競合対策チラシ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ある、店長仲間との会話から。
「いやぁ~、競合出店が一年周り、業績回復ですよ」
「それは良かったね。でも、対策チラシの影響は?」
「出店時に一回だけで、後は無かったんですよ」
「そうか、それじゃ、数値的な回復は早いね」
「そうなんです。だから今は余裕ですよ」
そんな会話を交わした。
競合対策チラシ。
通常は、競合出店から継続して対策チラシを蒔く企業が多い。
しかし、彼の店舖は、たった一回きりの対策チラシを蒔いたのみで、その後は自力で対策を講じてきたらしい。
その結果が、数値回復に大いに結びついているらしい。
競合対策チラシを打たない事が、業績回復を早める要因?。
それも一理あるだろう。
しかし、簡単に言うが、それまでの一年間は厳しい期間を過ごす事も覚悟しなければならない。
事実、彼は、こうも言っていた。
「しかし、この一年間は、身の縮む思いでした。」
競合出店を受けて、一度きりの対策チラシで、その後は思い切り逆風の吹く中での店長業務。
それはそれは、長い一年間だったろう。
しかし、一周年を経過し、その数値反動が待っていた。
「いやぁ~てっちゃん、競合出店対策チラシなんて、
やるもんじゃないですね。やらなくて良かったですよ」
なるほど。そういうものか。
しかし、どうなのだろう。
格上の店舖がその手法を取るのであれば、わかるが、格下の店舖の場合はそうも言っていられないだろう。
格下が、徹底して抵抗しなくてどうするのだ。
自社や自店は、どんな立場なのか?。
地域のお客様からは、どんな目線で見られているのか?。
まだまだ、認知度が低いのであれば、必死になって自らの立場を主張していかない限り、お客様の合意は得られないと考える。
そして、そんな主張が、結果的に自らの店舖や企業を強化し磨いていく事になるのである。
それは、ある意味、今大手と言われている企業の歩んできた道でもある。
アクセルと踏むと言う行為。
それは、大手を相手に自らを主張して、企業同士の戦いから、個店対個店のゲリラ戦に持ち込み、地域のお客様の評価を得る事である。
そんな人材育成が、まずもって重要なのだ。
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