仕事の楽しさ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の「会社説明会」で部下が語った「仕事のおもしろさ」。
チーフにとっての仕事のおもしろさとは?。
彼が学生達に力説していた「仕事の楽しさ」とは。
それは、自ら考えて計画して実践して結果を出す事。
20代の育ちざかりの年代は、あらゆる事を吸収してどんどん成長していく。
その中で一番成長感を感じる瞬間とは、「自ら考えて行動し、結果を出した時」だ。
店長とかバイヤーとかからいろいろなアドバイスはあろうが、そのアドバイスから得た知識よりも、自ら考えて行動した結果の知識のほうが遥かに自分にとって忘れ難く、その知識の積み重ねが「知恵」として、どんな場面でも応用の効く原理原則として体に蓄積されていくのだ。
このような成長実感が、仕事の楽しさに変換されていく。
これは、至極当然の結果である。
会社が用意するポストで、その要求される期待に応えていく過程。
従来は見えなかった過程が見え、結果が見えてくる事は、自分の仕事に対する結果への導き方の一段一段が見えてくる事である。
そうやって、階段の昇り方が理解され、更に上昇する事で、新たな領域が見えてくる。
そして、その領域での壁やその登り方を学び、また一つステージを上げていく。
特に、チーフという職位は、店舖の最前線として直接お客様の動向を見極めながら、部門の販売の直接の指揮を執りながら、社員やパートさんという部下育成や部下活用も含めて学んでいく第一歩でもあるから、学生の段階から入社して担当者としての存在からは、大きくステージを変えていく時期でもある。
まだまだ見えない領域を知り、克服していく時期。
これがチーフという職位の時期である。
そして、学生たちが一番話しを聞きたい存在でもあるのだ。
それは、入社して一番初めに出会う上司であるからだ。
店長やバイヤー、更には会社幹部の存在は、更に雲の上の存在であり、上を見上げて直接いろいろな意味で感化を大きく受けるのがチーフである。
だから、会社説明会での手続き上の話しは人事部中心に行われるべきだが、店舖の現状を学生達に知って頂くには、現場のバリバリのチーフのほうが伝わりやすいと思われる。
更に、それをフォローする形で店長が、チーフの力を借りて店舖運営をする姿や声を披露するスタイルが、学生達には安心感が得られるだろうと思われる。
決して、楽しく仕事をする事が目的では無い。
結果として、自分の成長感を得られる事が、仕事の充実感となり仕事の楽しさとして変換されていくのであり、まずもって自分の目の前の仕事に挑戦する覚悟を如何に植え付けていくか、それを積極的に導いていこそ、彼らの上司としての店長の役割なのだろうと思う。
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コメント
ふるたさん、コメントありがとうございます。
我々にとって、単品の動向はいつまでたっても楽しいものですよ。
全体でどうと言われてもボケてしまうけど、単品は明確ですからね。そして自分の手が明確に反応する。これほど楽しいものはありませんね。
そしてそれは現場で無ければ見えてこない世界であって、パソコンの奥には決して答えは無い。生きた現場で無ければ見えない世界ですね。
投稿: てっちゃん | 2012年1月31日 (火) 23時02分
仕事の楽しさ・・・・
色々とあると思うけれど、僕の場合は、自分の考えた事が、正しいか間違っているかが、基本にあるから色々なデータを見ては、実際のお客様は、どうなんだろうと売り場とか買い物の様子をみて確かめるのが、楽しみですね。
けど、最近は、売り場という現場の確認をしないで数字だけを基にして指示をだすバイヤーがおおくて情けないです。
投稿: ふるた | 2012年1月31日 (火) 12時52分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
全く同感です。そして、同じ事を憂いています。
しかし考えてみれば、我々が新人の頃はどうだったのかと考えると、同じ認識だったのだと思います。ただ強制的にやらされた結果、仕事の本質を見る目も養われた。だから「タチヤ」の仕事のさせ方が見直されているのだと思います。その本質から、どう今の仕組みの組み入れられるか。思案のしどころですね。
投稿: てっちゃん | 2012年1月26日 (木) 06時10分
先日、名古屋のタチヤの話題出てましたね。
私も名古屋在住ですので、ちょくちょくと家内と買物がてら行くのですが、活気があふれいかにも「商売してる」雰囲気が感じられます。活気あるので当然商品も新鮮に見えるし、ちゃんと利益取ってる商品も上手く安そうに演出している。これは、私達も当たり前にして来た商売なのですが、最近の若い従業員には出来ない。コンプライアンスで商品は本部任せ、だから
商品知識や値頃がつかめない。時間管理で市場にも行かない。売場ではパート以下のワーカー
になってしまう・・・当然売場に面白さがない。商品に愛着がないから売る気がない、活気がない。決して社員が悪いとは思いません。
こんな風土にしてしまった会社が悪い。でも
当の私も管理職=会社側の人間・・・
仕事の楽しさをどこで覚えさせていけばよいのか・・・ 最近、こんなジレンマに悩んでいる毎日です。
投稿: dadama | 2012年1月25日 (水) 16時33分