年末商戦にケリをつける
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今回の年末商戦。
私自身の反省と部下の反省。
ほぼ全てが出揃い、年末商戦にケリをつける事が出来た。
毎年の事だが、一連の年末商戦(クリスマスを含む)の提出反省書は、分厚い。
数値の反省から、日別の日報、各部の写真とデータに対するコメント、時間帯別売上とそれへのコメント、部門別の日別の作業割り当て等等、反省書に加える資料は多岐にわたる。
なぜ、そこまでして、分厚い反省書を残すのか?。
年末商戦とは、全てが、特別な商売だからである。
普段売った事も無い商品を売からである。
どの部門も、普段の扱いの無い、年末だけの商品(これを際物という)を、それも大量に、値頃も1000円~5000円とう高単価で販売し、そして売り切る。
一年に一度だけ、年末だけの特別な出来事である。
要は、一年で一度限りの経験しか積めないのだ。
お盆商戦も年末商戦と並び、前半戦のヤマ場ではあるが、年末の特別とは比べ物にはならない。
特に、鮮魚扱いの商品群の年末商戦は群を抜く。
今では「おせち」商材(かまぼこ等)はデイリー扱いであるが、かっては(今でも鮮魚扱いの企業もあるだろう)鮮魚扱いであったから、数の子、たこ、刺身、そしておせち商材とこの時期の特別だらけの一週間が続くのである。
それが、一年で一度しか経験出来ず、毎年後悔しながら年末商戦を終えるのが常であった。
そんな反省から、その他の部門でも際物は多岐に渡るため、同じ失敗を回避する為に結果的に分厚い反省書になるのが、毎年の恒例となってしまった。
しかし、その事によって同じ失敗は回避されていく。
昨年失敗した部分とは、売上を落としている部分である。
そこが、今年成功すれば、その部分の売上は間違いなく上昇する。
しかし、まだまだ潰しきれない部分も残っている。
その繰り返しが、その店舗の年末商戦の伸びしろとなって、翌年にチャンスの在りどころとなるわけだ。
特に、私の反省書の特徴は、各部に日報を提出させること。
23日頃から年明けの2日までの、日々の売れた商品、売れない商品とコメント。
日々記録することによって、記憶の新しいうちに動向を記録し、更に次年度はどう対応するのかまで日記的に記録に残しておく。
それによって、後日正式な反省書を残すベータベースとして活用させている。
更に、売場写真に対しての、コメント記入。
これも、年末商戦終了後に、各部ごとに主要売場の写真を貼り付け、そこにコメントを記入させ、特に際物商品の次年度の売り方や数量も含めて記録しておけば、次年度の販売計画、数量計画が容易に立案出来る。
それさえしっかり記録しておけば、日別ごとに重要ポイントが分かり、日別で売れ筋がダイナミックに変化する年末商戦が、より詳細に見えてくるのだ。
そして、その年末反省。
如何にして、今後の普段に活かせないかと行動していたが、以外に活かせないのだ。
“やっぱり、年末商戦とは、特別の連続なんだぁ~”
この特別から、普段を占う事は、極めて難しい。
だから、この反省書は、今年の12月の年末商戦の計画立案段階まで、お蔵入りとなる。
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