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2012年2月25日 (土)

自由の「幅」と「深さ」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


組織人としての「自由」とは何なんだろう?。

 社会にもルールがあるように、組織にもルールがある。

社会のルールとは、人が人間らしく尊厳に満ちた生活をする為に決めたルールである。
それに違反したなら、処罰されるという非常に厳しいルールである。

しかし、それ以外はすべて自由に出来るのかと言うとそうではない。
処罰の対象外でも、その地域や人種によっての常識がありルールがある。

そして、自分が属する会社という組織にも、また別のルールがある。
それは、その企業が使命とする目的に対して、組織として達成する為に、より詳細に個人にまで及ぶルールが存在する。

 その規定に従って、組織人は行動する。

その規定内での「自由」。

自由と言うと、全てまっさらの状態からの自由を想像するがそうではない。
まして、新任間もない新入社員や新人チーフが自由を叫けぶが、その段階から自由な手法で仕事をし始めたら、それこそピンからキリまでの幅で店舗レベルがバラバラに乱高下してしまう。

更に、ひとりひとりに対しても、マニュアルと称しての規定書やルール書が定められており、ある程度の行動指針も示されている。

 それは、自由の幅という領域を示していると言える。

しかし、その領域を守って行動しているつもりでも、いつしか仕事を掘り下げて仕事を追求し行動していることに気づく。

掘り下げれば掘り下げるほど、その余力で周辺の穴まで広げてしまう。

 結果として、領域を犯す事も稀に発生する。

その壁に、どう折り合いをつけて仕事の深さを追求するかだ。
組織として仕事をしていくと、必ず上記のような壁にぶつかり、他者や他部署との軋轢を生む事になる。

 これが、組織の壁だ。

実にくだらない壁であるが、それでもその壁を調整しなければならない事も多い。
そして、再度自分の領域での深さを見直し、その深さを正しく掘り下げなければならない調整も生まれる。

その調整とは、より熱を持った人間に委ねるという調整が本質なのだと思う。
でなければ、組織上の損失が発生する事は必至だであり、掘り下げて仕事をしようとする人間のモチベーションにも関わってくるだろう。
もしくは、その熱を受け入れる代替の人が、しっかり熱を受け継ぐ事が大切だ。

 本部の商品部と販売部との軋轢が話題になる。

市場での直接買い付けに関して、従来の手法から切り替えて、本部バイヤーの情報に絞って仕入れをコントロールする企業が増加している。
それはそれで、チェーンストアとしての方向性として正しいのだろう。

しかし、仕事を掘り下げれば掘り下げるほど、個店の直接取引に向かうことになっていく事は自明の理なのだ。
そして、その理由を無にするほどのバイイングを発揮しなければならないのが、バイヤーの仕事だ。

それほどバイヤーとはプロフェッショナルで無ければならず、一年365日、24時間情報というアンテナを張り巡らし、感度良く自社に利益を生む行動を発揮しなければならない。

そして、お互いにその役割としての職責を残せなければ、その職を降りる覚悟を持たなければ、その自由という権利は得られないのではないかと思う。



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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
「首を洗って日々を過ごす」。
これぞまさに店長としての覚悟ではないでしょうか。
その覚悟一つを持って商売に臨めば、何も恐れる事は無いと思います。
そして部下は上司のその覚悟をしっかりと見ているもの。それは部下には絶対に隠せない。
そしてその覚悟を認めてくれる人間がいない会社は、それまでの存在なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2012年2月26日 (日) 00時13分

店舗が増える程、標準化・平均化の名の下で本部コントロールが増えるでしょう。
売上÷店舗数で全て答えが出れば簡単でしょうが、実際は店舗規模・商圏特性・競合状況等様々な要素が複雑に絡み合い、同程度の売上・利益の店が複数存在したとしてもそこに到達するには全く別々の過程を得ての事であり、売上・利益だけで線引きするコントロールは非常に危険、無謀な行為であると思います。
逆説的には現場責任者の提案や思いを聞く耳を持つ会社は強いのではないでしょうか。もちろん現場責任者(店長)は保身ではなく、お客様の代表としての信念を持つ事も必要でしょう。その上、自分の信念を貫く本部・商品部とのコミュニケーション、信頼関係も大切ですね。更に部下の壁にもなってあげなければならない。店長職というのは、相当な人格者ではないと勤まらないですね。
私はいつも首を洗って毎日を過ごしておりますが(笑)
この歳になってもまだまだ青二才です。

投稿: dadama | 2012年2月25日 (土) 21時47分

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