。
投稿: てっちゃん | 2012年2月18日 (土) 23時24分
人気の子役が成人になっても俳優で残れる人物が何人いるのかを省みれば、若い時にチヤホヤされると後々苦労するという事でしょう・・・
人生、一生で収支が合うようになっているのではないでしょうか。
然る自分も「もう辞めたい」と真剣に悩んだ時期があるこそ、そこからの成長で今の自分があるような気がします。
「運」ももちろん必要でしょうが、日頃の積み重ねが無ければ巡りあった「運」も活かせないのではないでしょうか。
投稿: dadama | 2012年2月18日 (土) 21時43分