研修生の努力
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨年同様、今年も「養護学校生」を受け入れることになった。
先日、その子と親御さん、そして先生と打合せをした。
初対面の、その子の印象は?
“元気のいい子だなぁ~”
挨拶がしっかり出来ている。
人と人との関係は、全てここから始まるものだ。
挨拶とは、初対面の人を図る最大の尺度。
それが全てではないが、ほとんどの対人関係の中で、お互いの挨拶を交わして、その後2度と逢わない関係が、如何に多いか。
そう考えると、挨拶の大切さがわかろうと言うものだ。
その日は、それで別れた。
次年度になるが、楽しみではある。
そして、数日後に、部下から連絡が入った。
「店長!、店内でメモを取っている、若造がいるんです」
「なぁあにぃい~っ!。」
そんな輩(ヤカラ)がいると、必ず私に連絡が入る事になっている。
以前にも記したと思うが、別に店内で写真を撮ったり、メモをしたりするのをシャットアウトしている訳ではない。
コソコソやるな、と言う事だ。
名刺を差し出して、一言ことわってくれれば、良い事なのだ。
部下から聞いていて、もしやと思ってはいたが、店内に入って、メモをしている若造を見て、“やっぱりな”と思った。
次年度から研修に入る、あの子が、店内のレイアウト等をメモしているのである。
その子の希望で、品出し(グロサリー)を研修してもらうことになっていたのだが、事前に店内のレイアウト場所を覚えてきて、我々の仕事の支障にならぬようにとの気遣いからの行動なのだろう。
それは、本人の意志なのか、先生や周囲の方のアドバイスなのかは分からない。
しかし、事実、その子がここでメモをして事前研修をしているのは紛れもない事実である。
“凄い!”
初顔合わせでの元気な「挨拶」といい、今回の「事前研修」といい、そこらのボンクラ高校生よりは間違いなく出来る子だと思う。出来は別にしても、共に仕事をしたい相手だ。
そんなやる気のある子を磨いていく事も、地域貢献。
おこがましいようだが、せっかくやる気を示している人間には、大いなるチャンスを与えてやりたいと思っている。
努力しだいで、チャンスは巡ってくること。
そんな「場」を設けてやって、自信をつけさせること。
それが、このような「場」での地域貢献であり、社会貢献であると思っている。
年末を前にして、楽しみが増えた瞬間だった。
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