バックヤード
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
久しぶりに、ある部門のバックヤードに入室した。
バックヤード(作業室)に店長がズケズケ入ってくる。
私が鮮魚担当の頃は、嬉しかったなぁ~。
店長が皮靴を物ともしないで入ってくる。
それはある意味緊張感を伴うが、反面、ここまで見に来てくれたという感動。
その両面が交錯し、ちょっと恥ずかしい気持ちにもなったりした。
作業場内を見られる。
これはもう、何の隠し事も出来ない、素な部分である。
売場は如何様にでも隠す事は出来るが、バックヤードはそうはいかない。
衛生管理、整理整頓、各種チェックシート等。
普段のスタンダードレベルが如実に表れるのが作業場でありバックヤードである。
特に生鮮の作業場はピーク時には慌ただしく、作業場内も汚れ、そして殺気立っている。
そんな中に店長が立っていれば、否応なしに「血」が上ってくるものだ。
“何しに、来たのか?”
部門責任者であれば、そう思う時もある。
更には、
“こんな場面を見てほしいなぁ~”
と言う時もある。
同様に殺気立っているのだが、良い売場が完成し、作業も余裕で行われている時など、店長との会話も余裕で交わされるのだが、と言う時だ。
どちらかと言うと、店長が部門内に入り込んで来る時というのは、売場が乱れており、中の作業がどうなっているのかのチェックにくる場面が多い為、
店長が入ってきた = 売場のダメだし
その公式が成り立つ場面が多い。
そうするとどうしても反抗的な態度と重なり、店長からすると
“なんて生意気な奴だ”
の烙印を押されてしまう。
そんな自分の過去を振り返ると、店長が作業場に入ってくるということは、あまり良い印象は無かったように思う。
それもあってか、店長になってからは極力各部のバックヤードや作業室には顔を出すようにしているのである。
朝の出社時や、作業ピーク後のひと時、そしてこれから売場のピークになるであろう前の状態の時、そして作業終了後の室内等。
バックヤードにも位置があり、奥に行くほど複雑な作業工程が待っている。
だから尚更、奥まで行って、パートさんの作業をしっかり見てあげる事も必要なのだ。
“めったに来ない店長が、ここまで来てくれた”
普段どんなに素晴らしい事を言っても、一番奥の作業場に来て声がけしてくれる。
この事の効果がどれほど絶大な事か。
そして、久しぶりに入ったその部門からは、担当者が逆に声を掛けてくれた。
「店長、これが新商品の〇〇ですよ。食べてみてください。」
「どうしてこれがこんなに試食用としてあるんだ?。」
「ええぇ~、焦げちゃったんです。」
「なにぃ~っ、焦げたのを俺に食わせようとしたのかっ?。
「いいえ、たまたまですよぉ~。」
そんな会話を交わしながら、想った。
“まだまだ入り足りないなぁ~”
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
食品スーパーという規模の小さい店舗ほど、店長と現場の距離は短くなりますね。
更に店長の意識がその距離感を更に縮める。
そして、作業場での店長との会話が更にパートさんのモチベーションを高める。
そしてその事を常に意識し続けていきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2012年2月15日 (水) 10時04分
バックヤードには日常茶飯事に入り込んでますね。顔を出さないとパートさんから逆に「あれ?店長出勤だったの?」なんて言われます(笑)。
売場ではお客様の手前言えない事が多々ありますからおのずからバックヤードに出向く事になります。店長が担当者に関心を持っている事を態度で示す。OJTは信頼関係構築からだと思います。
投稿: dadama | 2012年2月14日 (火) 21時40分