競合出店の意味
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
来年もまた、慌ただしい一年になりそうだ。
競合店が、更に数店出店の予定が見えてきた。
“この狭い地域に更に出店して採算が合うのか?”
その問いにはお構いなしに、競合は出店し続けるのである。
そして、それに合わせて、各社は対策を講じる。
改装、商品マッサージ、対策チラシ、業態変更等。
目先の変革は目指すが、意外に基本を見直す企業は少ない。
競合が出店する、とは?。
更に、自社の商圏が狭まり、客数が減少し、結果的に売上が減少する現象(オヤジギャグではありません、念のため)。
特に、競合が出店するエリアを中心に、2K商圏のお客様は、自店に対する来店頻度は大きく影響を受けるだろう。
更に、その中間に競合店が存在する場合は、その競合店の影響度合いは加速度を増す。
逆に言えば、その影響を受ける競合店も大いに対策を打つだろうから、その余波が重なって当店に影響することも大いに予測出来る。
それでも当店を利用してくださるお客様も存在する。
距離的に、販促的に、そして品揃えや安心感から。
カテゴリー的に、買い回りをするお客様も増加するだろう。
チラシに左右されて、買い回りするお客様も同様だろう。
当面は、そんな綱引きが繰り返される。
しかし、最後は、その綱引きから身を引いていく。
その結果が、「落ち着いた」と言う状態か。
オープンから2週間で訪れる「落ち着き」状態。
お客様は、心理面でどんな「落ち着き」に至るのか?。
“一度で買物を済ませられる場所は何処か”
その場を見つけたという「落ち着き」である。
“どんな場面でも期待に応えれくれる「買物の場」”
そんな評価を下した店舖へ、帰属するのである。
店長は常に、自店のワンストップショッピング性を見る。
だから、強み弱みの把握をし、ワンストップショッピングを妨げる弱みを潰し、自社の強みを増殖させ、それを突破口にして、競合に対してワンストップショッピングの利便性を強調していく事が、最大のポイントとなる。
お客様のワンストップショッピング性の確立の高まり
が、帰属性を高める最大のキーワードとなるのだ。
また来年一年間、その事に磨きをかけて、自社のワンストップショッピング性を高めていき、結果的に企業としての集客レベルを高めていくのである。
そんな機会を与えてくれる競合出店に、乾杯である。
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コメント
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
商圏の厚い地域で商売をしようとすれば、絶えず競合に晒される運命にあると思います。
そこに出店したと言う事は、その運命を背負って戦っていくと言う事。避けられない運命ですね。
そして、その都度企業の基本力が試されていく。
是非、その基本力をその都度磨いていきたいと思っています。
遠く離れてしまったようですが(笑)、今後ともよろしくお願い致します。
投稿: てっちゃん | 2011年12月25日 (日) 00時01分
てっちゃん先生、お疲れさまです。
おもちゃの町に出来るって噂ですね
さらにNEC跡地にも近年に出来るとか…
会社の基本力が試されるときですね
相手の事はよく見えるけど自店の事となると見えてないと事が多くて、私はまだまだです(笑)
私は今、栃木を離れて他県で勤務となりましたが、陰ながら応援しています。
投稿: 通りすがり | 2011年12月24日 (土) 14時10分