ステージを引き上げる
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
いよいよ最終月。
お客様に頂く、評価月。
と、まぁ、こんな書き方をすると、今月を特別視して意識を変えなければならないのかと思われてしまうが、ある意味、その通りだと思う。
はやり、12月からは特別視していかなければならない。
それは、ボーナスも入り、何かと物入りの時期でもあり、お客様の財布の紐が緩んでくる時期でもあるからだ。
ギフトの需要や、みかん箱の需要、更には越冬野菜等の需要等、年々縮小傾向にある商材ではあるが、需要としては拡大してくる時期。そんな商材を求められるお客様を中心に、食に対する意識の中に、「たくさん買えばお得」という認識が潜んでいる事は否定できない。
そうだとすれば、
やはり、今月からの売場造りからは、ステージを切り替えて、ワンステップ・アップを図っていかなければならないと思う。
ステージを切り替えるとは?。
販売計画や陳列方、そして単品量販の考え方を、普段から年末へ切り替えることであり、結果としての売上金額の見通しを切り替えていく事である。
“てっちゃん、もう、そんな時代じゃないでっしょ!”
そんな声が、バンバン聞こえてきそうだが、もう一度考えてほしいのです。
「我々がその気にならなくて、お客様には伝わらないでしょう。」
そして、それをしっかり伝えている所に、お客様が集中するのだと思う。
だから、売場で伝える事が大切なのだ。
例えば、12月3日は「みかんの日」。
みかんの需要は、このタイミングから拡大してくる。
いや、拡大させなければならないのだと思う。
12月3日の「みかんの日」を絶好のタイミングと捉えて、箱売りを大陳して需要を喚起していく。
それでは、どんなみかんを売っていくのか?。
美味しいみかんだ。
企業により、千差万別ではあるが、美味しいみかん。
価格に関係無く、美味しいみかん。
11月までは、とりあえず、自家消費用のお買い得品でも良かったが、いよいよこの時期のお客様は、贈答用のみかんを探し始める。
その前に、試食で購入する。
タイミング良く、そんなみかんを前面で販売している店舗。
この店舗はお客さまのロイヤリティーは確実に上昇する。
それは、結果として、そうなるのであって、それを意識的にコントロールするかしないかの行動力を、我々は問われるのである。
この「意識の差」が、翌週のボーナスサンデーからのみかんの需要に大きく左右していくのだろう。
とりあえずは、「みかん」を事例として取り上げたが、その他諸々の商品に関しても、販売計画のステージを上げていかなければならないだろう。
「白菜」然り、「たこ」然り、「牛肉」然り、「ハム」然り、「煮豆」然り、「昆布巻き」然り。
全ての商材に、意識的にならなければならない時期なのだろう。
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