お客様との会話から③
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、毎日ご夫婦で買物されるお客様と会話した。
70代のご夫婦だと思われる。
いつも二人揃って来店されるお客様は、私は大抵の場合は顔見知りになる。
それは以前のブログでもお伝えしたと思う。
それは、私の憧れでもあるからだ。
私も現役をリタイアしたら、そんな風に女房と二人で買物に連れだって来たいと願っているからだ。
“えっ、現状はそうではないの?”
いやいや、仲は良いですよ。
しかし、毎日来れるかと言われると、心もとない。
それは、私が飽きやすい性格からかもしれないが、どこかで日々の食卓の買物を女房に押し付けている場面もあるからだ。
“なんか今日は行きたくないなぁ~”
“今は、ブログ書きで忙しいなぁ~”
そんな場面があるが、結構毎日ご夫婦で来店されるお客様は多い。
“二人で居る事が、苦にならないんだなぁ~”
そかし、どこかでそんな余生を送りたいと思っているのだ。
女房が、私に対してそう思っているかどうかは別にしてもだ。
そのお客様が、先日私に話しかてきた。
旦那さんが、なにやら緊迫感を持って、言ってきた。
「いやぁ~、専門家の意見を聞きたくてねぇ~。」
「どうしましたか?。」
「さつまいもは、どう保管すればいいのか、女房と言い争いになってねぇ~。」
奥様が言うには、新聞紙でくるんで保存した方がいいと言うが、自分は冷蔵庫に入れておくのは一番良いと思っていると思い、お互いに意見が対立したため、専門家であろう店長としての私に意見を求めてきたのだ。
私は、意見に詰まった。
どちらが良いのかは分からなかったからだ。
「いやぁ~、どちらが本当に良いのかは、どうでしょうねぇ~?。」
「でも、当店でも冷蔵ケースで販売してますから、温度変化は少ないほうがいいと思いますよ。但しご家庭の冷蔵庫の場合は、冷え過ぎも考えられますからね。」
そう言葉を濁していた。
それを聞いて、旦那さんが言った。
「それじゃぁ~、何か保存できる入れ物でもあるかい。そうだなぁ~発砲スチロールのような保存出来る入れ物があれば便利だなぁ~。」
「そろそろ、この辺で、女房との仲直りの落とし所を考えないとなぁ~。これだったらお互いの意見に妥協点を見いだせるだろう。なぁ~お前?。」
旦那さんは、この発砲スチロールで保存する事で、奥様とのけんか?の妥協点を見出したようだ。
そして、奥様もこの旦那さんの意見に乗って、この件の落とし所を得たようだ。
“この辺の機微が、毎日仲の良いポイントか”
そして、やっぱり夫婦円満の秘訣は、旦那様にあるようだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私も万能ではありませんよ(笑)。
今日も私の接客態度でクレームを頂きました。
馴染んでくれるお客様と毛嫌いするお客様の両極端のようです。
そっちの毛は無いのですが、どうも私は男性のお客様に受けが良いようです。
昨日も年配の男性の方から「おう、店長、おはよう!」と、初めてのお客様にお声をかけて頂き、元気をもらいました。
投稿: てっちゃん | 2012年2月20日 (月) 22時05分
今期の当店のストアコンセプトは「接客応対地域一番店」がひとつのキーワードになっています。
てっちゃんさんのような従業員が増えていけば商品以上のストアロイヤリティーが確立されるでしょうね。
人間の信頼関係が商売を含め、仕事やそれを超えた領域でも成否の要なのでしょう。
投稿: dadama | 2012年2月20日 (月) 08時27分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
家庭では、立つべき時に立てれば、普段は負けておいて善しではないでしょうか。
私がお客様に感動したのは、その事を赤の他人の私に告知してくれたことです。
そしてご夫婦でその事に納得され元に鞘に納めるあたりが妙技ですね。それこを私は上手く利用されてしまったのだろうと思いますが、それも可かなと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2012年2月19日 (日) 23時18分
男性・女性・・・同じ人間なのに、全く別の生物のようで(笑)
よく、男性は理性・女性は感情で動くと言いますがその通りだと思います。争いの落としどころは男性の理性(引き下がる)にあるようで、理屈とか正当性だけでは女性に理解は望めないようです。この事は夫婦間でもそうですが、会社内でも日常茶飯事で起こります。
女性は同姓同士のイザコザも多いですから、仕事のトラブルも男性的に処理しようとすると益々大変な事になったり店長業務?のなかでは厄介な事案の一つではないでしょうか?
家では家内が上手く私をコントロールしているようです(笑)。男は幾つになっても子供的な所を持ってますし(特に趣味とか)それを大らかに見てくれるのは女性の母性本能なのでしょうね。
投稿: dadama | 2012年2月19日 (日) 21時24分