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2012年1月 7日 (土)

年末計画と送り込み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年思う事である。

 “なぜ、こんな場面で送り込みがあるのか?”

年末とは、バイヤーにとっても店舖にとっても、昨年の反省を盛り込んだ情報に今年の計画を上乗せして、期間トータルで売上計画と数量計画を蜜に練り上げて臨むイベントである。

 要は、ギチギチに固まってしまった計画である。

更に、クリスマス以降は、売場がいくつあっても足りない程の「際物」が店舖所狭しと陳列されていく。

それは、店舖計画でレイアウトも決定して展開する為、余剰スペースなど有り得ない。

 そして、それを回転させていくオペレーションも然り。

余剰在庫を回していくオペレーションは存在しない。
事前に人員計画を組み、予定数量を予定通りに回していく割り当てでいっぱいいっぱいなのだから。

 要は、普段の緩みのある場面ではまったく無い。

事前に配列されたレイアウト上に、突然の送り込みを組み入れる余裕など全くない。

 この送り込みで、売上を補完してくれ。

そのような場面では無い、と言う事だ。

送り込みにも、いろいろな理由があると思っており、送り込みを否定している訳ではない。

 急激な相場安で、瞬間的な買いを得た、送り込み。
 政策的な品揃えを、即対応しなけれならない、送り込み。
 取引先との契約で、数量調整出来ない商品の、送り込み。

しかし、年末という時期、何故の送り込み?と疑問せざるを得ない送り込みは慎まなければならない。

 その送り込みで、何が、どう、影響するのか?。

その影響度が適正である事を、送り主が、明確に証明出来ない限りは、全てを狂わす元凶の元である。

長年、年末等を繰り返してくると、ある法則がある事を知る。

 事前計画ほど、結果的には正解。

綿密に立てた計画。
しかし、日別の動向は必ずしも、事前計画に沿っては進行しない。

 でも、結果的には、期間計では帳尻が合う。

今年なども、その通りの年末であった。
違ったのは、鮮魚の御馳走商材だけだった。
途中で、焦って、商品を追加したり、放出したりした分が、31日にシワ寄せとなって現われる。

 在庫管理。

在庫を持たなければ、売上は立たない。
しかし、過剰在庫は、全てのオペレーションを狂わす。

 その為の、事前計画。

冷静な頭で練った事前計画ほど、信頼できるものは無い。
それを信じて年末に臨み、冷静に大量の物量を動かす。

 バイヤーも店舖も、もう一度立ち戻る必要がある。


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コメント

ふるたさん、新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
改めて想うのは、「年末商戦」に遊びは無い、ということですね。
遊びとは、いい加減にとかではなく、潤滑油的な場面ということです。
ただでさえ普段の3倍~5倍の売上を記録する場面、更にアイテムも増加し際物商品で埋め尽くされる場面。
全てが非常にタイトな場面の連続。
それは、日ごとに売場を切り替えていく行動とそれを支える心にも言えること。
そんな現場の心理的状況の変化と、バイヤーの認識のズレなのかなぁ~。
ふるたさん、今年も良い影響をし合いましょうね。

投稿: てっちゃん | 2012年1月10日 (火) 11時44分

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

送り込みは、当社でもかなりありましたね。
ほんとに書かれている通りで、売り上げよりも売変とかロスとかに貢献しているとしか思えない送り込み商品もありますよね。

本部、バイヤーが、考えていることは、理解できないですね。

年末は、特に商品の数量とかも計画されているはずなのに切羽詰っての送り込みとか配分って本部の仕事に対する姿勢に疑問も感じます。

僕は、現場偏重主義ではないけど・・・

現場をみない本部組織には、常々、疑問を感じています。

投稿: ふるた | 2012年1月10日 (火) 10時33分

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