目から鱗
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、私の仕事観というか、仕事への捉え方がまた変わって来たように自ら自覚している。
それは、以前からその著書を紹介している「小阪裕司」さんの、著書に触れてからである。
ふとしたきっかけで、レジチーフから紹介された著書を読んでから、「目から鱗」が落ち、その後彼のホームページに記されてあった著書を、計4冊購入した。
おもしろいのは、彼のホームページを覗くと、いろいろな著書が紹介されているのだが、その著書を読む順番まで記載されているのである。
それも、タイプ別に、「ノリで読むタイプ」と「理論づけて読むタイプ」に区分けて記載されているのだ。
私は、その中でとりあえず、理論編3冊とノリ編1冊を購入した。
そして、過去の記事に、そのうちの理論編2冊を乗せた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-4a15.html
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-3474.html
そして今回は、ノリ編で購入した「儲けを生み出す、悦びの方程式」を紹介したい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569628826/tetu0358-22
ノリ編の著書の為、従来の2冊とは趣が多少違っている。
まさに、ノリを本にすると、こういうノリとスピード感になるんだ、という軽快感である。
そして、だからと言って無秩序に羅列されているわけではなく、しっかりとフレームワークに納めているところが分かりやすい。
そして、これだけ同じ作者の著書を読んでいると、やはり仕事観が変わってくるものである。
変わったと言うよりも、「より強い信念を得た」というほうが確かかもしれない。
そ以前は、漠然と描いていた売れる仕組みや仕事に対する姿勢が、今回彼の著書に触れることによって、明確にその流れが掴めてきたという印象である。
この本では、私が思い描いていたイメージを、より先行してグイグイ引っ張っていってくれるのだった。
まずビックリさせられたのは、
「商品の事を忘れろ」
と言うことだ。
まずあなたは、自分の取扱商品、品揃えの商品、競合と競争する商品を、ひとまず頭から外せ、と。
そして、普段リピーターとして買物に来てくださるお客様の事だけを考えろ、と。
そこで私は、いつもご夫婦で来店される5組のお客様の事を思い描いた。
そのお客様の事を思い描いたら、そのお客様が喜ぶ場面を思い描け、と言う。
どんな場面か?。
勧めた商品が美味しくて、喜んでくれた場面。
そう、その喜びが、繰り返し繰り返されるから、お互いに悦びに繋がり、日々繰り返し来てくれるのだ。
それは、一つの商品では無い。
当店に品揃えされている、あらゆる種類の商品である。
決して、安く購入したからといって、喜んではくれない。
あなたに勧められたものを購入して満足したから、悦びになり、また来てくださる。
商品は何だって良かったのだ。
とは言っても、喜んで頂くには、自信を以って勧められる商品でなければならない。
だから、競合店よりも強い商品をセレクトしなければならないのだが、その強い商品でお客様に悦んで頂く事に全力を傾けなければならないのだ。
お客様に悦んで頂く為に、どんな事をしても、その商品をお客様に提案して美味しさを表現して、購入していただく。
その事に対する仕組みを、どう構築していくか。
それが、この本の軸である。
前記2冊と違い、この本は感情に訴えた説得力がある。
特に現場の年配の担当者や店長、更に、女性の方が読まれても、すぅ~っと心に入っていく書かれ方をしている。
そして、この本によって、前2冊と相まって、商売感がまた少し変わってきた事は確かである。
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