一年で一番長い日
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
私個人としては、12月30日が「一年で一番長い日」だと思っている。
“えっ、31日が一番長いんじゃないの?”
31日は、気分的に「明日は休日」という安堵感が漂う。
しかし、30日は「売上面」も「作業面」も「在庫面」も考えると、まだ先が見えないという不安感もあり、精神的には圧倒的に長さを感じる日である。
そんな年末への認識は、私が鮮魚担当者だった時からのものだ。
当時の鮮魚部門は、「練製品」も担当していた(今も鮮魚部門に属する企業もあるだろう)。
よって、その練製品と合わせて、膨大な在庫との戦い、そして売場の補充、人のマメジメント等、全てが通常の10倍ほどの物量に溢れかえる状況に変化するのである。
“あの物量を前に、頭が真っ白にならぬ者無し”
練製品はその後、デイリー部門に移管したが、店舖で見れば30日の物量は相変わらず同じである。
よって、作業量は31日より30日のほうが多い訳で、作業的にも精神的にも30日の圧迫感は、一年で一番重圧のかかる日である事は間違いない。
しかしその後、物量に対する免疫が出来てきた。
なぜか。
モチベーション管理が出来てきたからだ。
30日に向けて(というより年末へ向けて)、精神的な高揚とモチベーションを高め、あの物量を目にしても精神的な動揺を抑えようとするコントロール力が着いてきたのだと思う。
突然の出来事から、予定通りの出来事への変化。
膨大な物量を受け入れる精神状態。
そして、それを事前にコントロールしながら受け入れ準備を整えていく。
年末という場面
ありとあらゆる状況が、一瞬にして変化していく状況。
経験すればするほど、事前の意識の高揚の高まり
はエスカレートしてくる。
その最大のピークが、30日に頂点に達するのだ。
本日が、いよいよ、その30日当日。
このブログをゆっくり見ている暇も無いでしょう。
そして、ベテラン店長や現場の担当者になればなるほど、こんな事は言われなくても、自らのモチベーションコントロールを施しながらこの日を迎えている事でしょう。
精神的にも、マネジメント的にも、準備万端にて30日を迎え、一年で一番長い日を迎えようとしていると思われます。
お互い、一番長い日を迎える心の高揚を保ち、
部下達の勇気に感謝し、売場に立ちましょう。
ちなみに、一年で二番目に長い日は、12月25日。
日本国民が楽しみを終え、修業へ向かう切り替え日。
そして、一年で三番目に長い日は、12月31日。
お客様の一年の評価を、謹んでお受けする日。
如何に、この一週間が長い日の連続か。
読者の皆さん、耐えどころです。
頑張りましょう。
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コメント
こうじさん、コメントありがとうございます。
本当に、今日は一年で一番長い日でしたね。
午後6時以降は、明日31日へ向けての売場変更を相次いで実施していました。
おせちを縮小して、そばの売場を平台へ拡大他、鮮魚、青果等もやるべき事を確実に実施して明日へ備える。妥協を許さない一日がようやく終わり、いよいよ泣いても笑っても明日一日を残すのみ。
悔いの無い大晦日を迎えましょう。
投稿: てっちゃん | 2011年12月30日 (金) 23時56分
おはようございます
ブログを見て更に気持ちが高ぶってきました
一年で一番長い日戦いの場へ行ってます
お互い最高の日にしましょう
投稿: こうじ | 2011年12月30日 (金) 05時52分